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2018年12月31日 (月)

怒りと苛立ちの平成時代

平成最後の大晦日。通常は西暦年号を使うのが常の本稿だが、今回ばかりは和暦を使うことをお許しいただきたい。

我が国の一般紙に初めて「インターネット」という単語が登場したのは、平成5年のことだと言われる。ウイニングチケットがダービーを勝ち、トウカイテイオーが有馬記念で奇跡の復活勝利を挙げたあの年。ただし当時は「世界的なコンピューター通信網の」という注釈付きだった。

平成の30年間を早送りで見渡すと、その変わり様に驚く。特に街角や電車の中。我々は当たり前のようにスマートフォンの画面を見つめるようになった。今やインターネットは空気と同様、もはや説明不要の存在に違いない。しかもSNSを使えば誰もが世界中に情報発信できる。このブログもそのひとつであろう。「平成」をひと言で表せと言われたとき、「誰もが情報発信者になれる時代」は、きっとひとつの答えになり得る。

情報発信者になりたいのは言いたいことがあるから。では、「言いたいことがある」というのはどういうことか。筆者はそこに怒りの要素を感じてやまない。みんな怒っている。それを情報発信という行為で消化している。

このブログが始まったのは平成17年。ディープインパクトがクラシック3冠を制した年の秋だった。記念すべき1回目のエントリはサカラートが勝った日本テレビ盃のネタ。次いで神戸新聞杯を楽勝したディープインパクトの話を書いたと記憶する。

当時の私が競馬界を取り巻く様々なのアレコレにいちいち苛立ちを感じていたことは間違いない。

場外馬券に課税しようとする自治体のセコさに怒り―――、

凱旋門賞ではなく、タダもらいの菊花賞に向かうディープインパクト陣営の選択に対して怒り―――、

不毛な存廃論議が一向に収束しない岩手競馬に怒り―――、

とはいえたいした努力もせず次々と廃止を決定する地方競馬場にはさらに怒り―――、

さらにはハルウララに騒ぐ面々やダートグレードレースの出走馬選定方法など、とにかくあちこちに向かって怒りの矛先を突き刺していた。自分の馬券成績のふがいなさや、愛馬がまったく走らないことにまでは、正直怒りの手が回っていなかったようにさえ思う。

だがしかし、最近は競馬に対する怒りが消えてしまった感が否めない。つまり言いたいことが減った。競馬そのものが大きく変わったわけではないから、変わったのはきっと筆者個人の方であろう。それが当ブログが縮小営業中であるせいなのか、それとも縮小営業のせいで言いたいことが減ったのか―――。それは分からない。

トシのせいもある。世間には年を取って怒りっぽくなる人もいるが、私はもともと怒ってばかりだったから、逆のベクトルに変化が起きたのかもしれない。最近でも岩手や浦和で禁止薬物が検出されて騒ぎになった。その背後には腹立たしい事情もある。だが、それをどうこう言うつもりはない。端的に言えば、どうでもいい。それでも競馬は行われる。平成の最後になって、私もすっかり「平らに成った」。それが良いことか悪いことかの議論はさておく。

Arck 

ちなみに東京2歳優駿牝馬の馬券は散々だった。アークヴィグラスの強さには脱帽せざるを得ない。平成30年の収支はもちろん赤字。むろんそれに怒ったりすることもない。どうせ明日になれば平成30年の馬券収支など忘れる。始まるのは、たった4か月間の平成31年。ともあれ筆者の多忙は改元後もしばらく続きそうだ。それでは皆様、よいお年を。

 

***** 2018/12/31 *****

 

 

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2018年12月30日 (日)

チコちゃんに叱られる

江戸時代、大晦日は一年の最後を締めくくるとともに、最大の収支決算日であった―――。

NHKの人気番組「チコちゃんに叱られる」でも取り上げられていたから、それを知る人も多いかもしれない。ツケで買い物をすることが多かった当時、年末は借金取りと激しい攻防が繰り広げられるシーズン。そのクライマックスは大晦日である。なにせ、年を越してしまえば借金はなかったことになるのだから、取り立てる側も取り立てられる側も真剣さは半端ではない。

この風習は明治以降もしばらく続いた。「なんでお正月はおめでたいの?」という私の問いに私の祖母は「借金取りが来なくなるから」と答えていたのが動かぬ証拠。子供心に「ふーん。そういうものか」と妙に納得した覚えがある。

大晦日を収支の決算日とする風習は、平成の終わりを迎える時代でも競馬ファンの間に根強く残っているような気がしてならない。馬券収支をマメに記録している人も正月が過ぎれば基本的にチャラ。たとえ前年の収支が百万の赤字であろうとも、心の中でそれをリセットできるからこそ年明けの金杯にあれほどの人が群がるのであろう。

