疲れは見えない
疲労と睡魔と筋肉痛と二日酔いに苦しめられた一日だった。
昨夜は22時頃に就寝。仕事場以外には出かけておらず、走ったり重いものを運んだりもしなかった。酒も飲んでいない。
いったいどういうことか。先週末からのオノレの行動を振り返ってみる。金曜日に大阪の自宅を出て歩いて仕事場へ。昼過ぎに新幹線で東京へ行き、清澄白河で社台の会員さんたちと酒を飲んだ。同じ時間帯に大阪での私の上司にあたる人間が偶然にも同じ清澄白河で飲んでいたらしいが、その奇跡を掘り下げることは控える。
この日は神奈川の自宅に泊まって翌土曜は東京競馬場へ。新馬戦3鞍を見届けたのち、新横浜から新幹線に飛び乗った。新大阪から直接仕事場へ向かってこの日は仕事場に宿泊。翌日曜は仕事場から阪神競馬場である。仁川駅前の「フランケル」で鶏天おろしぶっかけをすすり、カシオペアSを観てから仕事場へ戻り、この日は貫徹。久しぶりに天神橋の自宅に戻ったのは昨日の夕方。倒れるようにベッドに潜り込み、今朝を迎えた。
昨夜の睡眠時間は13時間ほど。寝過ぎはかえって疲れるとも聞くが、たしかに倦怠感がひどい。仕事場に着くと、その倦怠感は睡魔と筋肉痛に加えて、軽い二日酔いのような症状を伴うようになってきた。
この年齢になると、夜更かしのツケが翌日の朝ではなく夕方にやってくることはある。それが度を越して翌日にまで持ち越されたのかもしれない。筋肉痛も翌日ではなく翌々日に襲ってくることがあるが、今回の筋肉痛が土曜の東京競馬場で散々歩き回った影響だとすれば「3日後」である。そうなると二日酔いは「4日後」に来たということか。よもやとは思うが、昨今の私の身体を思えばあながちないとも言い切れぬ。自分の身体のことなら何でも分かると思ったら大きな間違いだ。競馬では主に敗因として「目に見えぬ疲労」という言葉が使われるが、実は「目に見える疲労」の方が少ないはずだと私はひそかに確信している。
ぼんやりした頭で新聞を開いていたら、エフフォーリアの次走はどうやら有馬記念らしい。昨日ここで「ジャパンカップ」を推した直後だけに残念至極。気のせいか疲れが増した気がした。
一瞬「また使い分けか……」と思う。しかし、もともと間隔を空けて使われて実績を残してきた同馬だけに、中3週を避けたかっただけかもしれない。これまでもっとも短い出走間隔だったのは皐月賞~日本ダービーの中5週。そこで生涯唯一の敗戦を喫していることを思えば、その選択も理解できる。自分の疲労の原因も分からぬ今なら、馬の疲労をコントロールすることの難しさも理解できる。「目に見えぬ疲労」を侮ってはいけない。
***** 2021/11/2 *****
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