2018年1月20日 (土)

白天、赤天

今日は大寒。週明けはさらに冷え込むらしい。なにせ月曜は東京にも雪の予報が出ている。それなら競馬場に入る前に船橋法典『まるは』でうどんでも食べて、身体を温めておこうか。もちろん「白天」「赤天」のおでんコンビも忘れてはならない。

Oden 

「なんでうどん屋におでんが置いてあるんだ?」

未だに東京ではそう訝る人がいるが、香川ではうどんとおでんの組み合わせはごく当たり前。逆に香川の人が東京に来ると、うどん屋におでんが置いてないことや、おでん専門店があることに驚かされるという。まだまだ日本は広いですね。

そんなことを思いながら、白天と赤天の串をもぐもぐと食べる。白天は魚のすり身、赤天は海老のすり身。どちらもこれ以上吸えないと言わんばかりにダシを吸って、アツアツに煮込まれている。美味くないわけがない。うどんを注文したことを忘れそうだ。

しっかり温まったところで中山へ。

白天と赤天が美味しかったから、8レースと9レースでこんな馬券を買ってみた。枠連1-3。つまり「白」と「赤」ですね。

Baken 

8レースはダート1200m戦。内枠で行き脚がつかず、馬群に揉まれていたはずの5番人気のアースヴィグラスだったが、4コーナーで一分のロスもなく外に持ち出されるや、ゴール前の坂を矢のように伸びてくる。鞍上は横山典弘騎手。「うめぇなぁ……」。まだ勝負はついてないというのに、背後の客がそう呟いた。最後は余裕たっぷりの差し切り勝ち。だが、勝負の分かれ目は4コーナーのコーナーリングにあった。

8r 

続く9レースはダート1800m戦。押してハナを主張したパイロキネシストに、外からハイランドピークが競りかけてハナを奪うと、そのまま後続を大きく離して逃げていく。その差は7馬身、8馬身、9馬身、10馬身と開く一方。なにせハイランドピークの鞍上は横山典弘騎手である。楽に逃がしてはまずい。それで後続も仕掛けて3コーナー手前で早くもハイランドピークに並びかけた。

大逃げもここまでか―――?

一瞬そう思ったが典弘騎手の手は動いていない。するとあろうことか、1馬身、2馬身と再び後続を離し始めたではないか。5馬身、6馬身……。後続にはもう追い付く力は残っていない。いったいどこにこんな脚が残っていたのか。結果10馬身差の大圧勝だった。こんな競馬は滅多に見ない。典弘騎手の逃げは時に魔法の逃げである。

9r 

枠連1-3の「白・赤馬券」はどちらもハズレ。―――とここに至ってようやく気が付いた。「シロテン」「アカテン」にちなむなら、「ヨコテン」で良かったじゃないか。なーんだ。簡単だった。

 

***** 2018/01/20 *****

 

 

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2018年1月13日 (土)

渋谷の本気うどん

渋谷に馬券を買いに出たついでに、昨秋オープンした『山下本気うどん』を訪れてみた。

香川出身の元芸人・オモロー山下さんが手掛ける讃岐うどん専門店。新宿の名店『慎』で修業したというだけあって、うどんも本格的なもの。加えて山下さん考案のユニークなメニューも話題となり、一躍人気うどん店の仲間入りを果たした。本店は目黒にあり、渋谷は2号店ということになる。

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場所は並木橋交差点。大きなガラス窓が特徴的なその外観はカフェのようでもあるが、白壁にはしっかりとうどんが描かれている。

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カウンター席が中心の内装もカフェそのもの。女性客を意識していることは間違いない。実際、私がお邪魔した際は女性客の方が多かった。おひとり様の女性客もチラホラ。逆に競馬新聞を広げているようなオヤジ客は皆無である。