Omega 

明日は、大井、笠松、園田、高知の4場で開催があり、それぞれで重賞レースが行われる。有馬で負けても、ホープフルがダメでも、東京大賞典で惨敗を喫しても、まだ勝負できるのだからありがたい。かく言う私は今年ここまで激しい出入りを繰り返しながら、2万弱のマイナス収支で大晦日を迎えた。普通なら極めて上出来な成績だと感心するところだが、こうなったら競馬場に貸している(と思っている)2万円に利子を付けて取り替えさなければ話になるまい。仮にプラス収支になれば、2002年以来16年ぶりの快挙。東京2歳優駿牝馬は筆者にとって有馬記念並みの意味を持つ。

そんな2歳馬たちが「2歳馬」と呼ばれるのも明日の一日限り。あさってからは揃って「3歳馬」となる。

先述の祖母は自身の誕生日を知らなかった。個人の誕生日に年を取る習慣が始まったのも昭和になってからのこと。それまでは年越しが、そのまま「年取り」の意味も持っていた。家族揃って年を取るからこそ正月はめでたいのであろう。それを知らずにただ「めでたい、めでたい」と正月に酒を飲んで騒ぐ日本人のなんと多いことか―――。そんなことじゃチコちゃんに叱られますよ。

 

***** 2018/12/30 *****

 

 

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2018年12月29日 (土)

2007 東京シンデレラマイル ベルモントノーヴァ

ベルモントノーヴァ(石崎駿)

Velmont 

今から11年前。創設第1回の東京シンデレラマイルを勝ったのはベルモントノーヴァでした。

この秋、彼女は9月のトゥインクルレディー賞を勝ち、TCKディスタフでは1番人気に押されるも4着に敗れ、年末のこのレースに臨んできたのですが、この2つの重賞は今では既に廃止になっています。もうちょい前にはファーストレディー賞という重賞もあったはず。大井の古馬牝馬限定重賞は、どうも長続きしないイメージがあっていけません。東京シンデレラマイルは今年で12回目。年の瀬の名物レースとして、せめて50回くらいは続いて欲しいものです。

 

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***** 2018/12/29 *****

 

 

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2018年12月28日 (金)

2010 東京大賞典 スマートファルコン

スマートファルコン(武豊)

Smart 

ドンピシャのタイミングでゲートを飛び出したスマートファルコンは、内で行く気を見せたフリオーソを制して一気にハナを奪います。そのままグングン飛ばし、前半1000メートルの通過は、なんと58秒9。

「こりゃあ、早すぎる」

「芝かよ!」

「ユタカさんやっちゃった」

そんな声が上がったのも無理はありません。しかし、こうなると追いかける後続も苦しいもの。2番からフリオーソが差を詰めようとしますが、手応えはよくありません。一度は詰まったように見えた差が再び開いてゴール。その時計は驚愕の2分00秒4の日本レコードでした。

レース後、敢えてペースを落とさなかったことを明かした武豊騎手。「ある程度のタイムは出るだろうとは思っていた」とサラリと言ってのけるあたり、やはり凡人ではありません。ちなみに「芝かよ!」と突っ込んだのは私。ああ、恥ずかしい。むろん私は凡人です。

 

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***** 2018/12/28 *****

 

 

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2018年12月27日 (木)

2008 東京大賞典 カネヒキリ

カネヒキリ(C.ルメール)

Kane 

夕闇迫る大井に、激しい火花が飛び散りました。直線、内から抜け出したカネヒキリに圧倒的1番人気のヴァーミリアンが襲いかかります。

いったん前に出たヴァーミリアン。それを再び差し返すカネヒキリ。2頭が刻んだ上がり3ハロンは芝に匹敵する35秒1でした。本物のチャンピオン同士がぶつかると、稀にこういう素晴らしいレースを見ることができます。

 

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***** 2018/12/27 *****

 

 

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2018年12月26日 (水)

2005 東京大賞典 アジュディミツオー

アジュディミツオー(内田博幸)

Ajudi 

この年の春、ドバイワールドカップで世界の強豪に挑戦するも6着に敗れたアジュディミツオー。帰国後も本来の走りが戻らず敗戦を続け、東京大賞典もディフェンディング・チャンピオンであるにも関わらず4番人気に甘んじていました。

しかし、ゲートが開いてハナを切ると、あとは胸のすくような逃げ切り勝ち。この年は、この1勝しかあげられなかったにも関わらず、NAR年度代表馬にも選出されています。それほど印象的な勝利でした。

 

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***** 2018/12/26 *****

 

 

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2018年12月25日 (火)

1995 東京大賞典 アドマイヤボサツ

アドマイヤボサツ(芹沢純一)

Bosatsu 

今となっては懐かしい2800m当時の東京大賞典。人気を集めたのは7連勝中のライブリマウントと、南関東最強のアマゾンオペラ。この2頭の馬連オッズが2倍という一騎打ちムードが漂っていました。

しかし勝ったのは6番人気の伏兵・アドマイヤボサツ。「この距離なら付け入る隙があると思って一発を狙っていた」という芹沢騎手会心の騎乗でした。2着キソジゴールドも2800mの適性を上手く味方につけたクチでしょう。当時からいろんなことが言われていましたし、今だったら誰も相手にしてくれないでしょうけど、私個人は東京大賞典はやはり2800mでやって欲しいと思います。

 

