呉に見つけた佐賀
昨日の続き。
広島から海沿いを電車に揺らて30分。呉に到着した。目当ては海上自衛隊呉資料館。「てつのくじら」の愛称で呼ばれているらしい。ショッピングモールを抜けると、突如として目の前に本物の潜水艦が現れた。
横須賀で艦橋部分だけをちょこんと水面に出している姿は見てきたが、それはまさしく氷山の一角に過ぎないことを痛感する。なるほど「鉄の鯨」とは言い得て妙。しかし後ろを振り返れば、家族連れで賑わうショッピングモールである。さすがは呉。この感覚は来てみないと味わえない。
資料館は思いのほか混んでいた。若い男女もいれば、小さな子供連れの家族もあり。社会科見学か修学旅行か分からんが学生のグループがいて、さらには中年の団体の姿も。キャパのせいもあるが、先ほど訪れた平和記念資料館よりも混んでいる。そういう意味では来る価値があるのであろう。何より無料なのが嬉しい。
資料館を出て来た道を戻る。ショッピングモールの反対側の雑居ビルが立ち並ぶエリアに今度はこんな看板を見つけた。場外馬券売り場「DASH呉」。なんと、佐賀の馬券が買えるという。
思わず「おぉ!」と声を上げてしまったが、つい1時間ほど前までウインズ広島にいたばかりである。なんでここまで来て佐賀の馬券なんて買わなきゃならんのか。なんて言いながらも、足は売り場に向かっているのが情けない。
驚いたことに館内の客は私ひとりであった。佐賀1レースの発走まで時間があるせいもあろうが「てつのくじら」とは正反対。受付で入館者の検温をしているおじさんも暇そうにしている。周りに人がいないとギャンブル感が希薄になるが、ご時世柄空いていることは悪くない。ズラリと並んだオッズモニターや券売機はすべて私専用である。馬券一枚を買うのに大行列に並んだ経験を持つ私にとって夢のような環境だ。
気を良くした私は佐賀1レースで珍しく1番人気を買ってみた。せっかくなので、当てて記念の払い戻しを受けたかったのである。結果はまさかのシンガリ負け。単オッズ1.8倍ですよ。まさか私のせいだとは思わないけど、ついでに買った最終レースの馬券も外れたところを見ると私のせいなのかもしれない。オーナーに申し訳ない。
初めての呉は潜水艦と佐賀競馬の印象を残して終了。ではこれより、フェリーに乗船して松山に向かう。
***** 2022/6/12 *****
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コメント
ひろん様
コメントありがとうございます。
真島騎手は私も応援していて、自分の馬に乗ってもらって重賞を勝つことを夢見ております。
今は大阪暮らしなので、彼のレースをナマで見ることができないのが残念なのですが、それでも今年の羽田盃は痛快でした。
投稿: 店主 | 2022年6月14日 (火) 09時20分
店主様
毎日楽しみに拝見させていただいています。
真島騎手の投稿をお見かけして以来。。
日々読ませていただいています。
地元民です。
隣にあります、競艇がとても強いように思います。
午前中1人って、結構ざらにあります。
しかし少しずつJ-PLACEの規模が大きくなっているので、
このまま維持してほしいなーと思っています。
地元の話が続いているので、これからも楽しく読ませていただきます!
投稿: ひろん | 2022年6月13日 (月) 18時39分