福島遠征問題の根は深い
朝6時45分に自宅を出て、地下鉄と阪急とモノレールを乗り継いで伊丹空港に到着。指定された搭乗口の先には、昨日宮崎空港で発煙騒ぎを起こしたボンバルディア DHC-8-402Q が駐機されていた。
2日連続のトラブルはさすがに無かろう。意を強くしてタラップを上がり、シートに座ってウトウトしたと思ったら、ドンッという衝撃で起こされた。なんだ!また発煙か!?と慌てたら、福島空港到着である。なんという早さか。ともあれ今日はラジオNIKKEI賞のために福島に向かっている。
しかしここからが長かった。「福島空港」と言いながら、福島市街地への移動手段はなし。郡山駅へのバスがあるだけ。郡山駅までは40分もかかる。郡山から福島までは新幹線で15分。そこから満員のバスに揺られて、ようやくの福島競馬場到着は10時45分。自宅玄関からちょうど4時間の長旅だった。
関西から福島競馬場に行くのは難しい。春の福島牝馬S観戦時は仙台空港経由でその不便さに打ちひしがれたので、今日は福島空港を使ってみた。しかし結論は「どちらも不便」である。空港からレンタカーを使えば話は違ってくるかもしれないが、そこは未検証だ。
いろいろあって早くも帰り。
今日は最終レースまでいたので、仙台にせよ福島にせよ関西への最終便には間に合わない。つまり東北→東海道の新幹線乗り継ぎで帰阪することになる。事前に決めていたこととはいえ、競馬場から福島駅に向かうタクシー車内で少し怖気づいた。なにせ、つい2、3日前に大阪~松山往復10時間の電車旅を味わされたばかりである。
ともあれ福島18時16分発の東北新幹線に乗り込む。東京駅で新幹線の乗り換えをするのは初めてだ。東北と東海道を繋ぐ連絡改札は「スマートEX」が使えない。日曜夜の下り新幹線は案外混んでいる。いろいろ勉強になった。
乗り換えたのは20時ちょうどの広島行き。そこからさらに2時間半の新幹線の辛いことと言ったらない。自宅到着は23時を過ぎていた。競馬場でタクシーの行列に並んでいる時間を含めれば、ゆうに6時間を要しているではないか。
実際にやってみて分かった。関西から福島に行くなら仙台空港が私にとってはもっともラクらしい。クビ差で福島空港。さらに5馬身離れて新幹線乗り継ぎと言ったところか。仙台空港と福島競馬場を結ぶ直行バスの運行再開を切に願う。
いずれにしても関西から福島競馬場は遠い。伊丹からの便がある上、空港から競馬場までタクシーで20分の新潟とは雲泥の差がある。関西馬が大挙して新潟に遠征する理由もそこにあるのではないか。それでも今日のラジオNIKKEI賞は関西所属騎手が乗った関西馬が勝ちましたけどね。もちろんそういうこともある。
***** 2023/7/2 *****
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