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2019年7月15日 (月)

やめたことに

2か月半ぶりの更新だが、状況が変わったわけではありません。コメントもいただいているので、いちおう生きてはいますよ、というお知らせ。忙しさはむしろ悪化しており、気が付けばダービーは終わっており、宝塚記念は気付かぬうちに終わっていた。状況は南関東でも同様。帝王賞はいったい何が勝ったのか? ジャパンダートダービーはいつだ? なに? もう終わっているだと?

実はこの春から競馬を「やめた」。初めて馬券に触れたのはグリーングラスが勝った有馬記念という私である。40年のキャリアを思えば、人生の一大事と言っても過言ではあるまい。

むろんそれにはカラクリがある。もとより私は競馬を最優先とする生活を送ってきた。それが諸般の事情で競馬に行けないとする。その精神的葛藤はなまなかではない。実際、2~3年ほど前からメンタルがヤバくなった。昨年2月にめまい病を患ったのは、それが原因だと秘かに疑っている。ならば、競馬はやめてしまえ。正確には「やめたこと」にしてしまおう。それならば競馬に行けないからと言って、駄々をこねたり、悶絶したり、めまいをおこすこともあるまい。なんだ、簡単じゃないか。

しかし、ひとつだけ気になることがあった。ダービーである。競馬ファンにとってダービーは人生の証。初対面の競馬ファン同士が自己紹介替わりに交わす話題は決まっている。「初めてダービーを観たのはいつか」。競馬の場合、ダービーがそのままキャリアの深さを示す。それを観ないとなれば、ひょっとしたら私は死んでしまうのではあるまいか―――。

周囲は笑うだろうが、私は真剣にそんな心配をしていたのである。

結果から言えば、ダービーを観ずとも私が死ぬことはなかった。これは大きな発見に違いない。それで気を良くして競馬を「やめたこと」にしていたら、いつの間にか夏の福島も終わりに近づいていた。

とはいえ、ラジオNIKKEI賞の福島競馬場には行った。あの忌まわしき震災以来、毎年必ず「復興のために」と福島競馬場を訪れては、馬券もそこそこに腹がはちきれるほど食べ、腰が抜けるほど「飛露喜」を飲み続けたおかげで、最近では地元の方が来賓室に招待してくれるようになったのである。

こんな申し出を「ありがたいのですが、競馬はやめたことにしているので」などと断るバカはおるまい。とはいえ、カメラは持参せず、馬券もそこそこに、ただひたすら地元の名物と地酒にお金を注ぎ続けた結果、お昼の新馬を待たずに私の記憶は飛んだ。その後の記憶はない。

Nikkei

しかし、我がスマホにはこんな写真が残されていたから、ラジオNIKKEI賞はちゃんと観たのであろう。勝ったブレイキングドーンは秋の展望が大きく広がった。翻って私はどうか。なにせ1か月先も見通せない身。「やめたこと」にするのは意外と簡単だが、このまま本当にやめてしまいそうな気がしてならないのである。

 

 

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コメント

つっつさま

コメントありがとうございます。
新潟や小倉にも行ければ、さらに酒が呑めるんですが……。
競馬にはそういう楽しい部分もあったのだど、痛感しております😅

投稿: 店主 | 2019年7月18日 (木) 08時17分

tsuyoshiさま

いえいえ。
たまたま、15日は休みで時間があったので、書いただけです。
再開要請は、ありがたいことに、コメント以外でも連日届いており、なんとかしたいな、とは思っております。
しばらく食べ歩かない間に、新しいうどん屋もたくさんオープンしましたし。時間を見つけて、まとめてやっつけたいと考えてます😄

投稿: 店主 | 2019年7月18日 (木) 07時39分

店主様

長年続けてきた事を変えるというのは、他人には計り知れない決意と覚悟が必要になりますが、飲酒が可能な状況にあるという事には胸を撫で下ろしております。

この記事を見て、私もささやかながら、今夜は会津ほまれの4合瓶と、東北のおつまみを何か買って帰る事を決めました。

店主様の状況が好転する事を心より祈念致します。

投稿: つっつ | 2019年7月16日 (火) 17時54分

催促したみたいですみません。

ご自愛ください。

投稿: tsuyoshi | 2019年7月16日 (火) 16時42分

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