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2017年11月25日 (土)

追いかけ続けた4年半

とある日本料理店で新メニューの撮影を依頼されたので、いそいそと出掛けた。

料理写真はチョーひさびさ。話が急だったこともあるけど、10年ぶりくらいに引っ張り出してきたレンズのオートフォーカス機能があからさまに死んでいる上、家の中のどこを探しても三脚が見あたらず、出掛けに真剣に焦った。

ピントは手動で合わせれば済む。が、やはり三脚がないというのは致命的。とりあえず、とある場所から使えそうなやつを適当に1台かすめ取ってきて―――万引きしてきたワケではない。念のため―――急場を凌ぐことに。

営業開始前の僅かな時間を使っての撮影である。常日頃このブログに書き連ねているように、腕の立つプロは動作に無駄がなく、仕事が速い―――。はずなのに、当の本人はモタモタしてしまってまったくダメでしたね。

Tako 

料理は出来た瞬間こそが、見た目も美しく、また美味そうに見えるのである。しかるのちに徐々にその輝きを失っていくものだから、極端な話最初の一コマ目が勝負と言っても過言ではない。それなのに、いつまで経っても「よし!次」という声を上げられなくて、バシャバシャとムダ弾を撃ち続けてしまった。いたく反省。

撮影の合間にお店の人から「イスラボニータもついに引退ですってねぇ…」と声を掛けられる。

Isura 

先日のマイルチャンピオンシップを1番人気で5着に敗れたイスラボニータは、次走の阪神カップを最後に引退することが発表された。生産地ではすでに来年度の種付け申込みがスタートしている。1月生まれが普通のこのご時世、種牡馬入りのアナウンスは早い方が良い。デビューから4年半。もう十分であろう。フジキセキの血を引くクラシックホースとして、彼にはもっと大きな仕事が待っている。

彼はデビューからずっとイスラボニータを追い続けてきたのだというから、結構良い思いをしているのかと思いきや、「あの馬いつも人気するんですよ。だから馬券で良い思いというのはあまり記憶にないですね」とのこと。

そうだったかいな?と調べてみたら、通算24戦のうち21戦で5番人気以内。GⅠタイトルは皐月賞ひとつのみに終わったが、その後のダービーをはじめ天皇賞(秋)や先日のマイルチャンピオンシップなど、GⅠでも5度に渡り1番人気に推されて、ことごとく敗れていた。確かにこれを追い掛けても結果は見えている。しかし、それでも追い掛ける人がいたからこそ毎回高い支持を受けて走り続けたわけだ。生産者たちからも同様の支持を得られれば、と思う。

Isura1 

ところで三脚はどこへ消えてしまったんだろうか?

以前、どこかの競馬場での旅打ちに三脚を持っていった際、酔った勢いとはいえ「邪魔だから」というあまりに理不尽な理由でゴミ箱に捨ててしまった前科があるワタクシだけに、捜索中の三脚君も実は私の知らぬうちにどこかで理不尽な目に遭わせてしまったのかもしれない。

そう思うと少し心が痛むが、ともあれ撮影の方は無事終了。このまま飲んで帰るけど、間違ってもカメラを「邪魔だ」という理由で捨てたりしないよう気を付けねば。

 

***** 2017/11/25 *****

 

 

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コメント

イスラボニータがダービーに出るってなったとき、エクイノムスピード遺伝子検査なんてのが話題になりましたね。
最近はあまり耳にしなくなりましたが……coldsweats01

投稿: 店主 | 2017年11月26日 (日) 16時04分

私は、イスラボニータが一番フジキセキに
似ていると思っているので、成功信じていいます。


なんでマイルC来なかったかな。。。

投稿: tsuyoshi | 2017年11月26日 (日) 05時34分

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