そのきんナイターまもなく終了
ここのところ急に寒くなったと思ったら、金曜日に行われている園田のナイター開催も来週で終わりだという。しかも今宵のレースには、牝馬ながら今年の佐賀3冠を制したトゥルスウィーが出走。これはこの目で見届けなければなるまい。寒風をものともせず園田に向かった。
兵庫クイーンカップは西日本交流の古馬牝馬による一戦。なのに重賞5勝の地元ステラモナークが補欠で除外だという。このあたりのルールに園田初心者の私はまだ馴染めない。摂津盃を除外されたハナブサの件もしかり。園田の「格付け」はポイント制で頻繁に見直しが行われている。これはこれで実力伯仲の面白い番組を提供するための努力なのだが、必ずしも強さのランキングを反映しているわけではない。チャンピオン決定戦たる重賞レースに実力伯仲は不要であろう。ならばシンプルに強い馬が出るべき。トライアルの制度があっても良い。
フルゲート頭数が12頭と少ないところに多くの遠征馬を呼べば、ワリを食うのは地元馬である。そう思うのは園田の交流戦で地元馬の弱さが際立つから。兵庫サマークイーン賞、園田プリンセスカップ、兵庫ゴールドカップ。最近私が観戦した交流戦はみな遠征馬が勝った。せっかく園田をホームとする土地に移り住んだのに、地元馬が遠征馬に打ちのめされてばかりでは私としても切ない。
今日も佐賀から3頭、高知から1頭、名古屋から1頭の計5頭が遠征。レースでは、そのうちの名古屋の1頭シーフェアリーが4角先頭から押し切った。最後は詰め寄られたが、早め先頭から粘り込む作戦はいつも通り。同じ舞台で行われた兵庫サマークイーン賞に続く2つめの重賞タイトル。よほど園田1700mが合うのであろう。
もともとはG1レーシングの勝負服でJRAデビューした素質馬である。ところがJRAでは15戦で未勝利に終わった。昨年2月の楽天サラブレッドオークションにて211万円で落札され名古屋へ。そこからわずか1年8か月で重賞2勝、獲得賞金1932万円の活躍は立派の一言に尽きよう。ただ、G1サラブレッドクラブの出資会員さんの心境は少々複雑かもしれない。
園田のナイター開催も来週金曜日を残すのみ。今日も屋外観戦は正直辛かった。先週は上着がいらない陽気だったのに、今日はコート姿のお客さんもちらほら。着実に冬が近づいている。
***** 2021/10/22 *****
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