2017年9月21日 (木)

うなぎのぼり

鰻と言えば夏の食い物と思われがちだが、鰻だって夏バテをするから夏場は当然味が落ちる。私の母方の実家は鰻屋だったので、子供の時分は一年中鰻ばかり食わされた。そんな食生活を過ごすうち、漠然と夏の鰻は不味いものだと刷り込まれた気がする。どこの店も繁忙期を迎えて、夏場は良い鰻がなかなか手に入りづらかったことも、理由のひとつかも知れない。

であるから、敢えて夏に鰻を食べる風習は子供心にも不思議で仕方なかった。平賀源内が「土用の丑の鰻」を発案したのは、味の落ちる夏場に売上が激減する鰻業者からの依頼だったとする説は、「冬こそ冷たいビール!」とか「暑い夏だからカレーうどん!!」みたいなセールス手法に近いものを感じるわけだが、それでも今日まで続く習慣だと思えば、あながちバカにもできない。

ところが、養殖技術が格段に向上した昨今では、夏でも冬でも味に大差はないという声も聞く。土用はとうに過ぎ、かと言って秋と言い切るにはまだ躊躇いも残る先週末、大和の老舗『最上川』にて鰻を味わう集いに参加させていただいた。

Mogami 

ところで、我が国の競馬メディアは「鰻上り」という言葉が好きなようである。たいていはデビュー前の2歳馬がトレセンに入厩した直後や、新種牡馬の産駒が続けて勝ち上がったりした時に使われることが多い。

今週土曜の中山でデビュー予定の2歳馬・グランドピルエット も、入厩以来評判が鰻上りの一頭だ。なにせ一週前追い切りで古馬オープンのセンチュリオンをアオってしまった。父は評価急上昇のロードカナロア。母が2009年の京王杯AH勝ち馬・ザレマという母系も評価を押し上げている。だが「鰻上り」の語源を紐解けば、「両手でかわるがわる掴もうとしても、上へ上へと逃げてしまう様」とも。そう聞くと「鰻上り」という言葉には、若干の縁起の悪さも同居する。

Unagi 

ともあれ旬の鰻は何物にも代え難い。身はぷっくりと太り、脂も一段と乗ってくる。その旨さと、爽やかな香りの両方を味わうなら白焼きがいちばんだという。そうおっしゃったのは、誰あろう岡部幸雄元騎手。釣りが趣味の岡部さんは、自ら利根川に船を出して、天然鰻を釣り上げるほどの腕前の持ち主だ。

「コッテリしているのにギトギトしない。言葉にならない美味しさだよ」

Mogami 

岡部さんはロードカナロアのお母さんレディブラッサムで3勝を挙げている。そういう意味ではロードカナロアの、ひいてはグランドピルエット誕生の立役者のひとり。そんな人物の言葉を聞けば、是非とも利根川の鰻も食べてみたくなるものだが、易々と手に入る代物でもない。こうなったら、評価鰻上りのグランドピルエットの単勝にドカンとつぎ込んでみようか。滝さえも上るという鰻のパワーにあやかって、中山の坂をスイスイと駆け上がってほしい。

 

***** 2017/09/21 *****

 

 

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2017年9月20日 (水)

リピーター対決

TVの街ぶらロケで有名な川越にやって来たついでに、気になるうどん店に立ち寄ってみた。

Mise 

『藤店うどん川越店』は、これまたTVのグルメロケで有名な人気うどん店の支店。さいたま市西区にある本店は駅から歩くには遠く、30人待ちの行列も珍しくないが、こちらは川越駅から徒歩10分で12時半時点の行列はゼロだから断然こっちの方が良い。人気ナンバーワンメニューは肉汁うどん。うどんの量は並、中、大の3種類から選ぶことができる。

注文からわずか2分。早くもうどんが運ばれてきた。

Udon1 

人気の秘密は「安い」と「美味い」に「早い」を加えた三拍子が揃っていることであろう。10人以上いるスタッフさんは大半が女性。彼女らがてきぱきと動いて、待ち時間のストレスを感じさせない。うどんは見込み茹でだが、客の回転が早いから、実質的には茹でたてが味わえる。