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人気メニューだという「カレボナーラ」を注文。

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その名の通りカレーとカルボナーラのハーフ&ハーフ。しかし実際に食べてみれば、白い部分はカルボナーラというよりはバターを載せたカマタマに近い。

まずカルボナーラの部分を食べ、次いでカレーの部分を食べ、しかるのちに双方をよく混ぜ合わせて食べる。カレーには牛スジ肉が使われていて、旨味は申し分なく、それでいてそこそこ辛い。辛いのが苦手という方は、早めに混ぜ合わせた方が良さそうだ。

ちょっと前までは、ウインズ渋谷のすぐ近くに『竹国』という武蔵野うどんを出す店があった。明治通りからウインズに曲がる角だから、「隣」と言っても過言ではない。むろんウインズに行くたびに立ち寄っていた。最初は馬券のついでだったはずだが、気が付けば馬券の方がついでになったような気もしないでもない。

だが、私と武蔵野うどんとの蜜月は唐突に終焉を迎えることとなる。『竹国』(晩年は『木田屋』と屋号が変わっていた)が突然店を畳んでしまったのである。

以来、私はウインズ渋谷からも足が遠のいてしまった―――こともなく、相変わらずセッセと馬券を買いに行くことは行くのだけど、うどん屋さんがなくなって困っていたのも事実。そんな私のような人間にとって『山下本気うどん』の出店は心強い限り。ウインズの「隣」とは言えないまでも、歩いて1分もかからぬ近さである。もちろん土日もオープン。しかも昼から夜までの通し営業というのも、ウインズ利用者には嬉しいじゃないか。次回はもうひとつの看板メニュー「タルタル鶏天ぶっかけ」を食べてみよう。

 

***** 2018/01/13 *****

 

 

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2018年1月11日 (木)

鏡割りか鏡開きか

今日は全国的に鏡開き。

―――と思ってたら、1月11日ではなく15日だったり20日に行う地域もあるらしい。しかも「日付はともかく、それを言うなら鏡割りだろ!」という主張が割り込んで、それに対して「鏡割りは樽酒じゃないのか?」とか「いやいや、あれこそ鏡開き」と議論百出して、おっさん同士の昼メシは紛糾した。

実際のところはすべて正しい。神様へのお供えものである鏡餅を刃物で切ることはタブーだから、手や木槌などで割って食べるのが慣わし。「鏡」餅を「割って」食べるのだから「鏡割り」である。ここまでは分かりやすい。だが、よくよく考えると「割る」も忌み詞で避けるべきであるから、いつしか縁起の良い「開く」という言葉に置き換わった。これは餅でも酒でも構わない。

実際には元日以前についた餅であるから、表面はカチカチに固まっている。刃物で切るにしても相当の労力が必要だ。私が子供の頃は金づちで叩き割って、ある程度の大きさに砕けたら、チリチリと焼いて汁粉に入れて食べた。さすがに雑煮にも飽きた頃合だから、甘い汁粉は正月の楽しみのひとつだった記憶がある。

そんなことを思い出しながら、コンビニでお汁粉を買って帰った。いや、実際には白玉ぜんざい。厳密には鏡開きのお汁粉とは異なるが、これ以外にないのだから仕方ない。

Zenzai 

岩手にゼンザイという馬がいる。サウスヴィグラス産駒の6歳牝馬。そのお母さんの名前がシラタマだから上手い。きっと白玉のごとき白い芦毛馬なのだろう―――と勝手に想像していたら、なんと栗毛だった。世の中、想像通りに物事は進まない。

スーパーで売られている最近の鏡餅は、見た目は鏡餅の形をしたプラスチックで、底のフィルムをはがすと、1個ずつ小分けされた切り餅が取り出せるようになっている。まあ、確かにこの方が食べやすいことは間違いないが、フィルムを開く様を見て子供たちが「これが本物の鏡開き」などと誤解しやしないか。鏡餅は切り餅の入れ物ではない。底面にびっしりカビが生え揃った、あのおぞましき光景も、まったく知らぬというのでは少々気の毒に思える。

