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2017年6月29日 (木)

たとえゲートで遅れても

大井競馬場は昨夜の喧騒が嘘のような静かな滑り出し。パドックでは1レースの出走馬8頭が周回を始めている。

Padock 

1レースは2歳の獲得賞金85万円以下による一戦。JRA風に言えば未勝利戦だが、1着だけでなく2着になったこともないメンバーの集まり。だから前走3着の馬が人気になる。

実際、このレースで1番人気に推されたバジガクアリアも前走で3着だった。だがスタートで行き脚がつかない。直線に向いても3番手の内。そのまま前を塞がれて万事休すかと思われたが、前を行く馬と内ラチ沿いとのわずかな隙間をこじ開けるように伸びて、嬉しい初勝利を飾った。なかなかイイ根性をしている。

1r 

ひとつ置いて、3レースは3歳馬の獲得賞金218万円~275万円のメンバーによる一戦。この金額だと、未勝利馬もいれば2勝馬もいる組み合わせになる。JRAで3歳未勝利馬と3歳2勝馬でレースをすれば、さすがに2勝馬が勝つだろうが、地方ではそうなるとは限らない。実際、このレースはここまで6戦して未勝利のペタルーダが、2勝馬たちを相手にしなかった。スタートで出遅れて、仕方なく大外をぶん回して、それで4馬身差の圧勝である。しかもそれが圧倒的1番人気なのだから、ファンの見る目も正しい。

3r 

まあ、ノーザンFのクロフネ産駒なのだから、もともと素質は一枚上の存在ではあった。外厩先のミッドウェイファームでも、あのステップオブダンスをアオる動きをしていたのだから、能力を出し切ればこれくらい走っても不思議ではない。これまでは馬が競馬を分かっていなかったフシがある。だが、今日のレースを見る限りひと皮向けた印象がありあり。ついに素質開花かもしれない。

「一歩目で躓いた時は“終わった”と思った」

調教師はそう言って胸をなでおろした。

しかし待てよ……。このフレーズ、どこかで聞いたような気がするぞ。つい最近だ。なんだっけ……? うーむ。

Teio 

そう、昨夜の帝王賞を勝った福永祐一騎手だ!

逃げ馬のケイティブレイブで出遅れたのだから、心中察するに余りある。それがまさかの差し切り勝ち。同じような展開が2日続いた。思えば1レースのバジガクアリアのレースぶりも然り。たとえ先行馬が出遅れたとしても、焦らずに終いの脚に賭ければ勝負の行方は分からない。騎手はもちろん、見ている方も諦めることはやめよう。むろん、実力が伴っていればの話だが。

 

***** 2017/06/29 *****

 

 

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コメント

お疲れさまでした。あの猫たちは見るからに幸せですよねcat

投稿: 店主 | 2017年6月30日 (金) 13時43分

店主様
今晩は。昨夜のケイティブレイブは鮮やかでしたね。アドマイヤマックス産駒のG1勝ちはスルメよりも味わい深かったです。
私事。先週念願のイクタさんを訪問させて頂きました。豚さんはグラタンにて…メインは鶏さんでしたが何も素晴らしい味わいでした。ありがとうございました。胃袋が破裂しそうになりながら店を出ると水銀灯の下で猫がオオミズアオをハンティングしていました。猫もオオミズアオも好きな私としては複雑な思い出( ˘ω˘ )そして内地の不快な湿度に身体が慣れぬ6月末が過ぎて行きます。

投稿: すかどん | 2017年6月30日 (金) 00時08分

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