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***** 2018/12/25 *****

 

 

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2018年12月24日 (月)

2006 ホープフルS ニュービギニング

ニュービギニング(武豊)

Biginning 

ディープインパクトのラストランを数時間後に控えた有馬記念当日の6レース。当時はまだオープン特別だったホープフルSを勝ったのは、ディープインパクトの弟・ニュービギニングでした。

兄と同じ勝負服で、兄と同じ厩舎。もちろん兄と同じ武豊騎手を背に乗せて、兄を彷彿とさせる豪快な追い込み勝ち。しかもその名前が「新たな始まり」なのですから、これほどできた話はありません。

表彰式のあと「やはり競馬は血統だな……」という声に振り向けば、そこには吉田勝己氏の姿が。シチュエーションがシチュエーションだけに、そして言葉の主が主だけに、軽く聞き流すことのできない重みがあります。

 

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***** 2018/12/24 *****

 

 

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2018年12月23日 (日)

強いのはシルクの3歳馬

「おめでとう。勝つと思ってたよ」

そう言うと、電話の相手は「ありがとうございます。本当に嬉しいです。こんなことがあるなんて……」と言ったきり言葉に詰まった。心なしか、その声は震えているように聞こえる。中山の寒さのせいなのか、あるいは感動のせいなのか。残念ながらそこまでは分からない。

「……続けていて良かった」

ようやく聞こえてきた相手の言葉に私は我が耳を疑った。

今年のオークスの夜、アーモンドアイに出資した知人がまったく同じ言葉を発していたのである。両者に共通しているのは、社台・サンデーの両クラブで出資した経験を持ちながら、いろいろあってシルクレーシングというクラブで名馬に出会ったという点。ひょっとしたら同じ経験を持つ人は、彼ら2人に留まらない可能性がある。

ところで私が「勝つと思ってた」というのは、決してリップ―ビスではない。本当に勝つと思っていた。その証拠にちゃんと馬券も買ってある。500円では自慢もできないが、有馬で単勝馬券が当たるなんて何年ぶりだろうか。

Baken 

今年の3歳世代は強い―――。

夏のローカル開催から、ちらほらそんな言葉が聞こえ始め、今月に入ると誰もがそんな言葉を発するようになった。関屋記念と新潟記念を3歳馬が勝ったのが始まり。その後も古馬の壁が厚いダート重賞シリウスSをオメガパフュームが勝つと、マイルチャンピオンシップ、ジャパンカップ、チャンピオンズカップとGⅠ3連勝。地方でもマイルグランプリをクリスタルシルバーが、勝島王冠をモジアナフレイバーが勝つなど3歳馬の活躍が目につく。ここまで広範囲に渡れば、たしかに「世代」で議論をしたくなるのも分からないではない。ジャパンカップと有馬記念を3歳馬が勝てば、なおさらであろう。

【2018年 9勝】
関屋記念 プリモシーン
新潟記念 ブラストワンピース
シリウスS オメガパフューム
マイルCS ステルヴィオ
京阪杯 ダノンスマッシュ
ジャパンC アーモンドアイ
チャンピオンズC ルヴァンスレーヴ
中日新聞杯 ギベオン
有馬記念 ブラストワンピース

【2017年 10勝】
函館SS ジューヌエコール
クイーンS アエロリット
スワンS サングレーザー
ア共和国杯 スワーヴリチャード
エ女王杯 モズカッチャン
福島記念 ウインブライト
マイルCS ペルシアンナイト
チャレンジC サトノクロニクル
カペラS ディオスコリダー
ターコイズS ミスパンテール

しかし、こうして昨年の例と比べてみれば分かる。3歳馬の重賞勝ちが今年に限ってことさら増えたという事実は、残念ながらない。3歳馬の活躍が目立つのは、この時期になれば当然のこと。しかし長いスパンで見れば、3歳馬の活躍傾向は数字にも現れている。だが、それは世代レベル云々ではなく、世代交代の波が以前より早く押し寄せるようになっただけ。近年のJRAはベテランに厳しい。降級制度が廃止になる来年は、この傾向に拍車がかかる恐れもある。

敢えて今年の3歳馬について言うなら、「シルクの3歳馬が強い」と言うべきではあるまいか。私がブラストワンピースが勝つと思ったのは、つまりそういうこと。今年3歳馬が勝った古馬重賞9勝のうち4勝がシルクレーシングの勝負服であり、今年のシルクの重賞13勝のうち10勝までが3歳馬によるものだと思えば、あながち的外れでもなかろう。

それにしても、今年ほどGⅠ優勝の祝電、もしくは祝メールをした年は記憶にない。皐月賞のエポカドーロ、アーモンドアイの3冠プラスJC、リスグラシューのエリザベス女王杯に、ノーヴァレンダの全日本2歳優駿。そして今日の有馬記念。みなさん、おめでとうございます。いずれも400口から500口の一口クラブの所属馬であることは偶然だろうか。「続けていて良かった」と言う彼らの言葉を噛みしめつつ、その答えを探す年末年始になりそうだ。

 

