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2022年5月 1日 (日)

165回の重み

第165回天皇賞(春)―――。

天皇賞の本馬場入場時に場内アナウンサーが発したひと言に思わず考え込んだ。

天皇賞は1905年に明治天皇から「菊花御紋付銀製花盛器」を下賜され創設された「エンペラーズカップ」が前身。1937年の日本競馬会創立に伴い「帝室御賞典競走」として春は阪神、秋には東京で年2回行われるようになった。第1回は1937年の秋に東京の2600mで、第2回は1938年春に阪神2700mで行われている。戦争の影響で中止期間はあるものの、「平和賞」「天皇賞」と名前を変えつつ今日までその歴史は続いてきた。それが今日、165回目を迎えたという。

そこで考えた。私はこの165回の天皇賞を、果たして何回観たのだろうか?

初めて観た天皇賞は1984年の府中。勝ったのはミスターシービーだった。以降、秋は30回くらいは観ているだろうか。春は今日で3回目。となればちょうど5分の1ということになる。自分の感覚より遥かに少ない。天皇賞の長い歴史の前では私は完全なるヒヨッコだ。

ただ、東西で分かれて行われている以上、現地観戦が難しいのは当然。ならばテレビ観戦でカウントしよう。ならばプリティキャストの記憶はある。あれは1980年だから82回。大本命メジロファントムを応援していた私は、その絶望的な展開に思わず言葉を失った。おそらくその後は毎年欠かさずレースは観ているわけだから、ちょうど半分を観たことになる。そう考えても天皇賞の歴史は深い。

そんなことを考えていたら、ついこんな馬券を買ってしまった。

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ディープボンドの5代母は第46回天皇賞の優勝馬クリヒデ。いまはなき府中3200mの秋天で並み居る牡馬をなぎ倒した。

さらにロバートソンキーの8代母ヒサトモに至っては、牝馬ながら1937年の日本ダービーを勝った女傑として知られるが、翌38年秋の第3回帝室御賞典をも勝っているレジェンドである。しかもトウカイテイオーの近親。そんな思いも相まって条件馬ながら7着と健闘したロバートソンキーの走りには胸が熱くなった。強くなるのはこれから。来年は主役の一頭かもしれない。

Haruten

7馬身差の圧勝を果たし、長い天皇賞の歴史にその名を刻んだタイトルホルダーは、この秋さらなる歴史的偉業に挑むことになる。バリードイルのラビットをも置き去りにするであろうあの逃げを、ロンシャンの2400mで観てみたい。自分の形に持ち込んだ時の強さは証明済み。逃げるタイトルホルダー。追い込むシャフリヤール。今年の凱旋門賞では、日本のクラシックホース同士の一騎打ちを夢見よう。

 

 

 

***** 2022/5/1 *****

 

 

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