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2017年12月 1日 (金)

おでんに燗酒

う~、さぶさぶ。陽気も律儀なもので、師走に入った過ぎた途端にこの寒さですよ。大井競馬場に到着するなり、たまらず4号スタンド「びっぐういんど」に飛び込んじゃいました。

寒い時は、やっぱおでんですよね。

Oden1 

おでんには燗酒がつきものだが、さすがにここは自重。十年前なら躊躇わず飲んでたかもしれないけど、最近はすっかり弱くなり、ワンカップ1杯飲んだだけで予想に支障をきたすようになってしまった。トシは取りたくないもんですな。

Oden2 

外国人から見ると、一年中酒を温めて飲む日本の習慣は奇異に映るらしい。私の妻は昔から燗酒が好きで、真夏に私がぐびぐびとビールを飲む隣で、ちびちびと御猪口をすすっていた。その時は「この暑いのに」と思ったことも確かにあったのだけど、最近になってようやく私も燗酒の良さに気づき始めてきたのかもしれない。冷やして香りと喉越しを楽しむより、米の旨味や甘みに重きを置くようになってきたのだ。

近年の日本酒ブームでは「良い酒は冷やで飲むもの」という誤った認識を飲み手に植え付けてしまった感がある。いや、私のその一人かもしれない。だが、「燗して飲むのは安酒」という認識は、あらぬ誤解である。

もともと日本酒という酒は、温度帯によって味わいが異なる。氷温に近いもの、10度以下の吟醸酒、室温など常温で飲む純米酒、そして人肌温度から熱燗までと実に幅が広い。同じラベルの酒でも、温度が違うだけでまるで違う酒に変化するのである。

基本的に生酒以外は燗ができると思っていい。大吟醸酒は、香りが飛ぶので40度が限度だが、純米、本醸造など、様々な酒と温度の相性を自分で探してみるのも悪くないだろう。燗をつけることで、常温では隠れていた様々な酒の個性が浮かび上がってくるので、それを楽しむのもまたいい。

Sake_2 

最近の私は、ひとりでそば屋に入って飲む酒は一杯目から燗酒である。暖簾をくぐるなり「天で一本つけてくんねえ!」なんて粋な注文はできないが、板わさなんかをつまみつつ、天ぷらそばが出来上がるまでの間を燗酒で過ごすあのひとときは、間違いなく幸せを実感できる時間ですよね。

 

***** 2017/12/01 *****

 

 

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