***** 2018/12/23 *****

 

 

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2018年12月22日 (土)

2013 有馬記念 オルフェーヴル

オルフェーヴル(池添謙一)

2013arima 

池添騎手はこの日の騎乗を有馬記念ひと鞍に絞っていました。まさしく「一頭入魂」。パドックに姿を現した池添騎手は集中の極地にあり、その瞳にはオルフェーヴル一頭しか映っていないように見えたことを思い出します。

他の馬は関係ない。オルフェーヴルのレースをするだけ―――。

きっとそんな思いで彼に跨ったのでしょう。実際、3コーナー手前から自ら動いて8馬身。他の馬などまるで関係ないといわんばかりの圧勝劇でした。普通のレースよりも長く長く続いたスタンドの大声援が、いまだに耳に残っています。

 

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***** 2018/12/22 *****

 

 

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2018年12月21日 (金)

2005 有馬記念 ハーツクライ

ハーツクライ(C.ルメール)

2005arima 

2年連続リーディングジョッキーのC.ルメール騎手の日本での初めてのGⅠ制覇であり、ディープインパクトが初めて敗れた有馬記念です。

誰もが驚く先行策に打って出て、ディープインパクトの追い込みを凌いだルメール騎手の手綱捌きは、今なら「神騎乗」などともてはやされるのでしょう。しかし、ある程度は前に付けようと思っていたとはいえ、ルメール騎手本人も3番手という位置取りは想定外だったフシがあります。というのも、レース前の輪乗りの際にハーツクライの覇気が足りないと感じたそうで、それならとゲートを出る瞬間に軽く気合をつけたところ、あのポジションになったのだとか。何が幸いするか分からないのも競馬です。

 

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***** 2018/12/21 *****

 

 

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2018年12月20日 (木)

2003 有馬記念 シンボリクリスエス

シンボリクリスエス(O.ペリエ)

2004arima 

この年のジャパンカップはタップダンスシチーが9馬身差の逃げ切り勝ち。そして続く有馬記念はシンボリクリスエスが圧巻のレコードで、やはり9馬身差の圧勝劇を演じてみせました。「直線独走」という展開を、なかには「つまらない」と感じる人もいるでしょうが、ここまで圧倒的な強さを見せられると逆に感動を覚えることもあります。

 

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***** 2018/12/20 *****

 

 

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2018年12月19日 (水)

1999 有馬記念 グラスワンダー

グラスワンダー(的場均)

1999arima 

スペシャルウィークの武豊騎手はよほど自信があったのでしょう。左手でガッツポーズをすると、3コーナーから4コーナーを周って馬場をもう1周。ウイニングランまで披露してみせました。

その直後、スタンドのどよめきと歓声に振り返ると、着順掲示板の1着にはスペシャルウィークの「3」ではなく、グラスワンダーの「7」の数字が……!

武豊騎手は検量室でしばし呆然。「アタマくらい勝っていると思った……」と絞り出すのがやっとでした。

逆にグラスワンダーの的場均騎手は「差された」と感じていたといいます。スタンドで見ていた尾形調教師も負けを覚悟して、暗い気持ちでエレベータに乗り込んでいたとか。競馬のプロたちでさえ驚く結果は、わずか4センチの差によって生まれました。有馬記念では稀にそういう不思議な出来事が起こります。

 

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***** 2018/12/19 *****

 

 

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2018年12月18日 (火)

1997 有馬記念 シルクジャスティス

シルクジャスティス(藤田伸二)

1997arima 

昨日は1994年は早田牧場の天下だったということを書きましたが、その勢いは3年後も衰えていませんでした。

有馬記念はシルクジャスティスとマーベラスサンデーの生産馬によるワンツーフィニッシュ。また、この年の2冠馬サニーブライアンは早田牧場の育成馬で、皐月賞2着のシルクライトニングも早田の生産馬でした。その4頭だけで、この年のGⅠを4勝2着3回ですから、素晴らしいのひと言に尽きます。

ちなみにこの年の社台ファーム生産馬のGⅠ勝利は、エアグルーヴによる天皇賞(秋)のみ。これはこれで象徴的な出来事でしたが、その女傑を早田の2頭が打ち負かした有馬記念こそ「象徴的な出来事」であると捉える人も、決してゼロではなかったように思います。

 

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***** 2018/12/18 *****

 

 

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2018年12月17日 (月)

1994 有馬記念 ナリタブライアン

ナリタブライアン(南井克巳)

1994arima 

ナリタブライアンはこの年のクラシック3冠に加えて有馬記念をも制して「4冠」を達成。生産者の早田牧場は他にビワハヤヒデで天皇賞春と宝塚記念を、マーベラスクラウンでジャパンカップを勝ち、GⅠ年間7勝をマークしました。ちなみに当時圧倒的な強さを誇っていた旧・社台ファームは、フジキセキの朝日杯のみに終わっています。

 

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***** 2018/12/17 *****

 

 

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2018年12月16日 (日)

