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2018年10月13日 (土)

静内の朝

日高訪問時は牧場に泊めてもらうことが多いが、今回は鵡川の「ホテル四季の風」を予約してあった。

千歳空港から45分。ノーザンファームや社台スタリオンから30分。門別競馬場から15分と、とにかく立地が良い。さらに1階と最上階に温泉大浴場があるので、牧場を歩き回って疲れた身体をゆったり休ませることができる。難を言えば客室数が20室と少ないことで、春から秋にかけては曜日を問わず数か月先まで満室が続くことも珍しくないのだが、先日はたまたま空室があった。

だが、利用前にホテルの方から断りの電話があったのである。北海道胆振東部地震発生以来、ホテルを含む施設全体が避難所として使われており、十分なサービスを提供できないとのこと。ホテルとしてもここまで影響が長引くとは思わなかったらしい。むろん文句を言うことなどできない。それで牧場に一晩泊めてもらい、もう一晩は静内のホテルに一泊することにした。

静内での宿は「ホテルサトウ」と決まっている。―――と言ってもそれは20年前までの話。最近は静内に泊まること自体がない。鵡川か門別か浦河ばかり。それでも、若い時分はここを拠点に馬を見て回った。それが縁で私の個展にお花を送っていただいたこともある。なのに、いつの間にか疎遠になってしまった。ちょっと申し訳ない。

それにしても、なぜこのホテルを定宿にしていたのか。静内にはほかにもホテルがたくさんある。部屋の窓から太平洋が一望できるわけではないし、新鮮な魚介をふんだんに使った料理が出るわけでもない。ごくごく普通のビジネスホテル。窓から見えるのは駐車場だし、防音も緩いから宴会場の声が部屋にまで聞こえてきたりする。

それでも泊まりたいのは、なぜか落ち着くから。このホテルの良さをひとつあげるなら、その圧倒的なアットホーム感を置いて他にない。調教師に人気なのも分かる。たしか生前の大川慶次郎氏も定宿にされていた。

Sato1 

いちばんの楽しみは朝食。ホテルの朝食バイキングだと思えばモノ足りぬと感じる客もいるかもしれないが、これが美味いんですな。特に今回はシシャモが嬉しい。鵡川に泊まることこそできなかったが、鵡川名物を味わうことはできたからそれでヨシとする。

Sato2 

朝からご飯を3杯おかわり。食後のコーヒーを飲みつつ、スポーツ紙の競馬欄を眺める。空は快晴。そしてこれから馬を見に行く。このひとときを「至福」と呼ぶ以外になんと言えばいいのか。旅に来ていることを実感する。思えば、最近の日高訪問は仕事感が先に立っていなかったか。20年ぶりに静内の朝を堪能した。

Sato3 

 

***** 2018/10/13 *****

 

 

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コメント

ぶーすか様

コメントありがとうございます。happy01
サトウさんの良いところは足を延ばせるお風呂があることもありますね。冬場、雪の中を歩き回ってきたあとは、本当に助かります。snow
私がサトウさんに年に何度もお世話になっていた当時は、まだアネックスはありませんでした。次回静内訪問時はぜひとも泊まって、いかゲソ塩辛の朝食を堪能したいと思いますcafe

投稿: 店主 | 2018年10月15日 (月) 07時39分

ホテルサトウ、系列のアネックスも朝ごはんがピカイチですね。お気に入りはいかの塩辛。いかのゲソの塩辛ですが、静内では昔からゲソで塩辛を作るといまは閉店したお寿司屋さんのお母さんから聞いたことがあります。ホテルサトウは大浴場があるので、アネックスから入りに行きます。

投稿: ぶーすか | 2018年10月14日 (日) 15時57分

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