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2022年8月 4日 (木)

夏の新潟と言えば

おととい昨日は長岡花火大会。そのテレビ中継に観入ってしまった。花火大会をテレビで観て楽しいか?と公言していた私が、である。これもコロナ禍の余波かもしれない。余計な演出は相変わらずだが、長岡花火のスケールはそれを補って余りある。現場にいれば腹の底まで響くであろう破裂音を聞いて、むかし川崎競馬場のすぐ隣で花火大会が始まってしまい、人気を背負って負けた某騎手が「花火のせいだ!」とキレまくったことを思い出した。

「最近は関屋記念にも行ってません」

我が家に届いた暑中見舞いにそんな一文が添えてあった。その知人はかつて、長岡の花火大会に合せて毎年のように新潟に足を運び、その流れで関屋記念を観戦するのが夏の慣わしとしていた。ところが、数年前の番組改編に伴って、関屋記念がそれまでより一週遅れとなってしまい、花火大会と組み合わせることが難しくなったのである。この日程変更が痛かったのは私にしても同じ。新幹線であれ高速道路であれ、お盆のド真ん中に帰省ラッシュの海を泳ぎ切る自信はとてもない。夏の新潟といえばアイビスサマーダッシュではなく、誰が何と言おうと関屋記念。そう信じて疑わない私だが、この先関屋記念をナマで観戦する機会は、もう訪れないかもしれない。

Magu

周囲に聞いてみても、花火大会に合わせて新潟競馬場を訪れる競馬ファンは存外多かった。花火は観光客にとって夏の大イベントであり、関屋記念は競馬ファンにとって夏の一大イベントである。その片方が無くなってしまえば、新潟に足を運ぶモチベーションも下がりかねない。件の知人は北海道に矛先を変えたそうだ。エルムS当日に札幌で花火大会があるのだという。

思い返せば、私が初めて新潟競馬場を訪れたのも、長岡花火大会を見てから関屋記念観戦に向かったのだった。

出雲崎の海岸に遊び、寺泊で飯を食べ、弥彦山に登ってお参りを済ませ、長岡へ戻って信濃川の土手に陣取ると、缶ビールを片手にのんびり花火を眺めた。フィナーレの正三尺玉が空中で破裂した瞬間の、あのビリビリと痺れるような衝撃波は今も忘れぬ。

一日挟んだ翌々日は新潟競馬場。2レースの人気薄に跨った増沢騎手が絶妙に逃げて、いきなり7千円の大穴が空いた。枠連しかなかった当時のことゆえ、7千円の衝撃は小さくない。「またまた三尺玉炸裂だぁ!」と騒いだ記憶がある。メインの関屋記念も、その増沢騎手マキバサイクロンの優勝だった。

そんな夏の思い出も、変更されたレース日程では生まれにくくなりそうだ。サマーマイルシリーズの「一環」という位置付けにしても、関屋記念の価値を下げるように思えてどうにも腑に落ちない。慣れてしまえばそんなことも気にならなくなるよと言われそうだが、サマーシリーズに「オータム」という名のレースが含まれていることへの違和感さえ、まだ拭い切れていないのである。

 

 

***** 2022/8/4 *****

 

 

 

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