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2019年1月 6日 (日)

金杯の格言

いかに競馬好きとはいえ、私のように元日から川崎競馬場に入り浸るような爛れた正月を過ごす人間は少数派であろうから、多くの競馬ファンにとって新年の競馬は金杯で明けることとなる。(※写真は2013年中山金杯)

Touchmenot 

「金杯で乾杯」の格言通り、金杯当日の競馬場はさながらファンや関係者同士の新年会の風情。私は今年行くことができなかったが、昨日の中山に行った人間に聞けばホープフルSからほぼ1週間というカレンダーにも拘わらず、「金杯は満杯」の格言は相変わらず生きていたらしい。それで入場者数を調べてみたら、昨年の金杯当日の39,690人を遥かに上回る49,313人が入っていた。昨年の中山でこの人数を上回ったのは有馬記念(100,189人)のみ。皐月賞でさえ42,970人であったことを考えれば、行かずとも昨日の中山競馬場の混雑ぶりが容易に想像できる。

それにしても、金杯を観ないと新しい年が始まった気がしないという話は本当だった。そもそも有馬記念やホープフルSも観ていないのだから、私の中では2018年が終わってすらいないのである。

昨日にしても、ウインズ後楽園で馬券を仕入れたまでは良いが、中継まで観ている時間がない。発走時刻が近づいたらラジオで聞くつもりでいたが、気がつくと日が暮れていた。やむなくネットで結果を確認する羽目に。むろん結果はハズレ。こうなると新年会気分もクソない。まるで初日の出に合わせて早起きしようと思いつつも、すっかり寝坊してしまい、仕方なく沈みゆく夕日に手を合わせたようなものか。あまり縁起が良いとは言えまい。早くも今年の馬券成績が心配になってきた。

金杯に関する格言として、「一年の計は元旦にあり」という諺をもじって「一年の計は金杯にあり」という言葉を使う人もいる。おそらく「一年の計は元旦にあり」という言葉の意味を「何事も最初が肝心」と誤解してしまい、「金杯を当てて良いスタートを切ることが大事」と言いたいのだろうが、これは誤用も甚だしい。

「一年の計は元旦にあり」の語源は、中国の「月令広義」に書かれた「一日之計在晨、一年之計在春、一生之計在勤、一家之計在身」の部分で、物事を始めるにあたっては、最初にきちんとした計画を立てるのが肝要であり、一年の計画は年の初めである元旦に立てるべきであるという意味である。

「一年の計画を金杯で立てる」となると、それはいったいどういうことになるのか?

「金杯ハズれちゃったから、今年は馬券を買う額を控えよう」

というのなら、まだ分かるが、

「今年はずっと松岡正海を追いかけるぞ!」

とか

「今年は枠連6-8を買い続けよう!」

などとなってしまったら、その一年の破綻はもう見えている。金杯で一年の計画を立てることなど、しょせん無理。私の個人的感覚では、金杯でほどよい敗北を喫した年の方が、年間トータルでは好成績を収めてきたような気がするのだが、果たしてどうだろうか?

 

***** 2019/01/06 *****

 

 

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コメント

tsuyoshiさま

あけましておめでとうございます。
そのお気持ちよく分かります。競馬への付き合いの濃淡は、誰しもトシと共に変化するものですが、それでも付き合いの糸を切らずにいられることが大事ですよね。
今年もよろしくお願いいたします。

投稿: 店主 | 2019年1月 9日 (水) 07時22分

あけましておめでとうございます。

昨年末、第二子が誕生したので、有馬記念もホープフルステークスも行けず。

金杯にカレンダーを買いに行こうとしたが、子供の水泳教室の付き添いのため断念。
チャリで東京競馬場にカレンダーを買いに行き、
次回いつ来るかも分からないので、ネットで馬券を購入。
一応単勝当たりました。

毎週、東西G1の現地に行っていたのが懐かしい。

今年も楽しませて頂きます。どうぞ宜しくお願いします。

投稿: tsuyoshi | 2019年1月 7日 (月) 16時11分

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