« 緊急事態宣言下のGW日記⑥ | トップページ | コロッケの日 »

2021年5月 5日 (水)

緊急事態宣言下のGW日記⑦

今日も今日とて自室からネットで競馬観戦。正直つまらない。つまらないけど、これしか手段がないのだから仕方ない。そんな思いで馬券を買ったところで当たるはずもない。せめてTVで中継をやってくれないものか。ネット中継の解像度では、馬のつくりの細部や騎手の表情までは読み取ることができない。

ともあれ、今日は全国6場で70ものレースが行われたわけだが、もっとも多くネットで閲覧されたのは、GⅠ・かしわ記念ではなく、兵庫大賞典でもなく、いわんや門別で3鞍行われたフレッシュチャレンジでもなかろう。それは船橋8レース。つまりこちらの一戦である。

Yahoo

騎手が落馬してカラ馬となった一頭が、ラチ沿いにコースを逆走。直線に向いて熾烈な叩き合いを繰り広げる先頭集団に正面から突っ込んできた。幸い騎手の方が気づいてカラ馬を回避したことで、正面衝突という事態は避けることができたが、一歩間違えれば大惨事だったと記事は言っているわけだが、ポイントはそこではない。「不成立ではないか?」という声が沸き上がっているようなのである。

結論から言えば、この映像を観る限り不成立には当たらない。最終的に不成立を決めるのは開催執務委員長。つまりヒトの判断だから、どう転ぶかはケースバイケースとしか言いようがないわけだが、ルールとしては不成立となるケースについて以下のように明文化されている。


①災害や投石等の妨害行為その他の事由により、競走または開催執務委員の職務の執行に重大な支障があったとき。
競走中止馬によるもの等、当該競走の出走人馬に起因するものは不成立とはならない。(ただし、それらが走路を占拠した等の理由により、所定の走路での競走の継続が不可能となったと認めたときは、不成立とする)。
②競走が所定の走路と異なる走路で行われたとき。


つまり「競走中止馬によるもの等、当該競走の出走人馬に起因するものは不成立とはならない」のである。逆走しようが追走しようが、競馬においてカラ馬は想定されるファクターであり、騎手たちはそれを避けて騎乗馬の全能力を発揮することが求められる。馬の逆走を想定した訓練も受けているし、それで致命的な不利を受けたとしても、レース中の不可抗力として受け入れなければならない。競馬は何が起きるかわからないのである。

それでも、今回のケースが極めて危険であることに変わりはない。実際、過去には同じようなケースで不幸にも正面衝突してしまったケースがあった。

1996年12月2日の浦和競馬の最終第10レースは1600mに8頭立てで行われた。スタート直後に騎手が落馬したミヤギセイリュウは、ゲートと外ラチとの隙間をすり抜けて逆走。2コーナー付近でレース中の馬群と鉢合わせしてしまい、その中の1頭、エースフォンテンに激突してしまったのである。ちなみに結局このレースは不成立になった。このあたりが「ケースバイケース」と書かざるを得ない所以。ポイントは何を以て「重大な支障」とするか。それが難しい。私個人はゲートやハロー、あるいは部外者や動物の乱入など「出走人馬以外の要因」によるアクシデントなら不成立。そうでなければすべて競馬に含まれるものだと考える。

ただし、これには「真正なスタート」が切られていることが前提となる。2010年12月8日の4レースは、カンパイの旗が振られたことに気付かぬまま、出走全馬がゴールまで全力疾走してしまった。馬の消耗度合は大きく、あらためてレースをやり直すこともできない。それで珍しい形での不成立となった。私としてもこのケースでの不成立はやむを得ないと思う。

.Fuseiritsu

 

 

***** 2021/5/5 *****

 

 

|

« 緊急事態宣言下のGW日記⑥ | トップページ | コロッケの日 »

競馬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 緊急事態宣言下のGW日記⑥ | トップページ | コロッケの日 »