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2017年9月 1日 (金)

馬糞の話

9月の声を聞いた途端、東京は涼しい日が続くようになった。朝などはむしろ肌寒いほど。夏も終わりですね。

8月の東京は記録的な長雨だった。計27日間も雨が降り、日照時間は1890年の観測開始以来最短を記録したらしい。そうなると気になるのは農作物。昨夏の台風で北海道産ジャガイモの収穫量が減少し、ポテトチップスが品薄になったことはまだ記憶に新しい。

ところで、美味しい農作物には良い堆肥が不可欠である。

「ばん馬toきのこto小麦の環」

そんな一風変わった名称の協議会が帯広で発足したのは、今年の4月のこと。構成メンバーは、帯広ばんえい競馬、マッシュルーム生産農家、小麦生産農家、小麦製粉会社、そして十勝産小麦を使ったパン屋さんの5者。ばんえい競馬が行われる帯広競馬場から出る馬糞から堆肥を作り、その堆肥でマッシュルームや小麦を育て、小麦を収穫したあとの藁を競馬場の厩舎で寝藁に利用する。そんな循環型生産のモデルを確立させることで、ばんえい競馬の維持発展にも繋げたいのだという。素晴らしいではないか。是非とも成功させて欲しい。

もともと馬糞の堆肥は牛糞や鶏糞に比べると臭いが少なく、肥料化の手間もかからないから肥料としての人気は高い。藁が含まれているのも土壌にはプラスとされる。

JRAの美浦、栗東の両トレーニングセンターでも厩舎から出される馬糞を肥料化して周辺の農家に販売している。化学肥料よりも割高であるにも関わらず、肥料生産が追いつかないほどの人気だという。笠松競馬でも馬糞を場内で堆肥化するための施設建設が計画されている。馬は生きているだけで人の役に立つ。それを我々はもっと知る必要がある。

一方で大学の馬術部などでは馬糞の処理に四苦八苦しているところも少なくないと聞く。馬糞事情も様々である。

競馬場とかトレーニングセンターのすぐそばに住みながら、競馬のことは何も知らないという人は、我々が思うよりずっと多い。堆肥であれ何であれ、競馬と近隣住民とのコミュニケーションを図るというのは、競馬にとって重要なテーマである。

Uni 

北海道のバフンウニ漁も昨日を以て終了してしまった。写真は積丹町『食堂うしお』の生ウニ丼。あの鮮烈な甘味は来夏まで味わうことができない。今年の夏は短かった。

 

***** 2017/09/01 *****

 

 

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