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2018年7月 1日 (日)

汗だくの結末

昨夜来の仕事を終えて帰宅したのは午前3時前。シャワーを浴びて布団に入ったのは3時半頃だったか。

今日はこれから福島へと向かうことになっている。しかも今回は来賓室への招待を受けた。馬券仲間を連れての夏の福島通いを続けて10数年。ようやくその功績が認められた……わけではあるまいが、とにかくそこまでの厚遇を受ければ、開門と同時に競馬場に到着するのが礼儀というもの。それで幹事役は東京駅7時発の新幹線を人数分予約したのだが、この時間に寝る身に東京駅7時集合は苦行以外の何物でもない。すまんが後から追いかけるとメールを入れて眠り落ちた。

目覚ましのアラームに時計を確認するともう8時に近い。しかし眠気は激烈を極める。何せここのところの忙しさは半端なく、このブログさえ更新が滞っているほど。このまま何食わぬ顔して布団に潜っていられぬものか。

5分ほど逡巡を繰り返したのち、意を決して飛び起きた。福島3レースに知り合いの馬が3頭も出ることを思い出したのである。こんなことをしている場合か。眠けりゃ新幹線の中で眠れば良い。

Shasoh 

しかし結果的に新幹線の中では一睡もできなかった。久々の福島行きにテンションが上がっているのであろう。昨日も書いたように乗り過ごしへの不安もなくはない。眠気と高揚感のせめぎ合いが繰り返されるうちに車窓から吾妻小富士が見えてきた。さあ、福島だ。

ホームに降り立って一瞬たじろいだ。暑い……。しかし時間がないのでバス乗り場へ走る。ちょうど発車するところでラッキー。しかし実はアンラッキーだった。どうやらエアコンの調子が悪いらしく、満員の車内はサウナとなんら変わりがない。例によって私は上下スーツにネクタイ・革靴という正装。頚筋を伝わる汗が背中を流れてゆくが、身動きが取れぬ車内では汗を拭くことすらままならない。そのとき気付いたのだが、車内には妙齢の女性がやたらと多い。最初は競馬場の先にある日赤病院に行くのかと推測したが、なぜか我々と同じ競馬場前で皆さんぞろぞろバスを降りていた。

そんなことより3レースの発走が近い。睡眠不足の身体にムチ打って歩道橋を渡り、けやきの並木を走り抜け、競馬場の門をくぐって、スタンドに立つと馬群は向こう正面に差し掛かっていた。目当ての3頭の位置を確認すると、揃って後方を追走している。3~4コーナーでまくり上がることもなく、そのままゴール。その瞬間、身体中からどっと汗が吹き出した。髪の毛もシャツも雨に打たれたかのごときびしょ濡れ。そんな格好の人物を、受付のお姉さんは快く来賓室に通してくれた。この恩には馬券購入で報いるほかあるまい。

3r 

昼休み。今日は重賞開催日ということでイベントが行われる。さて、今年のゲストは誰かいな?と見てみたら、俳優の吉田鋼太郎さんだった。そのステージ前は妙齢のおばさま方で埋め尽くされている。そうか、バスに乗っていたおばさん軍団の目当てはこれだったか。

しかし、その熱気とは裏腹に司会者は進行に苦労しているようだ。とにかく観客が競馬の話に食い付いてこないのである。福島の名馬というテーマでツインターボの紹介をする際、「ツインターボを知ってる人~」と観客に挙手を求めるも、まさかの無反応。司会者のシャツも汗で濡れていたが、あれはひょっとしたら冷や汗だったのかもしれない。

 

***** 2018/07/01 *****

 

 

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