半夏生にはタコを
ブログの設定が変わってアレコレ対応しているうちに、2日間更新が滞りました。申し訳ありません。現在は追い付いてます。ついでにコメントの受付も止めました。怪しい広告のコメントが大量に届くようになり、もはや選別不可で放置状態だったためです。合わせてご了承ください。
さて、今日の園田ではA1クラスによる1400m戦、半夏生『明石だこ』特別が行われた。出走は7頭。うち5頭が6月2日の初夏特別に出走を予定していた。しかし、近畿・東海を襲った豪雨によりレースは取り止めに。私が乗った新幹線が岐阜羽島で止まったあの日である。
5日後、あじさい特別という同じ条件の番組が急遽編成された。そのレースの3~5着馬が今日の明石だこ特別に出走してきている。重賞ではないA1の1400mという条件はちょいちょい見かけるが、とにかく同じようなメンバーが集まりやすい。コスモピオニールとガンケンの2頭に限れば、すでに今年5度目の直接対決だ。
2週間後には笠松で1400mのサマーカップが行われるが、パールプレミア、ピナサクセス、サラコナン、イナズマテーラ―。4頭の他地区選定馬は園田所属馬ですべて埋まっている。さらにその上には大横綱・イグナイターが鎮座。園田の1400m路線は層が厚い。A1特別が同じようなメンバーになるのも頷けよう。
レースは贔屓にしているハナブサの逃げ切り勝ち。レース名にちなんでたこ焼き店「会津屋」で祝杯をあげることにする。
そもそも「半夏生・明石たこ」とはいったい何のことか。夏至から数えて11日目の7月2日は、二十四節季をさらに三分割した七十二候のひとつ「半夏生」。ちょうど田植えが終わる頃合いで、讃岐ではうどんを食べて田植えを手伝った人をもてなす風習があるが、明石ではタコを食べるらしい。でも、なぜタコなのか。もちろんタコの産地であるということもあろう。しかし、実際には田植え後の早苗の根がタコの吸盤のようにしっかりと根付くようにという願いが込められているそうだ。
なるほどね。まあ、私にとってはたこ焼きを食べる理由でしかないので、由来なんてなんでも良い。こちら「会津屋」はたこ焼き発祥の店とされる。ミシュランにも掲載され、外国人のお客さんも多い。マヨネーズはもちろん、青ノリやカツオ節、ソースすらつけないストロングスタイルは新鮮だ。シンプルだからこそ、ダシの風味とタコの旨味を存分に味わうことができる。
今宵のレースで1番人気に推されたのはコウエイアンカだった。重賞・園田チャレンジカップの覇者で、昨年の佐賀サマーチャンピオンで2着した実績からすればそれも仕方ないが、追い込み一辺倒という脚質からどうしても届かないケースも増えてくる。その反省からか、前走は珍しく先行して、結果末脚をなくした。一転、今日は徹底した後方待機。向こう正面から追い始めて、追って、追って、追い通しで追い込んむも2着に終わった。騎手は疲れるし、差し届かないリスクもある。それでもやはり彼にはこういうレーススタイルがしっかり根付いているのであろう。
***** 2023/6/23 *****
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