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2021年4月11日 (日)

純白の女王

デアリングタクトというニューヒロインが誕生したあの桜花賞から1年。しかし昨年は雨でしかも無観客開催だった。快晴の桜花賞当日に競馬場に立てるありがたみを噛みしめたい。

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昨日付けでは桜花賞も接戦になるであろうと書き、しかも速い時計の決着になる可能性にも触れたわけだが、まさかこれほどの猛時計が記録されるとは思わなかった。「魔の桜花賞ペース」などというフレーズが生まれたのは阪神競馬場改修前の話。スタートしてから長い直線が続く現コースに変わってからは、前半の半マイルを47秒程度で進み、後半の爆発力で勝負を決するパターンが多い。

ところが今年、出遅れながら暴走気味に先頭に立ったメイケイエールの半マイル通過は45秒2。それを3馬身差の3番手で追いかけたソダシにしても、半マイル通過は推定45秒7だから相当に速い。そのまま先頭に躍り出た1400m通過のラップタイムは1分19秒2だが、これはつい先日の阪急杯で快速馬レシステンシアが記録したコースレコードと同タイムである。そこから止まることなくサトノレイナスの猛追を凌いでみせたからすごい。普通なら止まってもおかしくないような苦しいところから、もうひと踏ん張りする底力には正直驚かされた。次走は名言されていないが、クロフネの娘が府中の2400mでどういう競馬をするのかを観てみたい気がする。

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ゴールの瞬間は例によって拍手。ただ、今回はルール違反の声援も多く聞こえた。いわゆるおっさんの「そのまま!」とか「差せ!」とかいう掛け声ではない。それはソダシを応援する声。サトノレイナスに詰め寄られたゴール前は、悲鳴にも似た叫び声が響いた。気持ちは分からないでもない。でもルールはルールである。あまりに露骨に叫んだ女性が係員にとがめられて、また大声を出していた。これはよくない。

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いまの競馬場は声を出せる場所ではない。決められた場所以外で飲食もできない。もちろん酒はどこであっても飲めない。驚くことに桜花賞のパドックでは定員制が採用されて密を回避していた。それでどうにか観客が入ることを許されている。関西圏でこれだけ新型コロナが猛威を振るう中、それでも競馬場に入ることができる事態がそも奇跡ではないか。ソダシを競馬場で観ることができるよう、ルールは守ろう。

 

 

***** 2021/4/11 *****

 

 

 

 

 

 

 

 

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