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2022年6月19日 (日)

今日は父の日

佐賀王冠賞に後ろ髪を引かれつつ、朝イチの便で福岡空港を発って仁川へ。梅雨の晴れ間に恵まれた阪神は芝の緑が眩しい。気分はすっかり夏競馬ですな。

8レースは1勝クラスの芝1400m。勝ったのはママコチャ。牝馬クラシック戦線で強い相手と接戦を演じてきた力は、ここでは一枚上だった。お父さんはクロフネ。ご存じソダシの全妹だがその姿は白くはない。

Mama

Kuro_20220619205301

9レース・三木特別は2勝クラスの芝1800m。前走で勝ち馬から5秒以上離されて、初めての芝挑戦だったロングランが勝ってしまうのだから競馬は分からない。ブービー人気での激走。お父さんが芝・ダートで頂点を極めたヴィクトワールピサというのも、いま振り返れば頷けるものがある。

Long_20220619204501

Vic

10レース・オークランドサラブレッドレーシングトロフィーは3勝クラスのダート1800m。速いペースで逃げたメイショウフンジンだったが、直線に向いて外から押し寄せた後続馬群に飲み込まれた。さあ、差し脚勝負だ!と身構えると、内からすごい勢いで伸びてくる一頭がいる。なんだとレンズを向ければ先ほど馬群に飲まれたはずのメイショウフンジンではないか。その勢いは他馬とは比べ物にならない。その力強い脚色はお父さんのホッコータルマエを彷彿させる。

Meisho_20220619204501

Hokko

11レース・マーメイドSはJRA屈指の荒れる重賞。前走で条件戦を負けた51キロ以下の格下馬が好走することはファンもよく知っている。もちろんJRAのハンデキャッパーも。そのせいか今年は毎年数頭いるはずの50キロ以下の超軽量馬がいない。JRAとしても格下馬ばかりに勝たれては困る。そうした匙加減が働いているのかもしれない。1番人気が6.2倍。10番人気でも14.6倍。ファンの迷いがオッズに現れている。

Win

Gold

勝ったのはその10番人気・ウインマイティ―であった。忘れな草賞以来2年ぶりの勝利。アカイイトやルビーカサブランカを一蹴したときと同じ阪神2000mで勝ち方を思い出したのかもしれない。その芦毛はお父さんのゴールドシップ譲り。ゴールドシップ産駒は昨年の目黒記念以来1年ぶりの重賞勝利となった。孝行娘の活躍にゴールドシップもさぞや喜んでいることだろう。今日は父の日。

 

 

***** 2022/6/19 *****

 

 

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