観測史上最も暑い夏
いや~。暑い日が続きますね。関東では連日の40℃超えが報じられているが大阪だって暑い。おとといより昨日、昨日より今日という具合に暑さは増す一方。明日は今日より暑いらしい。驚くことに京都や岐阜には「40℃」の予報が出た。予報の段階で40℃は珍しい。岐阜・笠松では競馬開催が予定されている。人も心配だが、モノ言えぬウマはもっと心配。オーストラリアなどでは、暑さで競馬開催を中止することがある。日本もそろそろ考えた方が良い。
予報を見ただけでさすがの私も食欲が失せてきた。頭も回らない。今週のJRA重賞はなんだっけ? 完全にバテている。
「逃げ切り」、「埒が開かない」、「デッドヒート」。変わったところでは「ドーピング」なども含め、一般的に使われながら実はその語源が競馬にあるという言葉は思いのほか多いのだが、この「バテる」という言葉もどうやら競馬から来たものらしい。
競馬をやっている人には説明の必要もないだろうけど、馬が走り疲れた様子を競馬では「バタバタになる」という。
たとえば調教欄に「終いバタバタ」と書いてあれば、ゴール寸前に足が上がって失速したことを意味する。この「バタバタになる」が簡略化されて「バテる」になったというのだ。
暑さに弱い馬は夏バテもおこしやすい。かつて益田競馬場があった頃、出走予定馬が次々と夏バテに倒れレースが不成立となる騒ぎもあった。夏バテの馬を見極めるのは、夏競馬の馬券作戦の初歩とも言える。
夏バテをおこした馬は、眼の周囲の毛が抜けて、汗が出なくなるため黒ずんで見える。さらに牡馬ならば睾丸が大きく膨れ上がることもある。「夏は牝馬」の格言はこの辺の事情にも裏打ちされている。
***** 2022/6/30 *****
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