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2017年7月 2日 (日)

タテジマの逆襲

社台とサンデーの第1次募集の結果が先週末に発表となった。このブログの読者には社台の会員さんも多いようだけど、みなさん結果はいかがでしたか。ちなみに私の周辺はことごとく惨敗。ゆえに競馬新聞ではなく、募集カタログを再び凝視する週末を過ごされたものと察する。

土曜の福島競馬場で知り合いの社台会員さんと遭遇した。愛馬シグネットリングの未勝利脱出を見届けんがため、クルマを飛ばしてわざわざ福島までやって来たという。だが、この時季に会員同士が会話をすれば、話題は自然と第1次募集の結果へと流れるものだ。

「イイなと思った馬がまだ結構残ってんですよ」

「そうですね。でも残り方がえげつないですよねぇ」

残口のある馬はサンデーサラブレッドクラブの25頭に対し、社台サラブレッドクラブは倍以上の57頭。ちなみに募集頭数はサンデーの方が1頭だけ多い。なのに、これだけの差が現れる。それがえげつない。とはいえ、決して少なくない額を出資するのだから、会員が出資先の成績を気にするのは当然のこと。会員の目はシビアだ。バッテンとタテジマの力関係は、応募状況に端的に表れている。

そんな懸念(?)をよそに、タテジマのシグネットリングは横山典弘騎手の鮮やかな手綱さばきに応えて見事差し切り。デビュー3戦目で未勝利脱出を果たした。前出の会員さんも大喜び。いやあ、おめでとうございます。福島まで来たかいがありましたね。

4r 

「強い勝ち方に見えただろうけど、馬自体は前と変わってない。良い意味でも悪い意味でもね。ここまで待って相手が弱くなったから、強く見えただけ。でも、強くなる余地はじゅうぶんあるから、まあ長い目で見てよ」

横山典弘騎手の言葉は一見辛辣だが、正直で何より分かりやすい。調教師は芝への挑戦も示唆していた。なにより、デビュー当時から「先々の馬」と言われてきた一頭が、未勝利を脱出した意義はとてつもなく大きい。

シグネットリングの父はルーラーシップで、母はJRAで3勝を挙げたロイヤルネックレス。ちなみに今年の募集馬でもタテジマのルーラーシップ産駒はまだ4頭に残口がある。

 ジョリーノエルの16 ♂ 3600万円(美浦・手塚)
 スターリーロマンスの16 牝 1800万円(美浦・畠山)
 ラントゥザリードの16 牝 1800万円(栗東・本田)
 アラドヴァルの16 牝 1600万円(栗東・西浦)

特にアラドヴァルの父はシンボリクリスエスだから、シグネットリングと同じ配合。しかも3代母はアイリッシュダンス。それでこの価格なら悪くないですよ。―――なんて言うくらいなら、私が申し込んじゃおうかなぁ。

ついでに紹介しておくと、ロイヤルネックレスの1歳馬。つまりシグネットリングの半妹も社台サラブレッドクラブで募集されていて、しかもまだ残口がある。

 ロイヤルネックレスの16 牝 2000万円(栗東・飯田)

父は既にJRAで3頭が勝ち上がったロードカナロア。しかも、シグネットリングと同じキングカメハメハ系種牡馬だから、配合の相性も悪くない……と思う。

12r 

この日の福島では猪苗代特別でもタテジマのトゥルーウインドが完勝。さらに3レースと12レースで吉田照哉氏の服色が1着ゴールを果たした。タテジマの逆襲は、ここ福島から始まるのかもしれない。

 

***** 2017/07/02 *****

 

 

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