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2023年1月29日 (日)

年度代表馬、始動

高知競馬場に来ている。

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目当ては全国交流重賞の黒潮スプリンターズカップ。そこに昨年のNARグランプリ年度代表馬のイグナイターが出走してくる。兵庫所属のサラブレッドが年度代用馬に選ばれたのが初めてなら、前年の年度代表馬が高知で始動するのも史上初のこと。根岸Sやリヤドダートスプリントも噂されたが、昨年7馬身差で圧勝した同レースの連覇を目指しての遠征ということで、今は園田をホームにする私もノコノコ着いてきた。「史上初めて」はこの眼できちんと拝んでおきたい。

と言いつつ、昼は小雪舞う讃岐でうどん三昧。わずか3時間で7杯を引っ掛けたのち、パンパンの腹を抱えて土佐入りした。

パドックに現れたイグナイターの馬体重はマイナス20キロ。しかし細い印象はない。そもそも前走がプラス23キロだった。むしろ絞れたと見るべきか。その瞳に宿る魂の炎は輝きを失っていない。

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レースは圧巻だった。好発を決めると1周目のゴール前ではハナを切る勢い。内からユニバーサルライトがハナを主張する姿勢を見せるとスッと二番手で折り合ったが、向こう正面では付き合ってられないとばかりに先頭に立つと、そこからは後続を離す一方。短い直線を独走で駆け抜けて、昨年の7馬身を上回る9馬身差の圧勝劇で、無事に2023年シーズンのスタートを切った。

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年度代表馬なら勝って当たり前。そんな空気がイグナイターの最大の敵だった。結果的に前走であそこまで負けた原因はやはり23キロの馬体増にあったに違いない。この短期間でそれを戻した陣営の手腕も見事。昼に7杯のうどんを平らげた私も、23キロとは言わずとも2.3キロくらい増えているかもしれない。ここから2キロ落とすことを考えただけでウンザリする。それを平気でやってのけたイグナイターはエラい。

先週は笠松の白銀争覇をサンロアノークが勝ったばかり。そして今日は高知でイグナイターが完勝。全国各地で結果を残す兵庫勢の活躍は、今週の梅見月杯に出走するアキュートガールや来週の佐賀記念に挑むラッキードリームにとって追い風になるはず。今年も白鷺賞で始動するジンギだって老け込むにはまだ早い。兵庫勢の勢いは今年も続きそうだ。

 

 

***** 2023/1/29 *****

 

 

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