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2018年7月17日 (火)

夏の計画

この夏は久しぶりに独り旅を計画している。

上の娘は就職活動中で、下の娘は高校受験。妻も趣味が忙しく、家人の誰ひとりとして暇がない。ならば私ひとりでどっか行ってみよう。思えばずっと、コーディネーター兼ポーター兼運転手兼カメラマン役として家族のためにこき使われてきた。「休み」と言いながら休めたためしなど一度もない。そんな夏を過ごしてきた私への、これはご褒美であろう。行きたくても行けなかった場所に行って、したくてもできなかったことをしよう。私の平成最後の夏は、ひと味違うゾ―――。

ところが、そう思ったまではいいのだが、行きたいところが浮かばずに実は困っているのである。

「競馬とは無縁の旅が良い」

「どうせなら行ったことのない県にしよう」

まずはそう考えた。それで絞ったのが、福井県、和歌山県、鳥取県、島根県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、長崎県の10県。見事なまでに競馬場がない。ちなみに私は現存するすべて競馬場に足を運んだが、既に廃止された紀三井寺競馬場、益田競馬場、そして福山競馬場にはついに行く機会を持たなかった。いま考えると惜しい。島根なんて益田競馬以外に行く理由が思い付かない―――と書いては失礼か。

ここでハタと気付く。私はそもそも観光というものが苦手なようだ。勇壮な祭りにも、由緒ある神社仏閣にもあまり興味がない。この傾向は一般的な観光を考える上で致命的に思える。

思えば、写真を撮るようになったのは小学生の頃で、中高大と写真部で過ごした私だが、一貫して人物も建物も撮らなかった。自分でも珍しい方だと思う。被写体としたのは自然風景か、野生動物や野に咲く花など。すなわち「花鳥風月」である。それで北海道に出掛けては花や鳥やキツネばかりを追いかけていた。この当時から人、および人が造り出したものに被写体としての価値を感じていなかったことは間違いない。

学生時代から競馬場には出入りしていたが、長いこと競馬を撮影対象と考えたこともなかった。人が乗ってるし、サラブレッドにしても人工物の極致。ならば撮ることもない。競馬の世界にも、実は花鳥風月の要素が取り込まれているのだと知ったのはずっと後になってからだ。

Fox 

ともあれ、祭りもお寺も無しに、先述した10県から旅先を選ぶのは至難の業であろう。念のためにふれておくが、アクティビティや自分磨きの旅にもまったく興味はない。つくづくつまらない人間だなぁ、と自分が嫌になる。

敢えて選べば四国の3県であろうか。これだけうどん好きを公言していながら、香川県を訪れたことがないのはちと恥ずかしい。ただ、だからといってうどん屋をハシゴする旅というのもベタに過ぎる。旅に出ながら普段の生活とあまり変わりがないというのもどうか。

結局はサマーセールの日高を訪れてお茶を濁しそうな予感がしてきた。ついでに札幌記念でも見てくるか。でもそれでは例年の夏と何ら変わりがない。平成最後の夏はひと味違うんじゃなかったのか? 競馬とは無縁の旅がしたいんじゃなかったのか? そも旅先が顔見知りだらけの「独り旅」なんてあり得るのか? 

かくして計画は振り出しに戻る。さて、どこに行こうかなぁ。

 

***** 2018/07/17 *****

 

 

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コメント

それはソソりますねhappy01noodle

投稿: 店主 | 2018年7月19日 (木) 07時48分

長崎県で、ちゃんぽんと皿うどんの食べ比べレポートをお願い致しますhappy01

投稿: ギムレット | 2018年7月18日 (水) 18時05分

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