しかも、近年では衛生面の配慮から、鏡開きの自粛を要請する動きもあると聞いた。こうなるとますますプラスチックが幅を利かせることになる。「鏡割り」か「鏡開き」かで揉めるのは我々世代が最後ではあるまいか。どちらの言葉も死語になる日が近い。

 

***** 2018/01/11 *****

 

 

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2018年1月10日 (水)

立ち食い激戦区にて

人形町に行ったついでに、最近オープンしたこの一軒に立ち寄ってみた。

Oni1 

そう、あの『おにやんま』が人形町に出店してきたのである。場所は人形町交差点の『富士そば』から水天宮方面に向かって4~5軒ほど隣。12月18日にオープンしたばかりだから、まだ1か月と経ってない。

狭い店内に入るとなり、いりこダシの香りがぷうんと鼻を突く。うどんはやや細め。モソモソッとした食感は東品川とは若干異なり、むしろ五反田や新橋に近いだろうか。椅子のない完全立ち食いスタイルも五反田・新橋と同じだ。

Oni2 

人形町は立ち食い激戦区である。

なにせ人形町の交差点を挟んで『富士そば』と『はせ川』という2軒の立ち食い蕎麦店(椅子席もあるが)が対峙しているお土地柄。先ほどの『おにやんま』の向かいには、立ち食い蕎麦の人気店『きうち』が暖簾を掲げている。

Kiuchi1 

看板メニューは「とりそば」と「ゲソかき揚げそば」と聞くと、つい東京競馬場『馬そば深大寺』を想像してしまう。とりそばの鶏肉はなかなかのボリュームがある。ツユはあっさりめ。東京競馬場『馬そば深大寺』のとりそばとは違うが、これはこれでもちろん美味い。

Kiuchi2 

どの客も慣れた様子でサッと注文し、サッと丼を受け取り、サッと食べて、サッと店を出て行く。それが立ち食いのルールではあるわけだが、人形町では誰もがそれをスマートにこなしているように思えてならない。昼時に長っ尻するような無粋な客は皆無。だから人気店でも待たされることが少ない。

Suzuki1 

2杯食ったらさすがに腹いっぱいだが、人形町交差点に立ったらこんな看板が目に入ってしまった。もうこれは入る流れか。

Suzuki2 

『寿々木屋』は都内では珍しい「立ち食いきしめん」の店。本場名古屋のきしめんは削り節とたまり醤油が定番だが、こちらは薄口醤油の透き通ったダシにたっぷりの削り節。それを物足りぬと言う人もいるだろうが、この昼3杯目となる身には、これくらいの方がありがたい。人形町にはまだたくさん立ち食いの名店がありそうだが、さすがにこれ以上は食えぬ。続きは後日としよう。

 

***** 2018/01/10 *****

 

 

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2018年1月 8日 (月)

埼玉の県民うどん

JRAは謹賀新年3日間連続開催でたいそう盛り上がっていたようだが、風邪の身としてはおとなしく引きこもっているしかない。TVの正月番組も見飽きたので、この3連休は読書に徹した。

Book 

「愛の山田うどん ~廻ってくれ俺の頭上で!!」(北尾トロ・えのきどいちろう共著)は、埼玉県を中心に関東エリアで180店舗以上を経営する『山田うどん』と、それを愛する人たちの思いが綴られている。むろん単なる企業紹介ではない。『山田うどん』を通じて、現代日本の再評価を試みようという野心性を併せ持った稀有な一冊だ。

今でこそ『はなまるうどん』や『丸亀製麺』といったうどんチェーン店は珍しくないが、一昔前まで関東でチェーンのうどん屋さんと言えば、それは『山田うどん』を指した。その特徴を一言で表せば「安くてお腹いっぱい」。これに尽きる。学生やガテン系の運転手さんを中心に熱心なファンが少なくないのはそのせいだ。私は埼玉県内の高校に通ったが、「部活帰りの山田」は半ば合言葉だった。

