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2022年5月 5日 (木)

ジンギあり戦い

年度代表馬と重賞最多勝記録保持馬の今年初対戦。そこへ園田ではオープンクラスで4戦4勝という新鋭が加わって三つ巴の様相となった兵庫大賞典は、JRAで言えば先日の大阪杯にも匹敵する好カード。間違いなく今年上半期の園田最注目レースであろう。新型コロナ対策で入場券は事前予約のみに絞られていたらしい。それでもスタンドは大一番をひと目観ようという大勢のお客さんで賑わっている。

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逃げたのは圧倒的1番人気に推されたジンギ。それをピタリとマークするように半馬身差の2番手につけたは2番人気シェダル。その態勢のまま1週目の3~4コーナー、ゴール前、1~2コーナー、2週目の向こう正面、そして勝負どころ2週目の3~4コーナーに差し掛かった。激しく手綱を動かすジンギに、外からシェダルが並びかける。手応えはシェダルの方が良い。そしてついにシェダルが前に出た。

その瞬間である。

「ジンギ!」

「がんばれ!」

「マナブ! 差し返せ!」

新型コロナ対策は入場制限だけではない。大声も禁止されていたはず。それでもスタンドからはジンギを応援する声があちこちから飛んだ。その声援に応えるかのようにジンギが再び前に出る。というより、シェダルがコーナーで膨れてしまった隙を突いた格好。粘り込みを図るジンギに、立て直したシェダルが猛然と迫ってくる。ここからがジンギの真骨頂。クビ差凌いでこのレース連覇を果たした。

Hyogo

「正直負けたと思った」

騎手も調教師も同じ言葉を選んだことがレースの激しさを物語っている。今回はジンギの底力を褒めるしかあるまい。むしろ園田での重賞初挑戦ながら当地最強馬に迫ったシェダルの強さが際立った。早ければ来月の六甲盃での再戦もあり得るが、ジンギにとっては昨年負けたレースでもあり出否は微妙なところか。

ただ、出走が実現すればファンは喜ぶに違いない。園田生え抜きの現役最強馬に対するファンの愛着は私の想像を遥かに超えている。今日はそれを肌で感じることができた。兵庫大賞典の連覇は2005年、06年のロードバクシン以来16年ぶり2頭目。2勝馬ということではチャンストウライとオオエライジンもここに加わる。いずれも兵庫ではレジェンド級の名馬たち。ジンギの走りを目撃できることに感謝しよう。

 

 

***** 2022/5/5 *****

 

 

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