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2022年1月28日 (金)

ソフトめんは美味しい

自主的隔離期間が明けたので久しぶりに仕事場に顔を出したら、同僚のスマホにメールが着信した。それを覗き込む彼の表情が嶮しさを増す。なにごとかと心配になって聞いてみると……。

「娘の小学校からなんですけど、コロナで……」

なにぃっ!? 学級閉鎖か? 学年閉鎖か? ひょっとしたら学校閉鎖か? まさか娘さんが陽性とかいう話ではあるまいな!?

「コロナで、給食のりんごパンが白飯に変更になるそうです」

あっそう……。そりゃ残念だね。

第5波までは周囲でも数人だった陽性者だが、昨今では珍しくもなんともない。あの人が、この人もと、毎日誰かしらが陽性になっていく。当然、濃厚接触者もネズミ算的に増えるわけで、自宅で身動きできなくなっている人はさらに多いはず。前回のように重症化したり亡くなってしまうケースをあまり聞かないのはまだ救いか。むしろ感染よりも濃厚接触の方が怖いという奇妙な状況になりつつある。

それにしても給食の「りんごパン」というのは当方初耳。でも最近ではメジャーな給食のメニューらしい。それで「オレらの頃の給食は……」と昔話を持ち出してしまうのは、五十オヤジの悲しき性(さが)であろう。さらに齢を重ねれば、不味い給食の話が病気自慢に取って代わる。

ともあれ私が給食で思い出すのは、クジラでも脱脂粉乳でもなく「ソフトめん」ですよ。それが美味しかったという話。不味いもの自慢では決してない。

Soft

見た目は茹でうどん。だが、中力粉や薄力粉が原料のうどんとは異なり、パスタと同じ強力粉が使われている。正式名称も「ソフトスパゲッティ式めん」。我々の当時の給食ではこれをにミートソースをかけて食べていたから、やはりスパゲティーなんだろう。これが美味かった。スパゲッティーの代役として美味いのではなく、ソフトめんとして立派に美味いのである。一方で、ラーメンやカレー南蛮の麺としても給食に活躍していたことを思えば、「万能麺」の称号を与えられても良いような気がする。

同僚にそんなことを延々と話したところで、彼の頭はりんごパンで一杯であろう。私の話などまともに聞いてはくれないだろうから、ここに書くことにした。

不味い給食にせよ病気自慢にせよ、おじさんは自分の不幸を強調したがる傾向がある。それで場を盛り上げようとすること自体は悪いことではない。つまりサービス精神の現れ。しかし一歩間違えると、幸せが他人の不幸の上に成り立っていることをひけらかすことにも繋がる。今日のこの記事もそんな誤解を受けそうな気がするが、そうではないと断った上でそのまま載せることにした。しかし気を付けよう。もちろん新型コロナにも。

 

 

***** 2022/1/28 *****

 

 

 

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コメント

てつじん 様

コメントありがとうございます。
さっそく視ることにします。
埼玉のソフト麺はあの「山田うどん」さんが手掛けていたと聞きますが、ドラマになるということは、やはり給食の話は盛り上がるもんなんですね。

投稿: 店主 | 2022年2月 1日 (火) 07時15分

一昨年あたりから始まり、去年Season2があり映画化もされた「おいしい給食」というドラマがオススメです。

1984年の埼玉県の中学校の学校給食の設定なので、自分の世代的には懐かしいメニューが一杯。

もちろん、ソフト麺の話もSeason1で出て来ます。

投稿: てつじん | 2022年1月31日 (月) 12時09分

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