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2017年8月15日 (火)

真夏のけんちんうどん

今日のお昼は大手町『鞍手茶屋』でけんちんうどん。ゴロッと大ぶりにカットされた大根、ニンジン、ジャガイモ、ゴボウ、豆腐といった具たちの下には、純白のうどんが熱々のけんちん汁に浸っている。七味をたっぷり振りかけて、ふーふー言いながら食べるのがだいご味。ふぅ、温まりますなぁ。

Kenchin 

―――って、今日は真夏も真夏。お盆のど真ん中ですよ! それなのに、昼メシにこんなメニューを選ぶことになろうとは思いもよらなかった。

とにかく東京は今日も雨が降っている。昨日に続いて今日も最高気温は26度に届かなかった。大井競馬場では「タイフード&かき氷フェス」が絶賛開催中だが、さすがにこの涼しさは想定外だったか。「温かいカキ氷はできないの?」と店員に冗談を言う客もいたらしい。

想定外の涼しさにカキ氷屋さんは頭を抱えているかもしれないが、少なくとも馬たちは喜んでいるに違いない。なにせサラブレッドは暑さが苦手。人間と同じく、熱中症で倒れる馬もいる。直射日光を遮るものもない真夏のパドックを、ひたすら歩き続けなければならない馬には、さすがの私も同情の念を禁じ得ない。

ところで競馬界には長らく「夏は牝馬を狙え」という格言があった。

たとえば、2006年に始まったサマースプリントシリーズでは、2011年までの6年間ですべて牝馬がチャンピオンに輝いてきた。その6年間で行われたシリーズのべ30戦の成績は、牝馬24勝に対し、牡馬はわずかに6勝。「夏の牝馬」の活躍を見事なまでに具現してきたのである。

Kanoya 

なぜ牝馬が夏に強いのか。よく言われるのが「子どもを産むから」というもの。馬に限らず男より女の方が環境の変化に対する順応力は高い。ほかにも「馬体の大きい方が、熱を放出しにくいから」という説がある。一般的に牝馬の方が牡馬より小さい。太っている方が夏バテしやすいから、体の小さな牝馬が有利になるというもの。私自身夏バテが激しいから、これにはなんとなく説得力を感じる。

ところが今年の夏は事情が異なる。7月以降に行われたJRAの牡牝混合重賞は、先週の関屋記念までで11鞍を数えるが、牝馬による優勝はいまだゼロ。メラグラーナやフィドゥーシアのように1番人気に支持されながら敗れた牝馬もいる。ただ、これをして「今年の夏が涼しいから」と軽々しく結論付けるわけにはいくまい。それは分かっている。分かっているのだが、あまりの涼しさにつられて、けんちんうどんを啜っていると、ついそんなことを考えたくなる。

実際には低温傾向なのは東日本だけで、西日本は普通に暑いらしい。その暑い小倉で今週行われるのは北九州記念。現時点で4頭の牝馬が出走を予定しており、中でもダイアナヘイローは人気を集めそうだ。果たしてこの夏最初の牝馬重賞ウイナーとなるだろうか。なにせ21世紀に入ってから、牝馬が夏(7~8月)の重賞をひとつも勝てなかったことは、一度としてない。さあ、8月も残り2週。「夏の牝馬」の格言は正念場を迎えた。

 

***** 2017/08/15 *****

 

 

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