だが、私自身は山田で食べた経験があまりない。なぜか。それは山田がロードサイドへの出店を志向しているから。私はほとんどクルマを利用しない。しかし、何事にも例外はある。それがこちらの南浦和店。こちらは山田にしては珍しく駅前の立ち食いスタイルを貫いている。この気軽さが、浦和競馬の行き帰りに一杯引っ掛けていくにはちょうどいい。

Dau1 

「駅前」の「立ち食い」。山田の異端児的店舗には、さらに異端なメニューが用意されている。それが南浦和店限定の「デッカイから揚げうどん」。

Dau2 

麺は冷凍の茹で直し。ツユも関東では慣れきった醤油ベース。平たく言えば、家で母親が作るあのうどんである。それにから揚げだから“お袋の味感”はなお増す。

うどんと言えば鶏天だろ……。

そんな野暮は言うまい。敢えてから揚げにしてしまうところが、山田の山田たるゆえんであろう。そもそも高校生はから揚げの方が好きなのである。

浦和レッズの本拠地でもある埼玉スタジアムには、山田の常設店舗があり、ハーフタイムには観客が長蛇の列を為すらしい。その光景を見るたびに山田と埼玉との絆を感じると、知人のレッズサポーターは力説する。ならば浦和競馬場にも出店してもらえないだろうか。平日は南関東開催、日曜日もJRAウインズとして賑わう浦和競馬場なら立地的に悪くもあるまい。浦和が誘致を目指す2019年JBC開催の目玉としてぜひともご一考を。さあ、明日から今年最初の浦和開催が始まる。

 

***** 2018/01/08 *****

 

 

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2017年12月23日 (土)

適正な4000万円

「お願いです。高く買わないでください。」

Dassai1 

日本酒「獺祭」を製造する旭酒造が12月10日の読売新聞朝刊全国版に掲載した全面広告が話題となっている。メーカー希望小売価格と正規販売店一覧を表示して適正価格での購入を呼び掛けるメッセージ広告で、ツイッターなどのSNSでも広く拡散したらしい。

その数日後、馴染みの店でゆるゆるとワインを飲んでいたら、店主が「チェイサー代わりにどうぞ」と言ってこの酒を注いでくれた。

Dassai2 

こんなもんチェイサー代わりに飲んだら気を失うわ!

―――なんて文句を言いながら、己の顔はニヤけていたに違いない。磨き込まれた吟醸香は、ワイングラスの効果も相まって果実の如き豊かさ。なのに口当たりはあくまで軽やかで、しかるのちにやや辛口に切れながら消えてゆく。ヤバい。これはどんどん飲んでしまいそうだ。本物のチェイサーをくれ!

店主も読売の広告を目にしたらしい。それでしばらく「適正価格」というものについて話し合った。「みんなが欲しがるから高くなる」。これは市場原理である。だが、それをいいことに利ザヤを稼ぐ人間が出てくる。これは供給者にとっても、消費者にとっても、良いことではない。酒類の転売は無免許販売にあたり、酒税法に抵触する可能性がある。なにより、真面目に酒を造っている蔵元や、その酒を楽しみにしている愛飲者を裏切る行為。それでも転売は後を絶たない。ちなみにこの一本は常連客からのもらいものだそうだ。

そんな話をしながら私は種付け料について考えていた。来年のディープインパクトの種付け料が4000万円に設定されたという。種付け料こそ需要と供給のバランスで価格が決まる典型。サンデーサイレンスの全盛期の種付け料は3000万円だった。それを「競馬が一部の人間のマネーゲームになってしまった」と嘆いたのは誰あろう野平祐二氏である。4000万円の種付け料を出せる人間が、さらに限られていることは書くまでもない。