Udon2 

純白のうどんはガシッと歯ごたえがあるタイプ。のど越しを楽しむというよりは、よく噛んで小麦の風味を味わいたい。つけ汁も濃厚な味わいで、バラ肉とネギがたっぷり入っている。豚の脂が滲み出たつゆの旨いこと。ややもすればくどさを感じかねないところだが、それをネギがサッと抑えてくれる。これぞ武蔵野うどんの真骨頂であろう。

Niku 

客の大半はリピーターのようだ。毎日食べても飽きぬ味がここにある。こういう店に気軽に通える川越の人が、少し羨ましい。

さて、リピーターと言えば、今日は浦和でオーバルスプリントが行われる。

レーザーバレットが勝てばこのレース3連覇。サイタスリーレッドが勝てば戸崎圭太騎手が4連覇を果たすこととなる。昨年までコンビを組んでいた両者が、今年は別の人馬とコンビを組んだことで、珍しい「リピーター対決」が実現した。

しかし人気はサイタスリーレッドが2番人気で、レーザーバレットに至っては5番人気。皆さん、リピーターには興味ないんですね。

Ovalsprint 

しかし勝ったのはサイタスリーレッド。そして2着はレーザーバレット。なんのことはない。リピーター同士の1点で馬券は取れた。簡単じゃないか。

戸崎騎手はこのレース4連覇。敗れたレーザーバレットにしても3年連続連対だから凄い。この両者が来年もオーバルスプリントに出て来ることを期待しよう。来年こそは馬連1点勝負。戸崎騎手がレーザーバレットに乗れば単勝1点勝負だ。

Location 

ところで、競馬場内にTVのロケ隊を見かけた。この後ろ姿はテレ玉のマスコット「テレ玉くん」ですね。そういえば、今日のオーバルスプリントはテレ玉杯の冠レースだった。

 

***** 2017/09/20 *****

 

 

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2017年9月19日 (火)

きじや@すすきの

むかし札幌競馬場最寄の桑園駅に直結するガード下の飲食店街に、「きしめん」の専門店があった。入店を果たす前になくなってしまったのだが、北海道にきしめんなんて珍しいと思ったので印象に残っている。

そんな珍しいきしめん専門店を、昨夜札幌のホテルの近くに発見してしまったのである。その名も『きじや』――――。あれ? このお店、桑園にあったお店と同じ名前じゃないですか? ひょっとして移転してきたのかしらん。

麺は自家製。それゆえか、適度なコシがある。名古屋ではたまり醤油が定番のツユも、こちらは薄めの味付け。札幌の人の好みに合わせているのであろう。ダシの利いたツユ。そこに、ふっくら軟らかなあげが乗ったきしめんは、飲んだあとの胃袋にとても優しい。

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聞けばやはり桑園にあったお店だった。ただ、桑園の前はススキノで営業していたそうなので、そういう意味では「戻ってきた」というのが正しい。札幌では希少なきしめん専門店だけに、今後も長く続けてほしいところだ。

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くろべこ@平取

昨日の話。

台風が近づきつつある札幌を昼前に脱出し、道央道から日高道をひたすら南下。すると奇跡的に雨が止んだではないか。気を良くして富川インターで高速を降り、平取方面へ走ること5分。左手に紅紫色の一軒家レストランが見えてきた。その名も『くろべこ』。地元の「びらとり和牛」を専門としたレストランと精肉直売のお店で、休日の昼時には地元客と観光客が入り混じり、数十分待ちになることも珍しくない。……が、昨日はスンナリ。ま、台風でしたからね。

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最近ではレッツゴードンキ、古くはサイレンススズカ、フラワーパーク、ダイタクヘリオスなど、サラブレッド生産も盛んな平取町だが、黒毛和牛の生産も同じくらいの歴史を誇る。その肉質は高い評価を受けており、札幌のミシュラン掲載店が買い付けにくるほど。そんな貴重なお肉をカジュアルに味わえるのだから、人気を集めるのも仕方ない。

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安さの秘密は「一頭買い」だという。よく聞くやつですね。でも、一頭買いの場合、すべての部位を売り尽くさなければ商売にならない。そこで考案されたメニューが「和牛くろべこスペシャルステーキ」。さまざまな部位がてんこ盛りのステーキセットで、300グラムのボリュームがありながら1680円。オトク感もボリュームも満載だ。

