魅惑のブタカラ
GW期間中は各所で肉フェスが行われるが、東京競馬場の馬場内広場でも「肉バルTOKYO」と題して肉料理のキッチンカーが集結している。
目当てはテレビ番組「ヒューマングルメンタリー・オモウマい店」で紹介されて一躍有名になった埼玉県羽生市の中華料理店「味のイサム」の豚肉のから揚げ。つまりブタカラ。フローラSも観戦に訪れた娘によれば、先週は早々に品切れになってしまっていたそうだ(下写真)。お店の方もGⅡだからと油断していたのかもしれない。今日は娘にとっても、お店にとってもリベンジがかかる。
府中本町駅に到着するなり、まっすぐ内馬場を目指した。ちょうど6レースが発走するところだが、競馬は後回し。息を切らせて馬場内に到着すると、店の前に行列は見えない。
すわ!今日も売り切れか?
しかしお店は普通に営業していた。あー、良かった。そもそも周囲を見渡しても行列ができてるお店はない。つまり空いているのである。雨予報に加えて重賞も行われないとなれば当然か。それでもブタカラにありつけることさえできれば、こちらとしては文句はない。
豚のバラ肉を秘伝のタレに漬け込んでしっかり下味をつけてからカラッと揚げてある。サムギョプサルばりに厚切りされているから、肉々しさも申し分ない。ほんのり漂うカレーの風味がビールにジャストマッチ。ステーキや肉寿司には負けるかもしれないが、競馬場でビールのお供に選ぶならコレという気がする。
イベントとしての「肉バルTOKYO」はダービーまで続くが「味のイサム」の出店は今日までだそうだ。できることならまた近いうちに競馬場に出店してもらいたい。
スタンドに戻って9レース陣馬特別を観戦。三浦皇成騎手の5番人気・ワープスピードがまんまと逃げきった。
この勝負服での逃げ切りを見せつけられれば、タイトルホルダーの勝利を予感せずにはいられまい。私もその一人だった。しかし天皇賞の結果は皆さんご存じの通り。淀の2マイルは厳しい。お父さんのドゥラメンテがレース中の故障で引退を余儀なくされたことを思い出す。しかも当初は「軽傷」とされながら、実は命の危機にさらされていたことを思えば、横山和生騎手の判断に間違いはなかった。
***** 2023/4/30 *****
最近のコメント