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そんなことを考えていると、せっかくの酒が苦くなるから、いったん忘れよう。いくらで買われようと酒に罪はない。獺(かわうそ)は捕らえた魚を川石の上にきちんと並べてから食べる。その、いかにも魚を祭っているように見える光景こそが「獺祭」。そして明日は大人の祭り、有馬記念だ。

 

***** 2017/12/23 *****

 

 

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2017年12月18日 (月)

中山昼飯問題の根は深い

中山ではいつも昼飯に頭を悩ませる。

基本的には『吉野家』。理由は単純。それが「安心できる味」だからだ。ハズレを引く心配がないという消極的理由でしかない。しかし土日2日連続となるとさすがに辛い。それでカペラS当日は『トプカピ』のカレーに『鳥千』のフライドチキンを載せてチキンカツカレーをアレンジしてみた。ご覧ください、このチキンのボリューム。ただ、これとて毎週となればさすがに飽きる。

Curry 

どういうわけか、中山の食堂には哀しい思い出ばかりが重なっているのである。業者は府中(東京競馬場)とほぼ同じ顔ぶれ。メニューも大差ない。なのに、出てくるものがダメというのはいったいどういう理由によるものか。東京競馬場の食堂でキンキンに冷えたトンカツや、伸びきって汁が干上がったラーメンが出てきたという記憶は、少なくともない。

きっと偶然なのだろう。私が“持ってない”人間というだけの話。そうはいっても、中山になると、食堂以外の場所でも馬主エリアの入場時に咎められたり(ハンドスタンプが消えかかっていた)、口取りのウイナーズサークルで警備の方に叱られた(クラブの会員さんと間違えられた)りしているので、怖い印象が競馬場全体を覆ってしまっているのも事実。「中山のコースは怖い」という思いを抱く競馬関係者は多いが、「中山の競馬場は怖い」という思いを抱くのは私くらいのものだろう。

食堂に話を戻すと、中山の場合、外に食事に出ようにも店というものがほとんどない。船橋法典駅近くまで歩けばまともな店もあるにはあるが、片道10分以上の道のりを歩くのはしんどい。バスで西船橋まで行って、また戻ってくるなど論外であろう。それが場内の業者の驕りを誘っているのではないか……などとついつい勘繰りたくもなる。

とはいえ、そんな業者の思惑に私のささやかな楽しみを奪われるのは癪なので、昨日は6レース終了後に勇躍門外に打って出た。どうせメインまで観たいレースもない。南門から歩くこと15分。ずっと以前にギムレット氏からおススメいただいていた『とものもと』への訪問を、ついに果たしたのである。あれ? ここって、昔うどん屋さんがありませんでしたか?

Tomo1 

注文したのは醤油ラーメン。

細くしなやかな麺。ホンビノス貝の旨味たっぷりのスープ。そして2種類のチャーシュー。どれを取ってもことごとく美味い。普段うどんばかり食べている私でも、これははっきりわかる。単に「美味い」というより「完成されている」と言うレベル。さすがはギムレット氏お墨付きの一軒だけのことはある。やはり中山の昼メシは外に限る。

Tomo2 

しかし、ここで想定外の問題に直面した。再び同じ道を歩いて競馬場に戻るのが、いささか面倒になったのである。北風に抗いながら戻ったところで、たかだかディセンバーSじゃないか。しかもよりによって東中山駅はすぐ近く。なにより、この一杯のラーメンですっかり気分が満たされてしまったことが大きい。

―――んで結局、昨日はそのまま帰宅。ディセンバーSも朝日杯も自宅のTVで観戦となった。場外の昼メシにはこういうリスク(?)も潜む。そこが良いお店であればあるほど、そのまま帰宅するリスクを伴うのである。でも、ラーメンは美味かったからヨシとしよう。

 

***** 2017/12/18 *****

 

 

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2017年12月15日 (金)