ただ、同行者が注文した「和牛100%荒挽きプレミアムハンバーグ」(1580円)を一口もらうと、これが美味しいのである。ハンバーグの概念が変わったと言えば大袈裟だが、それに近い衝撃を受けた。次回はぜひこちらを注文しよう。

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2017年9月18日 (月)

大喜寿司@澄川

雨が上がりの札幌は昼より暑さが増してきた感がある。あっという間の台風。むろん長居されても困るのだけど、飛行機も飛び始めているらしい。これなら今夜のうちに帰れたなぁ……。

ともあれ札幌にもう一泊することにした。空港の混乱に巻き込まれるのも嫌なんでね。おかげで「全国8位」の朝食をもう一回食べることができる。いや、それだけでなく、こちらのお店にもお邪魔することができるのだからヨシとせねばなるまい。

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先月もお邪魔した札幌澄川の『大喜寿司』。こちらのご主人とはもう20年の付き合いになる。鮨と日本ハムファイターズと、そしてコスモバルクをこよなく愛するまさに好漢そのもの。もちろん鮨が旨いのだが、鮨以外の一品料理も出色の旨さで、鮨が出てくる前のつまみだけで満腹になり、泣く泣く鮨をあきらめることもあるので、そこには注意を払いたい。

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海老好きの方は大将にそう伝えてみよう。ボタン海老+甘海老の“ダブル海老握り”を是非味わっていただきたい。海老の甘味を心ゆくまで堪能できる。ちなみに隣は海老ミソの軍艦。これも美味い。

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かつて私が札幌に来るときはたいてい日帰りだった。つまり札幌競馬である。それでも競馬場を16時半に出てタクシーと地下鉄を乗り継ぎ大喜寿司が開店する17時ジャストに店に着き、椅子に座るなりトンと出された生ビールをひと息で飲み干していた。そこでようやく「あぁ、札幌に来てるんだなぁ」と実感するのである。

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しかし時間との戦いはまだ続く。食べて飲んでを2時間でスパッと切り上げ、またタクシーを飛ばして札幌駅へと戻り、駅構内のチェックイン機で搭乗手続きを済ませてら、20時の快速エアポートに乗れば、羽田行きの最終便に間に合った。ただし、どこか一カ所でもトラブルが発生すると、最終便に乗り遅れるというこれ以上ない悲劇に見舞われるので注意が必要。それを思えば、今夜の延泊は正解であろう。台風に感謝せねばなるまい。ただし明日は早起きだ。

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2017年9月10日 (日)

千葉のウエスト

中山競馬場の脇を通り過ぎて、今日も千葉の八街方面へ。競馬場も混んだようだが、好天の日曜とあって帰りの高速道路も混んでいる。18時の時点で、京葉道路は花輪を先頭に市原までずーっと渋滞中。いつものこととはいえ、これではいつ東京に着けるのか分かったものではない。

一向に進まぬ高速道路に見切りを付け、貝塚で降りてみた。前から行ってみたい店があったのである。東金街道を千葉方面へ。間もなく左手に『ウエスト』という大きな看板が見えてきた。

Mise 

福岡在住の方には説明の必要はあるまい。九州北部を中心に店舗を広げる老舗のうどんチェーン。やわらかくて滑らかな博多特有のうどんを気軽に食べることができると、博多っ子の人気を集めている。実は先日小倉に行った際に、現地のお店を訪れたかったのだが、残念ながら時間と胃袋の空きが足りなかった。

ところがそれが千葉でも味わえるのである。渋滞に無駄な時間を費やすくらいなら、ゴボ天うどんを食べていた方がずっと良い。せっかくなので丸天も別皿で取ってみた。さあ、いただきます。

Udon 

うどんは期待通り。ふんわり柔らかく、喉越しはツルリと爽快。

アレ?と思ったのはダシである。いや、厳密にはダシが悪いのではない。問題はこの白いネギ。以前、博多で食べた『ウエスト』のうどんは間違いなく青ネギだった。なぜ同じものを使わないのだろうか。アジコとイリコをふんだんに使い「五島灘の塩」で味を調えた―――と謳うこだわりのダシも、この白ネギのせいで安っぽい駅の立ち食いそば屋のように感じられてしまう。

