« 年度代表馬、始動 | トップページ | 如月のもやもや »

2023年1月30日 (月)

善通寺~観音寺 うどん巡り

昨日は高知入りする前に善通寺市に立ち寄った。イグナイターの必勝祈願やオノレの馬券的中祈願ではない。時間の許す限りうどん屋を巡ってやろうという目論見である。善通寺周辺は日曜でも営業している名店が多い。ルールはメニュー表の先頭に記載されたうどんの「小」のみを食べること。天ぷらは取らない。いったい何杯食べることができるだろうか。それでは、しゅっぱーつ!

■なかむら/かけ(小) 250円

11_20230131191001

「讃岐富士」と呼ばれる飯野山の麓。田んぼの真ん中にポツンと佇む店舗は「昔は鳥小屋だった」と言うだけあって納屋のような外観。“究極のセルフ店”とも呼ばれ、昔はネギを客が自ら刻んで入れていた。ネギがなくなると、客が近所の畑からネギを摘んでくるというエピソードは村上春樹さんの「讃岐・超ディープうどん紀行」にも紹介されている。麺はやわらかいがコシのある食感。イリコにサバ節を加えたダシも美味い。

12

 

■山下/ぶっかけ(小) 300円

21

ぶっかけ発祥の店とのこと。太くてコシの強い麺が特徴。

22

 

■白川/かけ(小)200円

31

麺とダシのバランスが最高。これで200円とは素晴らしい。名門・尽誠学園野球部のグラウンドの近く。

32

 

■こだわり八輻/かけ(小) 250円

41

善通寺の参拝者用駐車場の向かいに暖簾を掲げている。家族連れや団体客が多く、回転はあまりよくない。おそらく善通寺参りとセットで訪れる客が多いのだろう。腹ごなしに私も善通寺にお参り。ご存知、弘法大師空海生誕の寺。うどんの起源は諸説あるが、平安時代に唐での修行から帰った弘法大師がその製法を伝えたとこの辺りでは信じられている。麺の原料となる小麦や塩、醤油も讃岐が一大産地だったことも後押しになったに違いない。

42

 

■釜揚げうどん長田in香の香/釜揚げ(小) 300円

51

ここで今回初めての大行列に遭遇した。日曜の午前11時半で店外に30人ほどの行列。これまでの4店舗も人気店だったが、ここは群を抜いているらしい。街道沿いにあり、駐車場は160台収容の広さ。ならば回転は早かろうと安易に並んだが、着席まで30分。オーダーしてからさらに15分を要した。茹であがりを待たなければならない釜揚げだから当然と言えば当然。しかも12玉入りの「たらいうどん」が人気で、家族連れやグループが鍋料理のノリで食べているから滞在時間も長くなる。まあ、ここまで4店連続で食べてきたから、待たされてホッとした気持ちがなかったと言えば嘘になる。かけダシに飽きてきたので、釜揚げで目先が変わったのも助かった。

52

 

■SIRAKAWA/臨時休業

6杯目を目指してクルマを西へ飛ばす。目指すは「たこちく」が有名だという「SIRAKAWA。そしたらなんと「臨時休業」の貼り紙が。う~ん、残念。……と言いつつ、ちょっとホッとした感も否定できない。もう腹はいっぱいだ。

 

■かじまや/釜揚げ(小) 350円

61

観音寺市に入って街中を進むと昭和の香り佇む店構えが目に飛び込んできた。店内に入ると昭和感はさらに増す。薄暗い店内は常連さんだけで、おでんを食べながら茹で上がりを待っているようだ。こちらも名物は「釜揚げ」。先ほどのSIRAKAWAが休業だったおかげで釜揚げの連闘になってしまったのは痛いが、メニューの先頭に書いてあるのだから仕方ない。しかし、食べてみるとつけ汁がさっきの店と全く違う。独特の濃厚さで、まったりと甘い。このつけ汁が釜抜きしたばかりのヌメっとした麺に絡むと、強烈な個性を発揮する。ひっきりなしに地元客が入ってくるのも分かる気がした。

62

 

■柳川本店/かけ(小) 360円

71

製麺所が営んでいるせいか、ラーメンなどもメニューにある。入り組んだ住宅街に暖簾を構えるせいか、やはり地元客が中心。うどんは細麺。ダシは伊吹島のいりこを使っているらしい。旨味の割に魚臭さが少ない。さらに昆布とかつお節。ちくわとかまぼこという具のせいもあり、どことなく松山のうどんを彷彿とさせるのは、観音寺という立地のせいかもしれない。ともあれここはダシが素晴らしい。それが細麺と合う。つゆをすべて飲み干して、ついに満腹を迎えた。

72

 

■J-PLACE観音寺/東京8R 1000円

81

2012年に廃止となった観音寺競輪場の跡地には、場外車券売場「サテライト観音寺」が設置されたが、そこには、兵庫競馬の場外馬券売場「DASH観音寺」と「J-PLACE観音寺」も併設されている。柳川本店からは車で1分と至近。シメに一杯ひっかけていこうとばかりに気軽に馬連5頭BOXを注文したが、あっさりしたレースぶりで粘りもコシもないままハズれた。ちょっと「一杯」のつもりが「一敗」になっただけ。おあとがよろしいようで。

82

 

 

***** 2023/1/30 *****

 

 

|

« 年度代表馬、始動 | トップページ | 如月のもやもや »

競馬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 年度代表馬、始動 | トップページ | 如月のもやもや »