砂場にて
ヤボ用で鳥取を訪れた。
むろん競馬絡みではない。鳥取駅から徒歩数分の会社を訪れて1時間ほど会議をしてすぐに帰った。それだけ。そのために往復6時間をかけるのだから時代に逆行していると言われても仕方ない。とはいえ、今日に限ればわざわざ行く理由もあった。
ともあれトンボ帰りでは砂丘に行く暇もない。とはいえコーヒー程度なら飲んでも良かろう。そこで「鳥取のスタバ」こと「すなば珈琲」を訪れてみた。熱く濃い一杯をすすりつつ、昨日付けに書いたコーヒーの原理について思いを巡らせてみるも、何ひとつ思い当たるものはない。
なので「コーヒー」ではなく「砂場」の方について考えてみた。
ソダシの次走がチャンピオンズカップと報じられて話題になっている。クロフネ産駒にもダート巧者は多い。母系にもダートの活躍馬を多数輩出している。ソダシの秘めたる本領が発揮される舞台は、実は「砂場」である可能性は極めて高い。
まだ時間があるので駅構内の「砂丘そば」の暖簾をくぐってみた。
「砂丘うどん」というメニューがあったので注文。当たり前だが砂は入っていない。代わりにアゴ竹輪の輪切りが二切れ。麺は駅そばにありがちなごく普通の茹で麺だが、ダシは美味い。
しかし頭の中はダシよりもソダシである。ソダシの父クロフネは3歳春までは芝路線を歩み、レコードを連発。秋になって活躍の場をダートに求めると、さらに圧倒的なパフォーマンスで世界の競馬関係者の度肝を抜いた。ソダシも父の後を追いかけ、そして追い付きたい。世界が衝撃を受けたあのJCダートから20年。今年のチャンピオンズカップは伝説の一戦になるかもしれない。
***** 2021/11/10 *****
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