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2021年9月28日 (火)

パソコン記念日

「ピッ!」とパソコンの電源スイッチを押してから、OSが立ち上がってアプリケーションソフトが使用できるようになるまでの時間って結構長くてイライラするものですよね。

画面の推移を見つめながらジッと待っていると恐ろしいほど長く感じるし、だからと言ってちょっとコンビニまて行けるような時間でもない。困ったものである。新しいテクノロジーによって、我々の生活は間違いなく便利になっているはずなのに、一方で新しいテクノロジーは必ずと言っていいほど新たな懸案をもたらす。コンピューターウィルスやフィッシング詐欺、歩きスマホなどもその範疇であろう。そういえば、迷惑メールって最近は見かけませんね。

私の場合、パソコンの電源スイッチを押したらそのまま本棚に向かい、適当な一冊を手に取って、待ち時間をやり過ごすことにしている。「こっちはこっちで適当にやってるから、そっちも適当にやってて」といった具合。お互いおおらかな気持ちになれる。

しかし、実際にやってみるとこれはこれで問題がなくもない。先日もエクリプスに関する本をを読み始めたら止まらなくなってしまい、肝心のパソコンの方がほっぽらかしになってしまった。こうなるともはや仕事どころではない。キッチンでコーヒーを淹れ、ダイニングテーブルに座ってさらにじっくり読み始めてしまったりするから困りものだ。

ところで、さっき「迷惑メールを最近見ない」と書いたけど、ホントに最近見ないですよね。見なけりゃ見ないで、ちょっと寂しいような気もする。

かつては、英字と数字と記号とを複雑に組み合わせた長ったらしいメアドを使うことが半ば常識だった。しかも、数字には自らの生年月日を使ったり、ましてや携帯番号を使うなどはもってのほかで、なるべく無意味な数字が推奨されたものだ。私はエクリプスの産まれた年をメアドの一部に使っていたことがある。一般の人が見れば無意味な数字の羅列に違いない。

エクリプスはというより歴史上もっとも有名な競走馬であり、20戦全勝という生涯成績もさることながら、その勝ち方が極めて圧倒的だったことで現役当時より既に歴史的名馬の評価を得ていた。

エクリプスについては様々な伝説が残されているが、中でも有名なエピソードはデビュー戦でエクリプスが1着でゴールした時に後続馬が「見えなかった」という逸話であろう。

エクリプスの馬主はデニス・オケリーというギャンブラーで、彼はデビュー前からエクリプスが大変な能力の持ち主であることを見抜いていた。そこでデビュー戦前に「このレースの全着順を的中できる。エクリプスが1着で、2着以下は“なし”」と賭け相手に言ったのである。

当時のルールでは1着馬がゴールに入線した瞬間に、残り1ハロンの標識を通過していない馬は「失格」とされたので、2着なしというのは、エクリプスが1ハロン1以上後続を離して勝つという意味だった。実際にそのヒートでは2着に入賞できた馬がなく、オケリーの予想は見事的中。彼は大金を得ることになるのだが、この話が後に「エクリプス1着。2着馬はまだ見えない」という誤った逸話として日本国内で伝わることになった可能性が高い。これは当時の翻訳者がこうしたルールをしらなかったため、2着が「なし」というのは「見えない」ということだろうと考えたためだと思われる。

Race  

しかしこうしたエピソードは、エクリプスの強さをなんら損なうものではない。むしろあまりの強さゆえ生まれた美しい伝説と捉えるべきなのだろう。

なんてすっかり本にハマってしって、何のためにパソコンの電源を投入したのかも忘れてしまった。ちなみに今日は「パソコン記念日」。

 

 

***** 2021/9/28 *****

 

 

 

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