平成最後の有馬ウィーク

中山にもダービー級の大レースを―――。

有馬記念は、そんな有馬頼寧氏(中央競馬会初代理事長)の発案で1956年に始まった。初回は「中山グランプリ」という名称だったが、翌年、有馬氏の急逝によって「有馬記念」と改称されたという逸話を知る人は多かろう。初代の優勝馬はメイヂヒカリ。2着キタノオーを3馬身半も突き放す圧勝だった。

メイヂヒカリは朝日杯に勝って2歳チャンピオンとなり、故障で春のクラシックを棒に振ったものの、菊花賞では同期のダービー馬・オートキツに10馬身差をつけて3歳実力ナンバーワンの座につき、さらに4歳時に天皇賞、有馬記念を手中にして古馬の頂点に立った。この記録は歴代の3冠馬でも達成できていない。故障さえなければクラシック3冠も間違いなかったと言われている。

ちなみに、ジャパンカップの前身がクモハタ記念であったように、中山グランプリにも前進にあたるレースは存在する。それが今はなき「中山特別」。中山グランプリの前年、すなわち最後の中山特別にはメイヂヒカリも出走し、1番人気に押されたものの、しんがり負けを喫している。古馬一線級相手に61キロは厳しかったに違いないが、ともあれ最後のレースで最後に入線し、最初のレースを先頭で駆け抜けるのだから話題には事欠かない。

21戦16勝。5敗のうち3回は万馬券決着である。念のために書いておくが、当時万馬券決着は稀少だった。2着になっただけで万馬券になったことも。小柄な鹿毛で、日本の風土が作り出したもっとも美しい馬とも言われた。馬主で明治座の社長でもあった新田新作氏の社葬にも参列し、その気品のある容姿が浜町界隈の話題になったほど。葬儀に参列した現役競走馬というのも空前にして絶後であろう。

「第1号」とか「初の」あるいは「最後の」といったフレーズに、人は親しみを覚えやすい。さあ、平成最後の有馬記念ウィークを楽しもう。個人的な注目はここを引退レースと定めたサトノダイヤモンド。オグリキャップ、ディープインパクト、オルフェーヴル、そして昨年のキタサンブラック。有馬で引退の花道を飾った名馬は列挙に暇がない。もしサトノダイヤモンドが勝ったら、そのまま引退式まで行ってしまうというのはどうか。そういえばメイヂヒカリは、競馬場で引退式を行った第1号でもあった。

Intai 

 

***** 2018/12/16 *****

 

 

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2018年12月15日 (土)

2004 朝日杯FS マイネルレコルト

マイネルレコルト(後藤浩輝)

Recorut1

「1分33秒4」

レコードの赤文字が点灯するなり、今は亡き後藤弘輝騎手が中山の冬空に向かって雄叫びを上げました。よほど会心の騎乗だったのでしょう。

ちなみに、このレースでGⅠ初制覇を果たした堀井雅広調教師にとっても、実は朝日杯は悲願のタイトルでした。師が騎手時代の1989年、1番人気のカムイフジに騎乗するも、快速アイネスフウジンの7着に敗れていたのです。15年越しのリベンジ達成。「ずっと勝ちたいと思っていた」という師の何気ない言葉が今も耳に残っています。

 

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***** 2018/12/15 *****

 

 

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2018年12月14日 (金)

1996 朝日杯3歳S マイネルマックス

マイネルマックス(佐藤哲三)

Max

中山マイルでは有利とされる最内1番枠。ですが、必ずしもそうとは限りません。勝負どころで内に包まれ、外に持ち出せない危険もあります。この年の朝日杯もそう。1枠1番のマイネルマックスも馬群の内で詰まりかけましたが、左前方にちょうど1頭分のスペースが生まれました。すかさずそこを狙うランニングゲイル・武豊。しかし、強引にマイネルマックス・佐藤哲三がもぐりこんで、勝利を手繰り寄せます。

佐藤哲三騎手には過怠金3万円が課されましたが、このレースだけは譲れない思いがあったのでしょう。初めてのGⅠ制覇のチャンス。そして、翌日には自らの結婚式が控えていました。

 

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***** 2018/12/14 *****

 

 

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2018年12月13日 (木)

2007 ターコイズS コスモマーベラス

コスモマーベラス(松岡正海)

Cosmo

ターコイズSで唯一の連覇を果たした一頭です。ただしその記録はオープン特別当時のもの。彼女は「中山のオープン特別」という条件では6回走って(3,2,1,0)の好成績を残しました。

 

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***** 2018/12/13 *****

 

 

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2018年12月12日 (水)

2006 ディセンバーS イースター

イースター(横山典弘)

Easter

このレース、注目はスプリングS以来3年ぶりの勝利を目指すブラックタイドでしたが、結果は3着。勝ったのは3歳馬イースターでした。この年に限らず重賞実績が通用しないのが、ディセンバーSの醍醐味です。今年はGⅠ馬の登録がありますが、果たして……?

