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2017年7月23日 (日)

馬のまち

小淵沢で馬術競技を見たり清里の牧場を回ったりしているうちに、あっという間に4日間が過ぎてしまった……。短い夏休みもおしまい。つい夏空を見上げてしまう。

Neko 

私と同世代の方は「清里」と聞くと若干ミーハーなイメージを持たれるかもしれない。なにせバブル当時の清里は原宿と変わらぬ賑わいだった。しかし、この界隈は古代より「柏前の牧」と呼ばれ、古くから知られた馬産地である。遠く孝謙天皇の当時(西暦750年頃)は都からはるばる勅使が遣わされていたというから、国政上かなりの重要拠点であだった。今はウシが寝そべってるだけの閑かな場所だけど。

でも、最近はウシにも興味が広がっているので、『清泉寮』の牧場なんぞにも行ってみるわけだが、あらためて行ってみるとなかなか素晴らしい牧場ですよ。ただ単にソフトクリームが有名な観光スポットというわけではない。詳細はいちいち書かないけど、牧草ひとつとっても実に奥が深い。冒頭の写真は、その牧草の上でくつろぐ清泉寮のネコ。

ウシに興味が広がっているというのは決して嘘ではなくって、こないだカメラマンの方と日高の牧場経営について話した中に「サラブレッドと同じだけ手間をかけてウシを育てれば、相当高い評価を得るんじゃないか」というのがあったんですな。膨大な手間と経費をかけても10万とか20万で買い叩かれるサラブレッドがいるのだから、「ウシの方が儲かるかな」と考えるのは自然な流れである。

イギリスやアイルランドの生産牧場ではサラブレッドと肉牛とを同じ放牧地に放しているところが珍しくない。

初めて見た時は「なんだありゃ?!」「放牧事故か?」なんて思ったりもしたけど、一般的なことだと聞いて二重に驚いたことを思い出す。ウシは牧草の先端の柔らかい部分を、ウマは根元の歯応えのある部分を好んで食べるので、むしろ好都合なのだそうだ。アイルランドにおけるゴドルフィンの生産拠点キルダンガンスタッドで、父ダルシャーン、母ホーメージの当歳馬(マークオブエスティームの全弟)が巨大な肉牛と並んで草を噛んでいる姿を見た時はさすがに違和感があったけど。

Hyousiki 

ところで馬術競技会「八ヶ岳ホースショー」は今日が最終日だが、今週土曜(7/29)には「八ヶ岳ホースショー in こぶちさわ」が開催される。親子を対象にした馬にまつわるミニゲームから始まり、ホースショーでの人馬一体の華麗なる演技、そして、高原の夜空を彩る打ち上げ花火でクライマックスを迎える、馬のまちの夏を彩る一大イベント。馬を使った祭りは数あれど、炎を使った演目は珍しい。旅行で小淵沢・清里界隈を訪れる予定がおありの方は、立ち寄ってみてはいかがだろうか。

Chirashi 

 

***** 2017/07/23 *****

 

 

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