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2017年7月31日 (月)

目指せ母娘2代桜花賞制覇

土日の大井競馬場はさながら夏祭りの様相。場内は普段は見かけぬ家族連れでごった返していた。うまたせ銅像もご覧の浮かれっぷり。

Umatase 

サンタアニタウィークの各種イベントに加え、「タイ料理&かき氷フェス」も同時開催。しかもJRAの場外発売に通常の大井開催が重なり、馬場には普通に馬が走っているのだからお祭り騒ぎになるのも無理はない。ちなみに宇都宮『パティスリー・メルシー』のかき氷は、果物本来のリアルな味が楽しめる稀有な一杯だった。イチゴもメロンも果肉感たっぷり。むろん食べ終えて舌が赤くなったり、緑色になったりすることもない。ただひとつ、「桃」が売り切れていたことは、今開催いちばんの痛恨事と言うべきであろう。

Koori 

そんなお祭り騒ぎの大井では、土日で3鞍の新馬戦が行われた。大半の客がアイビスサマーダッシュの余韻に浸っていたり、かき氷を食べたりして、注目度はいまひとつ低かったようだけど、この中に来年のダービー馬や桜花賞馬がいるかもしれない。せっかく競馬場に来ているのだから、そこはきちんの馬を見ておこう。

土曜の新馬戦は1400m戦がひと鞍。直線に向いて先に抜け出したライモンドを、後続馬群からただ一頭追い込んできたクレイジーアクセスがハナ差とらえたところがゴールだった。ロージズインメイ産駒の牡馬。母ベアフルートには、一昨日紹介したギャラントマンの血が5×6で流れている。良馬場の勝ち時計は1分31秒8。彼は果たしてダービーに出てくるだろうか。

Shinba1 

翌日曜の1レースは1200mに6頭立ての一戦。難なく先手を奪った1番人気・フライトゥザムーンが、後続に1馬身1/4差をつけて逃げ切ってみせた。サウスヴィグラスの産駒で、お兄さんは3歳で既に5勝のフライングショット。もちろん桜花賞が目標だろうが、お兄さんが勝てなかった優駿スプリント制覇にも期待したい。重馬場の勝ち時計は1分15秒7。

Shinba2 

続く2レースも同じ1200m戦で、こちらは7頭の競馬。だがここは注目のメンバーが集まっている。1番人気は能験で49秒3のエターナルモールで、2番人気は同49秒5のヴィブラビ。走破タイムはわずかコンマ2秒でしかないのに、単勝オッズは前者が1.3倍に対して、後者は5.8倍もつく。

「そこまでの差はないんじゃないか?」

なんて声が聞こえる中、レースはスタート。1番枠から飛び出たヴィブラビがぐんぐん飛ばして、なんと後続を8馬身も突き放してゴールしてしまった。これは強い。エターナルモールはよもやの4着。能験の時計がそのまま着順に反映するとは限らない。

Shinba3 

勝ったヴィブラビのお母さんは、重賞7勝のショウリダバンザイ。南関東のファンなら桜花賞とロジータ記念を勝ったクラシックホースとして、北海道のファンであれば道営記念やコスモバルク記念を勝ち、ノースクイーンカップ3連覇の偉業を果たした名牝として、それぞれ記憶に残っていることだろう。2014年のジェイエス繁殖牝馬セールで、ネオユニヴァースを受胎した状態で1100万円で落札されたことでも話題となった。ヴィブラビはそのときお腹の中にいた仔にほかならない。

勝ち時計1分14秒7は、先ほどのフライトゥザムーンより1秒速く、この日の最終レース古馬B3クラスの時計にも匹敵する好タイム。しかも若さのあまり右へ左へふらふらしながら叩き出した時計だと思えば、その能力は計り知れぬものがある。当然ながら、母が7年前に制した桜花賞を目指すことになろう。母娘2代制覇は果たして為るか。楽しみな一頭が現れた。

 

***** 2017/07/31 *****

 

 

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