魅惑の肉うどん
今日2月9日は年に一度の「ニク(=29)の日」。皆さん、お肉食べてますか?
きさらぎ賞の中京競馬場に向かう途中、名古屋丸の内で一軒のうどん屋に立ち寄った。
その名も「肉うどん さんすけ」。名物は店の名を冠した「さんすけうどん」と聞いている。それを肉増しで頼んだらこんな一杯が運ばれてきた。うひゃー、なんじゃこりゃ? 肉うどんとちゃうんか?
「肉」の正体はチャーシューであった。上に載っているのは暑さ1センチはあろうかという増し肉。それをやっけると今度は暑さ3ミリ程度のデフォルトの肉の層が姿を現す。それを片付けたところでようやく麺が姿を現した。
麺は平打ち。最初はきしめんかと思った。なにせ名古屋である。しかしそうではない。そのモチモチした食感と強烈なコシはまさにうどん。そしてスープは魚介系のダシが効いたラーメンそのもの。しかもこれが圧倒的に旨い。平打ちの麺が絶妙にスープに絡む。聞けば店主は関東では名の知られた「ラーメン二郎」の人気店で店主を務めた経歴の持ち主だという。なるほどね。この肉感たっぷりのチャーシューは確かにアレだ。
鯵をベースにしたダシはすっきりしていながら、岐阜県産のたまり醤油が濃厚な味わいを醸し出す。これは他のうどん屋では真似できまい。唯一無二の一杯が名古屋にあった。
大阪にも見た目にインパクトのある肉うどんを出す店がある。蛍池駅を下りてすぐ。「マルヨシ製麺所」の肉釜玉が凄いことになっている。
花びらのように盛り付けられているのはローストビーフ。肉釜玉と言えば、甘辛く炊いた牛バラ肉であることが多いが、これは珍しい。とはいえ牛肉であるところに大阪のこだわりを感じる。昨日の名古屋は豚肉の波状攻撃を受けたばかりなのに、今日は大阪で牛肉の一斉砲火を浴びることに。
ローストビーフも美味いのだが、こちらも麺そのものが相当に美味い。こちらではかけダシ用、ぶっかけ用、釜玉用という具合に麺を作り分けているとのこと。それを確認するためには少なくとも3杯食べなければならないが、今宵はローストビーフでおなか一杯になってしまった。こうなれば仁川に行くルートを変更してでも立ち寄るしかないか。今週から阪神開催。春は近い。
***** 2023/2/9 *****
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