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2017年6月 4日 (日)

マジックストームに捧ぐ

開催2日目の東京競馬場は間もなく5レースの2歳新馬戦を迎える。

Padock 

昨日付で書いたように、注目はステルヴィオ。「勝っておかしくない」と書いた。だが出馬表をあらためてチェックしてみれば、堀厩舎のディープインパクトが出ているではないか。その名はサトノオンリーワン。昨年のセレクトセールで1億2500万で落札された一頭である。しかも鞍上はモレイラ。これはこっちに勝たれても仕方ない。そう思って眺めていたのだが……、

5r 

おお、勝った!

新種牡馬ロードカナロアはこれが初勝利。募集価格は4000万だからステルヴィオもじゅうぶん高額なのだけど、それでも1億超えのディープ産駒に勝つと多少なりとも革命感を覚える。しかも1分34秒8の勝ち時計は、この時期の2歳戦としては異例の速さ。それもロードカナロアの血の為せる業か。今年の社台&サンデーの1歳募集馬には、なんと22頭ものロードカナロア産駒がラインナップされている。この勝利で俄然注目される存在になることは避けられない。

今日のメインは安田記念。ロードカナロアが距離の壁を突き破ってから、もう4年が経つ。

Load_2 

これも昨日付で書いたこと。「イスラボニータとグレーターロンドンの1点勝負」だと。だが、実際に競馬場に行けば、それだけで収まるはずもない。特に私には、この馬をずっと買い続けているという事情もある。

Baken 

ラップこそ違えど、まるで昨年のVTRを見るかのようなレース展開であった。直線の坂を過ぎて、さらにもうひと伸びしたのも、去年と同じ。もう後続は追い付けない。カメラのファインダーを覗きながら「よっしゃあ!」と叫んだその瞬間、フレームの下半分を緑色の勝負服が一直線に切り裂いた。

Goal 

「サトノアラジンがついにGⅠを勝った」

今年の安田記念をひと言で表せば、それに尽きるであろう。25戦目でついに掴んだ歓喜のゴール。国内のレースでは距離不向きの菊花賞を除いて、すべて1~3番人気に推されてきた大器が、今日に限れば7番人気に甘んじていた。もはや人気などいらなかった陣営は気にも留めぬかもしれないが、我々は猛省しなければなるまい。良馬場と外枠はサトノアラジンがひたすら願い続けた条件だった。

サトノアラジンはエリザベス女王杯を勝ったラキシスの弟。セレクトセールで1億3000万円の高値で取引されたのはダテではない。母・マジックストームの偉大さを思う。だが、残念なことにマジックストームは昨年5月に急逝したばかり。今回の安田記念は天国の母に捧げる勝利にもなった。サトノアラジンの妹のフローレスマジックも、やがて大きなタイトルを獲るに違いない。

ちなみに、マジックストームが残した最後の産駒はハーツクライの1歳牡馬。今年のサンデーサラブレッドクラブの募集にかかり、美浦の堀厩舎に預託されることも既に決まっている。募集価格はハーツ産駒としては破格の1億円。しかしそれでも応募は殺到するはず。いずれにせよ私には縁がない。それなら逃げて1分31秒5で粘ってみせたロゴタイプ(募集価格1000万円)のような馬を探すことにしよう。それにしても、惜しかったなぁ……。

 

***** 2017/06/04 *****

 

 

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