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2021年11月 5日 (金)

忘却の彼方へ

歳を重ねるごとに記憶力は総じて低下するものなのだが、忘れてはならないものほど良く忘れ、どうでも良いことは案外ちゃんと覚えていたりするような気がしてならない。

Meisho_20211105221401

過去のレースの結果や馬の血統なんかはわりと覚えているくせに、会ったばかりのヒトの顔をすぐに忘れてしまったり、ちょいと先のスケジュールとか約束を完全に失念するようになってしまった。仕事どころか社会生活そのものへの影響をマジで心配しなきゃならん事態である。

スケジュールの話で言えば、具体的に日にちが決まっている予定なら手帳に書いてあるので問題ないのだが、「来月あたり●●さんと打ち合わせ」とか「月末あたりに▲▲たちと飲み会を企画」とか「今度名古屋に行った時に■■厩舎で馬を見せてもらう」みたいな日付を伴わない予定はことごとく忘れてしまう。手帳にもそれらしいことを書き留めてあるはずなのだが、「その日に何をやるか」という見方をしているせいか、そこに書いてあるのに目に入ってこないのである。

今これを書きながら、そういや知り合いの料理人から京都に店を出したと連絡を受けて、「緊急事態が明けたら顔を出します」と返事をしておきながら、すっかり忘れていたことに気づいた。これはすぐに行かねば……と誓ったところで、明日にはそれも忘れてしまいそうだ。

忘れていたことに気付くうちはまだ良い。そのうちに忘れたことさえも忘れてしまうんだろうか……。

こんなにも忘れ癖がひどくなったのは、ここ1~2年の出来事である。思うに、コロナ禍で競馬場に行く機会が激減したことが影響しているのではなかろうか?

最近こそ再び競馬場に行けるようになったが、縁のある馬だったりパドックで良く見えた馬をちょいちょい買う程度。予想紙を睨みながら展開に頭を凝らし、その馬の過去のレースぶりを膨大な記憶の中から甦らせ、己の脳内でありとあらゆるシミュレーションを繰り広げていたかつての馬券とは大きく異なる。まるで頭を使わぬ馬券なのである。

頭のリハビリだと思って、すこしは考えて馬券を買った方が良いのかもしれない。ただ、考えて買ったところで、当たらないことは変わらないのだけど。

 

 

***** 2021/11/5 *****

 

 

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