« 【訃報】スマイルトゥモロー | トップページ | ホットドッグ&カレー »

2017年7月27日 (木)

記録づくめの夜

昨日のサンタアニタトロフィーは、記録づくめのレースとなった。

レースは、最内枠ゴーディーの的場文男騎手が押して叩いて叫んでハナを主張。その気迫に押されたのか、同型馬たちはスッと控えてすんなりと隊列が決まった。この時点で勝負アリ。向こう正面でいったん息を入れて、3コーナーから徐々に仕掛けて後続を離す的場騎手得意の競馬。ラスト1ハロンに14秒2を要し、最後はキャンターのような脚色になりながら、それでも後続はまったく追いつけない。まさに的場マジック。結局、後続に4馬身もの差をつけて逃げ切ってしまった。

Go_d1 

「記録」のひとつ目は、的場騎手自身の持つ「最年長重賞勝利記録」。リリースでは「60歳10か月19日」と発表されたが、この手の記録が「月」単位で表記されることについては、毎度のことながら違和感を禁じ得ない。だって、2月が含まれるか含まれないかで2~3日程度の差が生じるじゃないですか。だから、ここでは「60歳322日」と書いておく。61歳の誕生日も近い。

馬に目を向けると、優勝馬・ゴーディーは2012年のこのレースの覇者でもある。以来、サンタアニタトロフィーには毎年欠かさず出走を続け、5度目の出走となった今年、ついに2度目の優勝を果たした。「同一重賞最長間隔勝利記録」は、ヒダカハヤト(カブトヤマ記念)とローエングリン(中山記念)の「4年」がこれまでの最長。その記録をゴーディーは「5年」に更新してみせた。

さらに今回の「4馬身」という着差は、このレースが「サンタアニタトロフィー」に改称されてからの最大タイ記録。だが、これは喜んでばかりもいられない。なぜか。そう、サンタアニタトロフィーはハンデ戦だからだ。

今回の出走馬は15頭。ハンデ戦でありながら、15頭のうち12頭までが揃って57キロでの出走だった。背負い頭はセイスコーピオンの58キロ。逆に軽いのは、前走で勝ち馬に8秒6も離されたストゥディウムと、8戦連続しんがり負けを続けているデュアルスウォードだが、それでも56.5キロ。この程度で実力差が埋められるとはとても思えぬ。結果、デュアルスウォードはここでもしんがり負けを喫し、「連続しんがり記録」を「9」へと伸ばした。

「9」と言えば、勝ったゴーディーは9歳の大ベテラン。9歳馬による重賞勝ちは、前例がないわけではないものの、珍しいことに違いはない。主催者によって制度は異なるが、南関東で9歳と言えば定年間近。今年一度も掲示板に載ることができなければ、引退か移籍の二者択一を迫られる。それが重賞を勝ってしまった。凄い。

Go_d2 

人馬合計69歳での重賞勝利―――。レース後、そんなことを口走った記者がいた。「人馬合計最年長重賞勝利記録」。そんなものに意味はないと言われてしまいそうだが、既に中高年の仲間入りを果たしている我々にとっては、希望の星のようなコンビでもある。「合計69歳」は、おそらく国内最年長記録であろう。来年のサンタアニタトロフィーで「71歳」の勝利を見てみたい。

 

***** 2017/07/27 *****

 

 

|

« 【訃報】スマイルトゥモロー | トップページ | ホットドッグ&カレー »

競馬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 【訃報】スマイルトゥモロー | トップページ | ホットドッグ&カレー »