たまごかけごはんの苦悩

半年以上前の話になってしまうが、今年の千葉ゼリの会場で玉子を頂いた。玉子というのはタマゴである。ふつうの生卵。セリのお土産に筆記用具やクリアケースをもらうことはあるけど、たまごというのは珍しい。

Tama1 

配っていたのは船橋の川島厩舎。セリで馬をお買いなられたら、ぜひウチに―――。そういうことであろう。玉子のほかにも巻き寿司の折詰や箱ティッシュ、タオルなどたくさん頂いてしまった。その時はいたく恐縮した覚えがあるけど、その後、私の愛馬がたまたま川島厩舎に転厩になったことを思えば、まあそれくらい貰ってもイイか。

Tama2 

玉子の外装には「たまごやとよまる」とある。どうやら地元船橋にお店があるらしい。それがずっと気になっていた。んで、たまたま先日、船橋を訪れたついでに京成船橋駅の『たまごやとよまる』を訪問する機会を得たのである。

Tama3 

お店は駅ビル内だが、養鶏場は旭市や東金市にあるらしい。そこで採れた新鮮な卵が買えるだけでなく、たまごかけご飯をいただけるイートインスペースが用意されている。もちろん玉子かけご飯を注文。430円でご飯と生卵に加え、味噌汁とお新香が付いてくる。

Tama4 

玉子を手に取ってみると、大きさの割に重い。ご飯の真ん中にくぼみを作り、たまごを割り落とす。濃いオレンジ色の黄身。ぷっくり盛り上がった白身。まずはそれを目で楽しむ。しかるのちに豪快かつ念入りに混ぜ合わせ、ザクザクと掻きこんだ。たまごのコク、ご飯の甘み、玉子かけご飯専用醤油の香ばしさが相まって、思わず顔がほころぶ。なるほど美味い。

Tama5 

―――と、ここまで読んでお気付きだろうか。「たまご」「タマゴ」「玉子」「卵」。実に色々な表記がある。特に問題となるのは「玉子」と「卵」の使い分けであろう。産みたてのタマゴはたいてい「卵」と書かれる。タマゴかけご飯も、「卵かけご飯」が優勢だ。

ところが「たまごやき」となると「玉子焼き」がメジャーだし、「たまごどんぶり」も「玉子丼」となりがち。ということはナマなら「卵」で、火が通ったら「玉子」なのか。実はそうとも言い切れない。スーパーのチラシには「玉子」が特売されているし、NHKでは「卵焼き」などというテロップが使われたりする。だからと言って「タマゴ」に逃げれば、カタカナ表記乱用との誹りを免れない。たまご好きの苦悩は募る。

私の感覚では「卵」という漢字には、リアルな生々しさが感じられる。「蛙の卵」とは書いても「蛙の玉子」とは書くまい。

「玉子」という表記は江戸時代にはすでに広まっていたそうだ。生々しさを軽減させ、可愛らしささえ漂う絶妙な表記。肉食が忌み嫌われていたとしても、これなら罪悪感が薄らぐ。表記の揺れは日本人の感性が豊かであることの裏返し。そういえばタマゴカケゴハンという馬がいましたね。いま思えば希少なビワシンセイキの産駒だったが、残念ながら勝利を挙げるには至らなかった。きっと自分の名前が「卵」なのか「玉子」なのかで悩んしまい、競馬どころではなかったのであろう。

 

***** 2017/12/15 *****

 

 

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2017年12月12日 (火)

あかりちゃんに会いに

うどんの話が続く。御茶ノ水の聖橋を渡って湯島方面へぶらぶら歩いていると、「うどん」の3文字が目に飛び込んできた。暖簾には『竹や』とある。看板には「細打」の文字も。細かろうが太かろうが関係ない。なにせ今日はこの冬いちばんの寒さである。逃げ込むように暖簾をくぐった。