関東の『ウエスト』各店舗では、「うどん」ではなく「そば」をウリにしているようだ。冒頭の店の看板で、「博多うどん」より「生そば」の文字の方が先に書かれているのもその証であろう。関東人の嗜好をリサーチした上での経営判断であろうか。ちなみに、そばを注文すれば3玉まで増量無料らしいが、うどんにそのサービスはない。

そのかわりにメニューには「替え玉」の記載がある。もちろん有料。なんとなく悔しいのでそれを頼むと、こんな器で運ばれてきた。

Kaedama 

「替え玉」と言うからには、麺のみが湯を切った状態で入っているのだろうと思ったのだが、この器には控えめながらもダシが張られている。ということは実質的にかけうどんではないか。ここに丸天を載せたら、丸天うどんになるぞ!

で載せてみると……。

Futa 

フタです(笑)

でも結果的にこっちの方が美味かった。白ネギが入ってないですからね。

店内のメニュー表示もそばが中心で、うどんは裏面に追いやられている。関東の『ウエスト』は蕎麦屋さんであった。そんな事情があの白いネギを使わせているのかもしれない。いずれにせよ、うどん好きにとっては肩身の狭い話。果たしてあれで「博多うどん」を名乗れるのだろうか。客にそんな心配をさせないで欲しい。

 

***** 2017/09/10 *****

 

 

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2017年9月 4日 (月)

【小倉うどん巡り①】どきどきうどん編

昨日も書いたから知ってると思うけど、昨日は小倉に足を運んだ。

Padock 

しかし今日のところは競馬の話はおいておこう。なにせ小倉は知る人ぞ知るうどん激戦区。「どきどきうどん」の愛称で小倉っ子に愛される肉うどんは、牛のホホ肉を使うのが特徴だ。戦後の小倉で生まれ、北九州全域で独自の進化を遂げてきた。あの博多華丸さんが最後の晩餐に「どきどきうどん」を選ぶほどだから、その味は折り紙付きであろう。

東京でも数年前からこのうどんを出す店をチラホラ見かけるようになったが、ブームと呼ぶには程遠い。だから本格的に味わいたい人は、こうして小倉まで来る必要がある。まあ、ご当地グルメとは本来そういうものなのだから、朝食もとらずに機中の人となった。

「どきどきうどん」の人気店はなぜか競馬場の周辺に密集しており、しかも早朝から営業しているらしい。朝メシを抜いてきたのはそのせいもある。

まずは競馬場から歩いて5分の『今浪うどん』。朝10時前という時間だというのに、むせ返るような混みっぷりに、正直たじろいだ。入店時は行列の無かった店の外も、食べ終える頃には5人が並ぶ有様。みなさん、朝から肉うどんイケるんですね。

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麺は太めで四角のストレート。博多系の“ふわやわ”を想像していると、意外にしっかり歯応えがあって驚かされる。いや、それよりも初めての人が驚くのは真っ黒なダシだろうか。だが、見た目ほどしょっぱくはない。脂と生姜の為せる業。素朴な店の佇まいも手伝って、どこか懐かしさを感じる一杯だ。

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店を出て徒歩1分。今度は『久野』の暖簾をくぐる。こちらのお店、なんと朝5時から営業しているらしい。

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こちらも地元のお客さんでほぼ満席。厨房からお母さんの元気な声が響く。メニューを見る限り、肉うどんは「大」「小」の2種類しかないようなので、注文を取りにきたお姉さんに「肉の小」と伝えたら、奥から「ニクニク(※肉増し)もできるわよー」という大きな声が聞こえてきた。そこまで言われれば頼まぬわけにはいくまい。

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麺はやはり固め。注文時に生姜やネギや脂を入れて良いかと聞かれることも付け加えておく。あと、ちなみに店内には博多華丸さんのサイン色紙が何枚も飾られていた。

