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2017年6月 1日 (木)

ホテルフライの悲劇

今日から6月。ということはJRAは夏競馬に切り替わる。2歳競馬が始まり、未勝利を除く3歳馬は古馬と対戦しなければならない。夏の旅打ちのスケジュールもボチボチ考え始める頃合いだろうか。

競馬だけではない。6月は人事の節目でもある。実はこのブログをお読みいただいている方が、今日から某スポーツ新聞社と深く関わるようになるらしい。本稿ではことあるごとにスポーツ紙に厳しいことを書き連ねてきたわけだが、そういうことであれば、もっと厳しいことを書きたくなるのが人情というもの(笑) さっそく書くことにする。

そうは言っても、内容は昨日の続きみたいなモノ。すなわち、いかにして間違いを減らすかである。そのために我々はゲラと格闘している。紙に印刷して読む……。チェックの手段としてこれに勝るものはない。

だが、それでも間違いは起こる。特に最近目に余るのはネットニュース。しかも配信元は大手の新聞社だったりする。

種牡馬の最多勝記録はいまだにノーザンテーストが保持している?

News1 

5着に敗れた馬が次走で“連勝”を狙うらしい。

News2 

スポーツ紙でなくても間違える。海老名上空から富士山方面にレンズを向けて、どうやったら「東京に向かう車のテールランプ」を写すことができるのだろうか?

News3 

勝手な憶測だが、こうしたミスは「使いまわし」によって生じることが多い。過去の似たような記事を引っ張り出してきて、固有名詞や数字といった部分だけを書き直して出稿するのである。べつだん珍しいやり方ではない。パソコンがこのような執筆スタイルを可能とした。だがしかし、ひとたび修正漏れがあれば、それはただちに誤報となって世間に曝されてしまう。

いずれも第三者がゲラを読めば気付きそうなものばかりだが、ネット上のニュースを公開する過程において、ゲラというものは存在しないのかもしれない。間違っていても修正することができる。それよりも速報性を大事にしたい。そこは新聞社ごとのやり方の問題。だが、あまりにひどければ信用に関わる。

―――なんて偉そうなことを言っておきながら、本稿も間違いと無縁ではいられない。5月24日付「じゃがいも三昧」を何気なく読み返していたら、「ホテルウイング」「ポテトフライ」と書くべきところが、あろうことか「ポテトウイング」「ホテルフライ」となっているではないか。うひゃー!

原因は誤変換。最近のスマホは頭が良過ぎるのか、「ほ」と打つだけで変換候補に「ホテル」のみならず「ポテト」まで表示されるのだから凄い。だが、その高性能ぶりに私の方が付いて行けないので、「ホテル」と打つべきところに「ポテト」を選んでしまい、「ポテト」と打つべきところに「ホテル」を選んでしまうのである。「ポテトウイング」は何らかの料理名の可能性もあるが、「ホテルフライ」はいくらなんでもなかろう。ともあれ個人が匿名でやっているブログのこと。平にご容赦いただくほかはない。

パソコンやスマホの発達は執筆作業を楽にする一方で、修正漏れによる誤報や、変換ミスによる悲劇を生み出した。いつも書くことだが、新しい便利はそれと等量の不便をもたらす。そんな法則を噛み締めつつ、今後もスポーツ紙には愛を持って厳しい視線を注いでいきたい。

 

***** 2017/06/01 *****

 

 

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