01 

14時過ぎにも関わらず店内10人以上の客がいた。人気店なのであろう。とはいえ、外観からは想像もつかないほど店内は奥に広いから、混んでいるというワケでもない。適当な席に座ってメニューを一瞥。すると「鴨南」があるではないか。鴨があれば鴨を頼むのが流儀である。だが、周囲を見渡せばカレーうどんを注文している人が多い。あまり注文しないメニューだが、たまには行ってみるか。郷に入りては郷に従うのも流儀である。

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スパイスの香りが際立ちながら、しっかりしたダシを感じることができるカレー。そのバランスが良い。だが正直、うどんよりライスじゃないかと思わせる。実際、周りの人は白飯を頼んでいた。

ライスに気持ちが向かってしまうのは、昨日の「黒うどん」と同じ。だが理由は多少異なる。こちらのうどんは丼の中にあって若干弱い。細打ちは悪くないのだが、細くて柔らかいがゆえにカレーの存在感に埋もれてしまうのである。そういう意味では鴨南にすればよかったか。またまたメニュー選択ミス。こうなったら、この悪い流れをどうにか止めなければなるまい。

そこで店を出て向かった先はこちら。今日はウインズじゃないですよ。

03 

神田明神ですね。『竹や』さんから歩くこと1分。近い。

厄払いを済ませたら神田明神のアイドルに会いに行く。ご存じですか? こちらには都内でも珍しい御神馬がいらっしゃるんですよ。その名も「あかり」ちゃん。あら……?

04 

寝てます。

05 

前回8月に参拝に来たときは、千葉に放牧に出ていて会えなかった。そして今回もお休み中とは、なんとも間が悪い。初詣でリベンジなるか。首尾よく会えた暁には『竹や』で鴨南だ。

 

***** 2017/12/12 *****

 

 

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2017年12月11日 (月)

白か黒か

先週土曜の話。以前から知人に勧められていた飯田橋のうどん店『雅楽』を訪れてみた。東京メトロ飯田橋駅のA2出口から2~3分と近い。お店はガラス張りで角には手打ちスペース。白を基調としたスタイリッシュな外観に期待は高まる。

Garaku 

ゆったりとしたカウンターに座りメニューを一瞥。「白ぶたの肉うどん」と「黒ぶたの肉うどん」。二種類の肉うどんがあるらしい。さて、どちらにしようか。メニューに写真は添えられてない。それが悩みを深める。そもそも「白」とか「黒」ってなんだ?

Menu 

悩んだ末にチョイスしたのは黒。たしかに黒い。その正体は甘辛く炊かれた豚肉であった。ご飯に載せたら旨そうだ。

Udon 

もちろんうどんは純白。やや固めで、形にバラつきがあるのは手打ちゆえであろう。それよりもツユに圧倒される。とにかく味が濃い。この黒さはツユの濃さゆえ。すき焼きのシメにうどんを入れた感じと言えば近いか。ともあれ、トシのせいか濃い味が苦手になる昨今である。白を選ぶべきだった―――と言いつつしっかり完食。でも次回は白にしよう。

店を出て、

Chochin 

総武線のガードをくぐり、

Gard 

小石川橋を渡って

Bridge 

見えてくるのは、

Wins 

まあ、いつものココです。店を出てから10分とかからない。これは嬉しい。馬券が当ればもっと嬉しい。

Wins2 

ちょうど中山9Rの霞ヶ浦特別の締め切り直前。ならばと枠連2枠総流しで勝負してみた。理由はもちろん黒帽だから。今日はとことん黒で勝負してやる。

―――が、結果は1着⑫クラウンディバイダ、2着①スマートエレメンツの枠連1-8で決着。あぁ、ここもやっぱ白にすべきだったかぁ。そもそも勝負事の前に「黒」を選んだ時点で失敗は見えていた。だいいち店の外観からして白かったはず。やはり次回は白にしよう。

 

***** 2017/12/11 *****

 

 

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