« 枠連誕生60年 | トップページ | 星合の夜に »

2023年7月13日 (木)

痩せるのは思いだけ

昨日は八王子市で39.1度を記録。東京都心も37度を超えたという。こうなると夜になっても気温は下がりにくい。ジャパンダートダービーは暑さとの戦いでもある。そんな真夏のダービーも、四半世紀の歴史を以てその役割を終えた。

大阪も暑い日が続いている。かく言う私も昼間はまったく食欲がない。今日で4日続けて昼メシを抜いた。昼メシだけを楽しみに仕事場に足を運んでいる私にとって、これは一大事。自分でも驚いている。なのに思うほど痩せない。なぜだ。

そもそも巷では「夏痩せ」という言葉は死語になりつつあるようですね。

夏の暑さそのものは以前よりも厳しくなっているけど、生活の中で暑さにさらされる機会が減っているから、世間一般ではそこまで食欲が減退することもないのであろう。私の食欲減退はトシのせいもあるかもしれないが、昼を抜いたら夜は普段の3倍を食べることにしているので、結果的に食事を抜けば抜くほど私は太ってしまう運命にある。

昨夜も梅田での宴席を終えた帰宅途中に、ついふらふらとラーメン屋に吸い込まれたら馬券仲間とばったり遭遇。ラーメンを食べ終え、そんなら軽く飲もうかと入った店で、あろうことか山盛りのポテトフライとサバ寿司を注文してしまったのである。しかも帰宅してから柏餅を2個も平らげるという大失態。これで太らぬ方がおかしい。昼間はなにも食べる気がしないのに、夜になると訪れるこの暴力的なまでの食欲はいったいどこからやってくるのか。夏と言えば「夏痩せ」が定番だったあの頃が懐かしい。

16892461371520

その馬券仲間は、おととしのジャパンダートダービーを12番人気ながら逃げ切ったキャッスルトップを買い損ね、50万馬券を取り逃したというエピソードを持つ。逃げに転じてから直前のレースまで3連勝。JRA交流競走でも6馬身差の圧勝を飾っていた。それでもクラシック路線には乗れなかったから人気はない。しかし土壇場で買うのをやめてしまったのだという。

その理由はマイナス11キロもの馬体減りにあった。450キロ前後だから大型馬というわけではない。しかも育ち盛りの3歳馬。このレースはプラス体重馬が好走するというデータもある。

「絶対に夏負けだろうと思ったんだがなぁ……」

あれから2年が経っているというのに、今も彼は悔しさを隠そうとしない。

最近は馬たちの住環境も改善されたから、以前より夏負けする馬も減ってきている可能性はある。「馬体を大きく減らした馬は用無し」なんて夏競馬の格言を信じながら馬券を買ってきた我々世代にはまさに身も痩せる思いではあるが、「思い」だけで実際には痩せることもない。どちらにせよ困ったことである。

 

 

***** 2023/7/13 *****

 

 

|

« 枠連誕生60年 | トップページ | 星合の夜に »

競馬」カテゴリの記事