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2022年9月17日 (土)

シルバーを狙え

巷では今日からシルバーウィークが始まるそうだ。

数年に一度、カレンダーの巡り合わせで9月の下旬に5連休が登場することがある。私はその5連休が出現した年のみを「シルバーウィーク」と呼ぶのかと思い込んでいたのだが、どうやら違うらしい。その証拠にテレビも新聞もためらわずこの言葉を使っている。同じ週に2つの祝日が含まれていればシルバーなのだろうか。それとも、秋分の日を含む週は無条件にシルバーなのだろうか。よくわからんが、ともあれシルバーウィークは今日が初日。台風が迫りくるあいにくの陽気ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

「シルバーウィーク」は最近生まれた言葉のように聞こえるかもしれない。だが、実は半世紀以上も前に「ゴールデンウィーク」と同時に生まれた用語。1948年の祝日法施行で、天皇誕生日、憲法記念日、こどもの日、文化の日が制定され、春秋のこの時期に話題作をぶつけるようになった映画界が最初に使い始めた。本来は「映画を見るのに最高の1週間」という意味である。結果、5月のゴールデンウィークはすっかり定着したが、11月のシルバーウィークはまったくと言って良いほど普及しなかった。

Silver4

シルバーよりゴールドが浸透するのは馬の名前も同じ。現在「ゴールド(ゴールデン)」を含む馬は49頭がJRAに登録されている一方で、「シルバー(シルヴァー)」は19頭でしかない。ゴールドアクター、ゴールドシップ、ゴールドアリュール、ステイゴールド、ゴールドドリーム、ゴールドシチーなど「ゴールド」にはGⅠホースも多数出ているが、「シルバー」はシルヴァコクピットとセンゴクシルバーがGⅢを勝った程度。地方に目を移せば2冠牝馬・シルバーアクトや高崎ダービー馬・アイコマシルバーなどもいるにはいるが、両者の差は歴然としている。

Silver1

2位に与えられるメダルやお年寄りをイメージする「シルバー」という言葉を、勝負事に使いたくないという気持ちは理解できなくもない。それでも「シルバー」と名前が付いた数少ない馬たちは、両親の名に「シルバ―」が付くか、あるいは単に芦毛であるか。そのどちらかに大別される。今日の中山3レースを勝ったシルバーレイズ(牡2)は前者の好例であろう。父シルバーステート、母シルバージェニーだから両親ともにシルバーホース。5代血統表には7頭もの「シルバー」が登場するのだから、シルバーウィークの初日に勝っても不思議はない。気付いたときはすでにレースはスタートしていた。私はいつもあとになって大事なことに気が付く。

Silver2

後者の「単に芦毛」の代表格はセンゴクシルバー。1993年から94年にかけて重賞戦線で活躍した同馬が獲得したタイトルはダイヤモンドSのひとつしかない。その一方で重賞での2着は4度を数えた。やはり「シルバー」の名がいけなかったのか。それでも芦毛を生かして誘導馬になれたのだから、サラブレッドの人生としては悪くない。古き良き時代の名ステイヤーは、いぶし銀の名脇役でもあった。

Silver5

ちなみに明日の中山2レースには2頭のシルバーが出走する。①シルバープリペット(杉原誠人)に⑥シルバーニース(戸崎圭太)。しかも人気を集めているのはゴールドアクター産駒のゴールドバランサー。シルバーvsゴールドの舞台は整った。今日の反省を生かして、シルバー2頭でドンと勝負に出よう。

 

 

***** 2022/9/17 *****

 

 

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