Yama1 

続いてのお店はモノレール北方駅近くの『山ちゃん』。こちらも肉うどんが主力メニューだが、ペイシャルアス程度の連闘策ならまだしも、クリスタルバブルスばりの3連闘はさすがに厳しいので、ここはゴボ天うどんをオーダー。ゴボ天はこれから揚げるらしい。ここでも「ネギは入れても良いですか?」と聞かれる。あと、「肉の煮汁を入れても良いですか?」とも聞かれた。ハイ、お願いします。入れられるものは、なんでも入れてください。

Yama2 

ゴボ天はごらんの大きさ。その下に隠れる麺はこれまでの2店よりさらに固いような気がする。啜るときに麺が暴れるほど。こういうことは実際に来てみないと分からない。

Tsukemono 

どのお店にも取り放題の漬物が置いてあるのが嬉しい。キャベツや切干大根や明太子。そのせいかうどんと一緒にご飯を注文するお客さんも多いようだ。私もご飯を注文したかったが、“はしごうどん”を決め込んでいたので、やむなく自重。なにせ、このあともまだまだ食べるつもりですからね。続きは明日付で。

 

***** 2017/09/04 *****

 

 

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2017年9月 2日 (土)

北九州へのいざない

帰省してきたという知人から、お土産で明太子をいただいた。

Mentai 

『平塚明太子』は在りし日の石原裕次郎氏が贔屓にしていたことでも知られるが、その店が北九州市にあるとは知らなかった。ラベルに八幡東区とある。明太子といえば博多―――。そんな勝手なイメージを抱いていたことは否めないが、そんなこととは関係なく『平塚明太子』の明太子はしっかり辛くて美味い。

そして今日の昼メシに同行者が選んだ店は渋谷の『唐そば』。

Tohsoba1 

以前、渋谷のウインズに行く途中に立ち寄ったこともあるのだけど、私は博多ラーメンのお店だとばかり思っていた。ところがコチラのお店、もともとは北九州市八幡西区にあった人気店がルーツだそうである。たしかに博多や長浜に比べて麺が太いし、替え玉のシステムもない。メニューには「八幡ではラーメンと一緒におにぎりを食べるのが定番」と書いてあったりする。ふーん、そうなんですか。

Tohsoba2 

ラーメンを食べ終えてウインズに向かえば小倉9R「八幡特別」の発走が近い。ここまで八幡に縁が続けば買わぬわけにもいかぬ。予想をしている時間もないので馬券はこんな感じ。

Baken 

「八幡」だけに8枠総流し。普通ならこんな馬券が当たるはずもないのだが、これまでの流れからして何か奇跡が起こりそうな気がする。明太子からラーメンへと続いた「八幡繋がり」は、きっと「八幡特別で八枠を買え」という競馬の神様のお告げであろう。

―――が、当然ハズレ。競馬はそんないい加減な遊びではない。ちなみに本気を出して予想した北九州短距離Sも、アドマイヤナイトの激走の前に為す術なく玉砕。意気消沈して中目黒へ。そこで人が待っている。

Iwashi 

指定された店は、なんと『二◯加屋長介』であった。むろん私が決めたのではない。たまたま先方が予約した店がそこだっただけの話。むろん私としても異論はない。ただ、ちょっと薄気味悪いだけ。それでも競馬談義に華を咲かせつつ、いわし明太を肴に焼酎を飲み、鶏白湯うどんでシメた。

Udon 

それにしても、こうした一連の流れをいったいどう捉えればよいのだろうか? これだけ北九州を示唆させる出来事が続けば、さすがに偶然とは思えなくなってくる。

ひょっとしたら「小倉に行け!」という競馬の神様のお告げかもしれない。小倉は明日が今年の最後の開催日。行けば良いことがあるのかなぁ。

 

***** 2017/09/02 *****

 

 

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2017年9月 1日 (金)

馬糞の話

9月の声を聞いた途端、東京は涼しい日が続くようになった。朝などはむしろ肌寒いほど。夏も終わりですね。

8月の東京は記録的な長雨だった。計27日間も雨が降り、日照時間は1890年の観測開始以来最短を記録したらしい。そうなると気になるのは農作物。昨夏の台風で北海道産ジャガイモの収穫量が減少し、ポテトチップスが品薄になったことはまだ記憶に新しい。