 

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***** 2018/12/12 *****

 

 

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2018年12月11日 (火)

2010 クイーン賞 ミラクルレジェンド

ミラクルレジェンド(岩田康誠)

Ml 

優勝馬ミラクルレジェンドのオーナーは吉田照哉氏、2着ザッハーマインのオーナーはその母・和子氏。これぞホントの親子丼でしょう。

 

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***** 2018/12/11 *****

 

 

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2018年12月10日 (月)

2009 クイーン賞 ユキチャン

ユキチャン(今野忠成)

Yuki 

1着ユキチャン、2着テイエムヨカドー、3着パノラマビューティ。この年のクイーン賞は地方所属馬の表彰台独占という稀有な出来事が起きました。3頭ともJRAからの転入馬とはいえ、地方を根城にする人間としすれば嬉しいことです。

 

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***** 2018/12/10 *****

 

 

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2018年12月 9日 (日)

反転攻勢へ

千葉レインボーバス「富笠道・競馬学校」バス停を降りると、見慣れた緑色のロゴが目に留まった。降りた客は私一人。周囲は梨畑で、道路の反対側にはたしかにラブホテルがポツンと建っている。梨畑は競馬学校と関係が深い。校内の厩舎には130頭もの馬が在厩しているが、厩舎から出たボロや使い古した寝藁は、貴重な肥料となって周辺の梨農家さんに提供されるらしい。そのお礼として学校には毎年美味しい梨が届けられる。まさにウイン&ウインの関係。千葉の梨が美味しいと評判なのは、馬のおかげかもしれない。

School 

「馬券は外国人騎手を買っておけばいい」。それが今や格言を飛び越えて馬券作戦の常道になりつつある。

今年ここまでJRAでは24鞍のGⅠレースが行われたが、その半数を超える13鞍を外国人騎手が優勝した。日本人が勝った11鞍にしても、うち3勝は内田博幸、戸崎圭太、岩田康誠の3名によるものだから、JRA生え抜き騎手の勝利数は8勝。すなわち全体の3分の1でしかない。いまほどJRA生え抜き騎手の技量が問われている時代が、かつてあっただろうか。それをもっとも痛切に感じているのは、ここJRA競馬学校に違いあるまい。

Stable 

競馬学校が誕生したのは1982年のこと、1期生に柴田善臣、2期生に横山典弘、そして、3期生には武豊と蛯名正義。次々にスターが誕生し、大成功を収めたかに思えた。

ところが、近年はインパクトのある人材が育っていない。過去10年間の卒業生でGⅠを勝った騎手はゼロ。もっとも注目されているのが藤田菜七子騎手というところに、若手騎手たちの置かれた実情が伺える。

競馬学校設立当初は、それ以前と比べれば密度の濃い教育を受けていたので、新人でも十分に活躍できた。しかし卒業生が競馬場に溢れる現在、もはや競馬学校卒に特別なメリットはない。しかも腕の立つ外国人ジョッキーが次々と来日。若手騎手たちを取り巻く状況は深刻の度を増している。むろん競馬学校も時代の変化に気付いていないわけではない。危機感を抱いた校長が「天才を送り出す機関に変える」と発言したことを思い出す。今から10年ほど前のことだ。

Taiju 

「寮監の目を盗んで寮を抜け出し、お菓子を買いに行った」

そんな武勇伝(?)は今や昔の話。なんでも最近は日曜日に外出が認められているというから時代は変わった。だからお菓子を買って食べることも可能。ただし、そこにはあくまで自己責任が伴う。寮監の目の前で毎朝体重を計測するのは今も変わらない。目標体重オーバーは留年に繋がる。自衛隊出身の寮監の目をごまかすことはできない。まだ中学校を出たばかりの子供たちなのだと思えば、その厳しさに言葉を失う。ただ、この厳しさが天才育成に繋がるかと言われれば、それは別の問題であろう。むろん天才育成に向けた別の取り組みも行われているに違いない。その成果がいつ現れるか。問題はそこにあるような気がする。

そう易々と結果が出る世界でもないことは承知の通り。しかし、そうは言ってもそろそろ結果が出ないと困る人もいる。J.モレイラの騎手免許不合格はますます意味深長だ。1年や2年程度の時間稼ぎでどうなる問題とも思えぬが、外国人騎手ばかりの競馬を見たいかと言われれば、間違いなくNOである。でも自分の馬には腕の良い騎手に乗ってもらいたい。腕の立つ外国人騎手を日本に連れてくる人たちの気持ちは理解できる。

35期生(現3年生)たちのデビューも近い。しかし競馬のなんと厳しいことか。実戦経験など無いに等しい少年少女が、いきなり世界レベルの一線級にぶつからなければならない。二軍制度のあるプロ野球や、前相撲から出る相撲などとは根本的に仕組みが違う。だからこそ、できる限り長い目で見守ってあげられる枠組みがあってもいい。

Ekimae 

ちなみに学校の厩舎には2014年の兵庫チャンピオンシップの覇者・エキマエも在厩。ダービーにも出走した活躍馬は、生徒たちの技術向上のためにひと役買っている。

 

***** 2018/12/09 *****

 

 

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2018年12月 8日 (土)

