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2021年9月 3日 (金)

河野家の悲願

「菅義偉首相が辞任の意向」

昼前に突然飛び込んできたニュースに驚かされた。NHKは昼のニュースを延長。新聞は号外。ネットも騒ぎになっている。そのせいか知らんが、日経平均株価は一時600円も値を上げた。昨日から今日にかけていったい何があったのか? 後継は誰か? 様々な憶測が飛び交っている。

秋田の高校を卒業して集団就職で上京した叩き上げの苦労人。そんなエピソードをメディアが好意的に取り上げてから、まだ1年しか経っていない。あの時も既にコロナ禍であったはず。人心の変わりようには怖ささえ感じる。集団就職先の段ボール工場での勤務を経て法政大学に進学。在学時には報知新聞社で、いわゆる「坊や」としてアルバイトをしていたことも話題になった。1970年頃だというから、巨人V9の時期とちょうど重なる。若き日の菅青年は、熱狂の最中に大志を抱いたのかもしれない。

下衆の勘繰りは承知の上だが、下々としてはやはり次の上様が気になる。名前が上がっているのは岸田文雄氏、高市早苗氏、河野太郎氏、野田聖子氏、そして石破茂氏といったあたりか。岸田氏はカジノを含む統合型リゾート(IR)の実施法案を検討するワーキングチームの座長を務められた経験を持つ。野田氏、石破氏と並んでIR推進派だ。ただ、今回の政局の起点のひとつは横浜のIR誘致問題でもある。気になるところではあるが、IR議論が表に出ることはまずなかろう。

競馬ファンなら河野氏が気になるはず。「行政改革担当大臣」などというちっぽけな(?)肩書より、セレクトセールを主催する「日本競走馬協会会長」の方が通りがよかろう(現在は吉田照哉氏が代行中)。さらに弟の二郎氏は名門・那須野牧場のオーナーであり、一口馬主グリーンファームの代表も務められている。つまり華麗なる競馬一族というわけ。

Nasuno

太郎氏、二郎氏の父・洋平氏も日本競走馬協会会長を務めた政治家だが、「総理になれなかった自民党総裁」のイメージが強い。自民党でトップに立ちながら、当時は細川護熙氏率いる非自民内閣だった。

さらにその父・河野一郎氏も農相や建設相などを歴任し、日ソ国交回復にも尽力した有力政治家。亡くなった際、当時の日本医師会長・武見太郎氏が「おかくれになった」と発表したほどの超大物だったが、なぜか総理の椅子には届かなかった。志を得ることのないまま急逝。直後にデビューした生産馬ナスノコトブキが、翌年の菊花賞を快勝の皮肉である。悲運の政治家も悲運のホースマンも少なくないが、両方となると珍しい。

Green

果たして河野家三代の悲願為るか。いや、そもそも河野家の悲願は総理の座などではなく、やはりダービーなのだろうか。なにせダービーを勝つのは一国の宰相となるより難しいのである。国家の一大事に競馬のたとえは不謹慎かもしれないが、下々にもそれくらいのことを考える楽しみがあってもよかろう。

 

 

***** 2021/9/3 *****

 

 

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