夏と言えばカレースパ
今日も暑かったですね。人は暑いとなぜカレーを恋しくなるのだろうか。私とて例外ではいられない。先週土曜はウインズ梅田に行くついでに阪急三番街の「インディアンカレー」に飛び込んだ。
ただし注文はカレーライスではなくインディアンスパである。口に運ぶとほんのりとした甘さが広がり、ひと呼吸遅れて喉の方から刺激がせり上がってくるあの独特のカレーを、ライスではなくパスタに絡めて食べるのもまた格別。冷房漬けでカチコチになった身体が徐々に息を吹き返すのが分かる。う~辛い。辛いけど旨い。
だが、敢えて希望を言わせていただれば、もう少しロメスパ感がほしい。
「ロメスパ」とは「路面スパゲティ」の略。路面にある立ち食い蕎麦屋のように、気軽に立ち寄って素早く食べられるスパゲティという意味が込められた造語で、立ち食い蕎麦のように茹で置きの太麺を炒め直すスタイルが多い。
そんなことを考えてみたら、もう一杯行きたくしたくなった。阪急三番街から地上に出て、阪急のガード下に沿って歩くこと2分。「カレーハウスK2」は1979年創業の老舗カレー専門店だが、初訪問客はその安さにきっと驚くに違いない。メニューはすべて600円。ビーフカレーも、ポークカツカレーも、チキンカツカレーも、エビフライカレーも、コロッケカレーもすべて600円。安い。
スパゲティーも「600円」と書かれているが、ポークカツ、チキンカツ、エビフライ、コロッケからトッピングを選ぶことができる。つまりすべてのカレーが600円で、ライスにするか、スパゲティーにするかを選ぶ感じ。スパゲティーはピーマンと玉ねぎと一緒に炒めてあり、そこにカレーがたっぷりかけられている。トッピングにはポークカツをチョイス。大阪を席巻する「スパイスカレー」とは異なり、欧風スタイルのカレーは辛さの中にも奥深い味わいがあり、スパゲティー絡めるとさらに旨味が倍加する。ライスも捨てがたいが、私はここではスパゲティー以外を注文したことがない。
ここからウインズ梅田までは歩いて5分。馬券を仕入れて、JR大阪駅の反対側へと歩き、大丸で買い物をしてから、大阪第2ビルへ。このビルの地下1階に「ちかごろのカレー屋さんKANAE」という一風変わった名前のカレー専門店がある。こちらにもスパゲティーメニューがあることを思い出した。3杯目は「インディアンカレー」と「K2」の中間くらいの辛さ。3杯ともカレーの味も、麺の風味もまるで違うから飽きない。そこは大阪の底力であろう。
それにしても先ほどの「K2」でも、こちらの「KANAE」でも、「カレースパゲティー」ではなく「スパゲティーカレー」と呼んでいるところに興味を惹かれる。あくまでもカレーが主役ということか。このあたりは引き続き調査したい。
***** 2023/7/31 *****
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