ところで、美味しい農作物には良い堆肥が不可欠である。

「ばん馬toきのこto小麦の環」

そんな一風変わった名称の協議会が帯広で発足したのは、今年の4月のこと。構成メンバーは、帯広ばんえい競馬、マッシュルーム生産農家、小麦生産農家、小麦製粉会社、そして十勝産小麦を使ったパン屋さんの5者。ばんえい競馬が行われる帯広競馬場から出る馬糞から堆肥を作り、その堆肥でマッシュルームや小麦を育て、小麦を収穫したあとの藁を競馬場の厩舎で寝藁に利用する。そんな循環型生産のモデルを確立させることで、ばんえい競馬の維持発展にも繋げたいのだという。素晴らしいではないか。是非とも成功させて欲しい。

もともと馬糞の堆肥は牛糞や鶏糞に比べると臭いが少なく、肥料化の手間もかからないから肥料としての人気は高い。藁が含まれているのも土壌にはプラスとされる。

JRAの美浦、栗東の両トレーニングセンターでも厩舎から出される馬糞を肥料化して周辺の農家に販売している。化学肥料よりも割高であるにも関わらず、肥料生産が追いつかないほどの人気だという。笠松競馬でも馬糞を場内で堆肥化するための施設建設が計画されている。馬は生きているだけで人の役に立つ。それを我々はもっと知る必要がある。

一方で大学の馬術部などでは馬糞の処理に四苦八苦しているところも少なくないと聞く。馬糞事情も様々である。

競馬場とかトレーニングセンターのすぐそばに住みながら、競馬のことは何も知らないという人は、我々が思うよりずっと多い。堆肥であれ何であれ、競馬と近隣住民とのコミュニケーションを図るというのは、競馬にとって重要なテーマである。

Uni 

北海道のバフンウニ漁も昨日を以て終了してしまった。写真は積丹町『食堂うしお』の生ウニ丼。あの鮮烈な甘味は来夏まで味わうことができない。今年の夏は短かった。

 

***** 2017/09/01 *****

 

 

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2017年8月30日 (水)

雨の札幌にて

先日札幌を訪れた際、同行者の強い希望でテレビ塔に昇ってみた。

Sapporo 

天気が天気だけに展望台からの眺めは今ひとつだが、ここにやって来た目的は売店にある。テレビ塔と言えば、そのシュールなキャラクター「テレビ父さん」が人気を集めているが、同じ事務所がデザインした「ばんば君」のグッズがここに売られているらしい。

―――そんな情報を得てわざわざやって来たわけだが、1階の売店にも、3階の売店にも、720円の料金を支払ってはるばる辿り付いた展望台の売店にも「ばんば君」は見つからなかった。そこにあるのは真っ赤な「テレビ父さん」ばかり。ま、仕方ありませんな。

うな垂れてテレビ塔を降り、すぐ南側のビルの地下で暖簾を掲げる一軒へ。

Kagawa1 

「白石に美味しい讃岐うどんの店がある」という噂は以前から聞いていたのだが、なかなか訪れる機会に恵まれなかった。だが、数年前に大通り公園に移転してきたという。それならチャンスはあるのではないか。なにより札幌初のセルフ式うどん店のうどんをぜひ味わってみたい―――。そんな思いが実現したのは、降りしきるこの雨のおかげ。「雨もまた良し」の好例であろう。

Kagawa2 

うどんは手打ち。しかもセルフであるのに客の入り具合を見ながら、麺を切り、茹で上げているようだ。その麺はしっかりとエッジが立っており、ツヤも申し分ない。一口すすった途端、すぐに「美味い」と感じた。暖簾に「さぬきうどん」ではなく、あえて「さぬき風」と書いてあるのは本場の讃岐に敬意を表してのことらしいが、この味は本場にも負けてない。

Bamba 

ちなみに「ばんば君」のグッズは新千歳空港のお店を隈なく歩き回った末、ようやくポストカードとメモ帳を見つけた。このマッチョ感がたまらないですよねぇ。来週の川崎では、ばんえい競馬のイベントが行われるそうだが、この「ばんば君」のグッズは販売されるだろうか。

 

※ばんば君について詳しくはこちら

工房アルティスタ
http://kobo-artista.com/character/banbakun

 

***** 2017/08/30 *****

 

 

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