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2017年5月24日 (水)

じゃがいも三昧

ホテルウイングインターナショナル千歳内のレストラン『ゆめぜん ぽてと』には、「ぽてとのポテトフライ」という一風変わった名前のメニューがある。

Potato1_2 

ご覧の通り、その正体はごく普通の皮付きのポテトフライ。使用するのは甘みの強い北海道産のキタアカリで、包丁ではなく手で割ってから揚げるらしい。そのひと手間で味が変わるそうだ。言われてみれば、たしかに食感が違う。「カリッと感が増している」と書けば近いだろうか。

さて、ホテルを出て数分。地元住民に愛され続ける居酒屋『あじ彩』が暖簾を掲げていた。

新千歳空港内に勤める友人に連れてきてもらったのは、もう20年も前の話。当時は安くて美味いのに空いてるだけの(?)、単なる穴場的一軒だった。だが、ミシュランガイド北海道版にビブグルマンで紹介されてからというもの、状況は一変。いまや、わざわざ道外から訪れる客もいる人気店である。まあ、私もその一人ではあるのだけど、それでもクオリティが大きく落ちなかったことは、せめてもの救いであろう。

店の看板メニューは、新鮮な真ツブや、白老牛のサイコロ焼きなのだが、私のお気に入りは当然コチラ。

Potato2 

「じゃが芋の乱れ揚げ」は、一口大に切ったジャガイモの素揚げに過ぎないのに、なぜかこれがことのほか美味い。その大きさに秘密があるのか、塩加減が絶妙なのか、あるいは店主が特別な訓練を施したジャガイモなのか、その辺りは謎のままだが、地元客のほとんどが注文しているところを見れば、私一人が美味い美味いと騒いでいるわけではあるまい。ジャガイモの素の味がストレートに伝わってくる逸品。ミシュランが目を付けるのも頷ける。

Menu 

帰途に新千歳空港の土産店「カルビープラス」をチラッと覗いてみたら、ポテトチップスの袋はひとつとして置かれてなかった。昨年の水害の影響で、ポテトチップス用のジャガイモは供給不足が続いている。そんな状況下でポテトフライを思う存分味わえる幸せを噛み締めたい。

そんなわけで、羽田に降り立つや大井競馬場に直行。脇目もふらずにLウイング1F『東京ロテサリー』に向かい、ポテトを注文した。

この店ではトッピングソースを選べるシステムになっているのだが、私はそれを断ることにしている。ケチャップさえ必要としない。チキンから滴り落ちた脂をたっぷりまとったジャガイモをひと口頬張れば、口の中で旨味と甘味が激しくせめぎ合う。この店のジャガイモとて、いた品薄になるか分からぬ。そう思うと、余計に美味い。

Potato3 

ところで、冒頭の「ぽてとのポテトフライ」を、同じ系列ホテルのウイング苫小牧でも出してもらえないだろうか。来月はそちらに泊まることが、既に決まっている。一流のフレンチより、一皿のポテトフライの方が私にはずっと嬉しいのだが……。

 

***** 2017/05/24 *****

 

 

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