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2017年8月 6日 (日)

特別なGⅢ

レパードSは21世紀に入ってから生まれた新しい重賞。そのせいか、レース名に未だ馴染めぬ向きもあるようだ。

JRAのレース名決定には一応の基準がある。2歳や3歳の限定戦は季節の草花の名が、また古馬のレースには季節にちなむ名称や競馬場周辺の地名、河川、湖沼、海洋、山岳名、誕生石、月名、星座名が使われるのが原則。花鳥風月、季節感に富んだ日本特有の競馬シーンを演出するのに、こうしたレース名が果たす役割は小さくない。

―――であるはずのに、なぜか「レパード」ときた。すなわちヒョウ。実在する動物の名がそのままレース名に使われるとは珍しい。ひょっとしたらこのまま、「ライオンステークス」とか「カバ記念」とか「アフリカゾウ特別」なんてレースが氾濫するのではないか?

そんな不安を抱きつつ見届けた記念すべき第1回目のレースは、トランセンドが3馬身差で圧勝。そのとき思ったのである。「“トラ”がヒョウを制した」と。

Tora 

あれから8年。再びトラがヒョウに挑む日がやってきた。そう、レパードSで4枠7番に入ったトラネコ。なんてったって今回は虎だけでなく猫も加勢するのだから心強い限り。しかも鞍上は大のタイガースファンとして知られる武豊騎手。これはもう勝ったも同然であろう。これで勝たないようなら、この違和感満載のレース名の説明がつかない。

Baken 

違和感と言えばもうひとつ。このレパードS、なぜか他の3歳限定GⅢより賞金が高いのである。ダート重賞は芝に比べて賞金が低いのが普通。それなのにレパードSの1着賞金は4000万円もある。歴史と伝統を誇る共同通信杯やきさらぎ賞の3800万円より200万円も高い。

7600万円もの賞金総額も、3歳限定GⅢとしては破格であろう。同じ3歳ダートの重賞・ジャパンダートダービーの7650万円にわずかに及ばないだけ。付加賞を加えれば逆転してしまう。GⅢの方がGⅠより賞金が多い。そんな逆転現象が起きるのも、レパードSが特別待遇を受けていればこそ。しかしその理由が分からない。期待したトラネコは11着大敗。なぜか圧倒的1番人気のエピカリスまで一緒に敗れれた。このレースは私にとって分からないことだらけだ。

 

***** 2017/08/06 *****

 

 

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コメント

3歳限定のダートG1、ダービーグランプリ(賞金5000万)が、2006年限りで統一グレード競走でなくなったことに関連しているのではないでしょうか?
ダービーグランプリは、2007年に、馬インフルエンザの影響で?賞金600万の岩手のローカル3歳重賞、その後2008,2009年は開催されず、2010年に復活はしましたが、岩手競馬の苦境もあり、ローカル重賞となってしまいました。
状況証拠だけで、裏づけが足りないのですが、ダービーグランプリ-Jpn1の代替レースなので、G3にも関わらず、賞金が高額なのではないかと、邪推しています。レパードの由来はわかりません。

投稿: 3rd Horn | 2017年8月 7日 (月) 20時53分

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