木下街道をゆく

船橋法典駅を降りて中山競馬場に向かうには、西船橋寄りの改札から専用地下道を使う人がほとんどであろう。だが、それとは別のルートもある。一般改札を出て、目の前の木下街道を右へ行けば競馬場の正門。逆に左に向かえば白井の競馬学校の前に出る。しかし、競馬場は10分も歩けば到着するが、競馬学校の方は歩いて行ける距離ではない。クルマでざっと30分といったところか。美浦トレセンが開業する前は、中山競馬場の分場として厩舎が立ち並び、そこで日々の調教が行われていた。

過日、その競馬学校を訪れる機会を得た。20年近く前に取材で一度行ったことはあるが、トラックを走る馬を遠くから撮っただけ。厩舎などの施設を見られるものなら見てみたい。しかし、ちょうど私の忙しさがピークに差し掛かっていた時期である。中山でも「遠い」と文句を言う私が、それより遠い白井にまで行けるのだろうか―――。

当日の朝まで子供のようにウダウダ悩んだが、JC出走のため来日した外国馬2頭のニュースに触れて、行くことを決意した。その馬が観たかったからではない。彼らは20時間以上の旅の果てに競馬学校の国際検疫厩舎に入厩したのである。たかが2時間の距離を「遠い」とか、「疲れる」とか、「面倒くさい」などと言っては、サンダリングブルーとカプリに失礼だ。

このブログを読まれる方は、競馬学校が郊外にあることは承知であろう。多くの騎手たちが学校生活を振り返ってそれを一番の思い出に挙げている。「近所にはラブホテルが一軒あっただけ」と当時を振り返ったのは武豊騎手だったか、あるいは蛯名騎手だったか。ともあれ学校側は最寄の西白井駅に迎えのクルマを出すと言ってくれたが、私はそれを断ってひたすら木下街道を進むことにした。まずはパークウインズの中山競馬場で馬券を購入。その足で北方十字路からバスに乗り白井を目指す。快晴無風。一年に何度もないであろう、絶好のバス旅日和である。

Otako 

途中、鎌ヶ谷大仏でバスを降りる。昔から気になっているうどん店に寄りたい。その店は新京成の駅の裏手にひっそり佇む『お多福』さん。土曜の昼どきとあって店内はにぎわっている。家族連れが多いのは場所柄か、あるいはお店柄か。どちらにしても「良い雰囲気」であることは間違いない。

Saba 

釜揚げうどんと鯖寿司を注文。そう、うどん店であるが、目当てはこの鯖寿司にある。どうですか、この圧倒的なビジュアル。銀色に輝く皮目の美しさを楽しみつつ、大きく口を開けてサバ寿司を一切れ頬張ってみれば、トロッとした身の旨味と酢飯の甘みが口の中に広がる。いやあ、美味い。これだけでお腹いっぱいになると思うでしょう。もちろんなります(笑)。お一人様の注文は注意した方が良い。

Udon 

しかも驚いたことに―――と書いては失礼だが―――うどんも美味いのである。とにかくこのツユが美味い。言葉は悪いのだが、あまりの美味さに「なんだこりゃ?」と声が出た。昆布と鰹をベースとしたツユは旨味をたっぷり湛えているのに、その味には角というものがない。それがふんわり甘い小麦の香りが立つ麺に見事にマッチする。これは釜揚げだからそうなのか。他のメニューではどうなのか。鯖寿司で腹一杯のはずなのに。あやうくうどんをお代わりするところだった。ともあれ、こんな機会でもなければ、鎌ヶ谷大仏という地に降り立つことなどなかろう。それだけでもありがたい今回の件だが、残念ながらここで紙数が尽きた。この続きはまた明日に。

 

***** 2018/12/08 *****

 

 

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2018年12月 7日 (金)

2012 カペラS シルクフォーチュン

シルクフォーチュン(横山典弘)

2012 

先手必勝のイメージがある中山ダート1200ですが、シルクフォーチュンの後方一気の戦法は徹底していました。芝の京王杯でもメンバー最速の33秒3の末脚で5着に入ったほど。今はノーザンホースパークで暮らしています。

 

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***** 2018/12/07 *****

 

 

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2018年12月 6日 (木)

2011 カペラS ケイアイガーベラ

ケイアイガーベラ(秋山真一郎)

2011 

プロキオンSに続く重賞2勝目を挙げた同馬は、このレースを最後に引退、繁殖入り。そして今年、GⅠ馬・ケイアイノーテックの母となりました。今年もディープインパクトの牡馬を産んでます。

 

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***** 2018/12/06 *****

 

 

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2018年12月 5日 (水)

1996 阪神3歳牝馬S メジロドーベル

メジロドーベル(吉田豊)

Dober 

強かった―――はずだと思うのですが、正直「寒かった」という思い出しかありません。晴天とはいえとにかく北風が冷たくて、ずっとぶるぶる震えてました。夜は雪が降ってきた覚えがあります。

 

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***** 2018/12/05 *****

 

 

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2018年12月 4日 (火)

2009 勝島王冠 セレン

セレン(石崎隆之)

