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2022年9月 9日 (金)

中秋の月明かり

明日は十五夜。月見の風習は奈良時代ごろに中国から伝わり、平安時代には貴族の遊びとして流行、鎌倉時代には武士や庶民にも広がった。その後は豊作への感謝祭として日本人の生活にすっかり定着し、稲穂に見立てたススキと、満月のように丸い団子や里芋を供える風習が各地に残っている。

10年ほど前までは我が家でも近所の多摩川までススキを刈りに行ったのだが、最近はどこにも生えてない。10年前は河原一面に生えていたのに……。だが、子供たちに言わせれば、お月見のススキは生花店で買うものらしい。そういえば団子だって昔は家族総出で作った。大阪で独り身の今では近所のコンビニで買うものになっている。

Dango_20220909214301

競馬予想に使われる◎○▲×△の印を「ダンゴ」と呼ぶのをご存じだろうか。由来はもちろん、予想欄に並んだその形状が串に刺した団子の形に似ているから。ゆえに競馬記者は「ダンゴ打ち」とも呼ばれる。

競馬専門紙に予想の印があるのは日本独自とされる。欧米の競馬新聞では馬ごとの単勝配当が記載されている程度。だが、この日本が世界に誇る文化も、考案者や始まりの時期はよく分かっていない。JRAの物知りに聞けば、こうした記号は学校の通信簿をヒントにしたという説があるそうだ。もしそうだとすれば予想欄の印を見る目も変わってくる。己の通信簿を客に曝される馬たちは、なんとも気の毒でならない。

◎が本命、○が対抗、▲か×が単穴(1着か着外)、△が複穴(2、3着候補)とするのが、おおまかな約束事。だが、馬券の種類が増えた昨今では△が4~5個に★とか△を二つ重ねたような(二重△)記号も増えた。なにせ3着まで予想しなければならないご時世である。予想欄に印が増えた現状をほくそ笑んでいるのは、間違いなく主催者であろう。どうしたって買い目は増える。

折しも明日は中京でムーンライトハンデが行われる。

中秋の名月にムーンライトとくれば狙いはロールオブサンダーをおいてほかにあるまい。2年ぶりのレースだった前走は度外視。2戦目の今回は重賞でも好勝負してきた実力が発揮されてもおかしくない。ヒートオンビートを9馬身も突き放した前々走は鮮烈だった。なんと言っても母の父があのアドマイヤムーン。「砂漠の月」と呼ばれたその血が中京のターフを明るく照らすシーンに期待しよう。

Moon_20220909215001

 

 

***** 2022/9/9 *****

 

 

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