Seren 

この年から重賞に格上げされた勝島王冠には、フルゲート16頭、うち重賞勝ち馬13頭、さらにそのうち2頭がダービー馬という豪華メンバーが集結しました。

そんなハイレベルの一戦を制したのは、遅れてやって来た素質馬セレン。1着馬にのみ与えらえる優先出走権を得て、勇躍向かった東京大賞典ではサクセスブロッケンやヴァーミリアンを上回る36秒5の末脚で、猛然と追い込み、4着と好走しました。交流重賞を勝てる能力があることは疑いがなかったのに、ビッグタイトルとは無縁のまま引退を余儀なくされたのが残念でなりません。

先週の川崎での新馬戦では、数少ない産駒の1頭が見事勝ち上がりました。

Yume 

その名もユメノツヅキ。セレンの夢は続きます。

 

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***** 2018/12/04 *****

 

 

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2018年12月 3日 (月)

2006 勝島賞 クールアイバー

クールアイバー(御神本訓史)

Coolayber 

今週の大井開催メイン・勝島王冠は2009年に新設された歴史の浅い重賞ですが、02年から08年まで準重賞「勝島賞」として実施されていました。クールアイバーはその7回の勝島賞にすべて出走した稀有な一頭。その成績は②③②②①⑥⑧でしたが、残念ながら勝島王冠に出走する前に引退してしまいました。

 

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***** 2018/12/03 *****

 

 

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2018年12月 2日 (日)

目指せ出走機会4連覇

昨日のステイヤーズSはアルバートの同レース4連覇に注目が集まっていた。それだけがこのレースの焦点だったと言っても過言ではあるまい。

それがレース当日の朝になって突然の出走取消である。それを聞いた筆者は2007年のエリザベス女王杯を取り消したウオッカを想起した。あのときも取消発表は当日の朝。私の知人はそれでも予定通り京都へ向かったことを思い出す。それはダイワスカーレットという、もう一頭の歴史的名牝が出走していたから。対して今回はどうか。アルバートに変わって1番人気に推されたのは重賞未勝利の5歳馬リッジマン。結果的にそれが勝ったのだから、ファンの慧眼は大したものだが、それで彼らが満足したとは到底思えぬ。

そもそもムーア騎手が「乗らない」と決めた時点で、不穏な空気を感じていたファンは多かったようだ。アルバートが3400m以上で残した(4,0,0,0)の成績は、紛れもなくステイヤーの証。だがしかし、この4勝すべてがライアン・ムーア騎手によってもたらされたことをファンは忘れていない。なのにムーア騎手は、当初の予定を2週間も繰り上げて日本を離れてしまった。

Arbart 

JRA同一重賞4連覇―――。

史上初の記録に現実味が加わって我々は色めいたが、ムーア騎手にはさほど魅力的ではなかったのだろうか。2001年から04年にかけてヴィニーロが愛セントレジャーを4連覇すると、イェーツも2006年から09年にかけてアスコットゴールドカップで4連覇し、最近でもウィンクスがコックスプレートで4連覇を果たした。海外に目を向ければ、同一重賞4連覇は決してないことではない。特に長距離レースでその傾向は顕著だ。

Arbart2 

もともとアルバートは、デビュー当初から1600~2000mばかりを使われていた。芝で思うように結果が出ず、ダートに顔を出したこともある。アドマイヤドンの産駒だと思えば、調教師の気持ちは分からないでもない。

転機となったのは4歳夏の札幌。芝2000mの500万下を勝った際、騎手から「もっと長い距離の方が良い」と進言があった。それで試しに2400mに距離を延ばしてみるとポンポンと連勝。その勢いのまま挑んだステイヤーズSは5馬身再の圧勝である。いち早くその長距離適性に気付き、路線変更を進言した騎手こそ、今年のステイヤーSに騎乗予定だったモレイラ騎手に他ならない。

4連覇の夢は潰えたが、「出走機会4連覇」へのチャンスはまだ残されている。だがしかし、この記録は残念ながら「JRA初」ではない。2006~08年と10年の阪神ジャンプSを勝ったコウエイトライが先達。だからアルバートには「JRA平地重賞初」の記録を期待しよう。その手綱を取るのはムーアかモレイラか。私としては、アルバートの秘めたる才能を見抜き、その素質を開花させるきっかけを作ったモレイラ騎手とのコンビを、あらためて見てみたい。

 

***** 2018/12/02 *****

 

 

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2018年12月 1日 (土)

2007 ジャパンカップダート

ヴァーミリアン(武豊)

Varmilion 

JBCクラシックの勝ち馬は、当然のことながらチャンピオンズカップ(JCダート)で人気を集めることが多いわけですが、2001年のJBC創設以来、JBC→チャンピオンズカップ(JCダート)の連勝を果たした馬は、2007年のヴァーミリアンただ一頭しかいません。ほぼひと月の間隔を開けて、似たような条件で行われるレースでありながら、その両方を勝つのは意外にも難しいことをこの数字は示しています。

明日のケイティブレイブは果たしてどうでしょうか?

 

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***** 2018/12/01 *****

 

 

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