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2017年5月23日 (火)

初夏のストーブ

寒い寒いと騒いでいるのは東京の人間だけかと思ってたら、さすがに地元の人でも寒いと感じるようで、札幌競馬場の厩舎にはストーブが焚かれていた。

Stove 

いやあ、暖まりますねぇ……って、オイ! 真夏日の陽気に焼かれたオークスからまだ2日しか経ってないじゃないか。極端過ぎて年寄りの身体には堪える。

ともあれ札幌競馬場はHBAトレーニングセール。公開調教は昨日のうちに終わっていて、今日は1日かけてセリが行われる。スタンドのホールには即席の、しかし立派なセリ会場が設営され、セリの開始を静かに待っている。

さてこちらはホワイトハートの2015。

White1 

ホワイトハートは船橋ばかりで5勝。額のハートマークで人気を集め、2012年のホワイトデーに合わせて出走して話題にもなった。お父さんも船橋の英雄・フリオーソ。その出自を鑑みれば、船橋の関係者にぜひともお声掛け願いたい。

White0 

それにしてもセリというものは、見るほどに不思議だ。まったく手が挙がらない時間帯がしばらく続いたらと思ったら、一転して掛け声が止まらなくなったりする。上場馬の質に偏りがあるわけではない。あたかも低気圧と高気圧が交互にやってくるように、会場全体を支配する“空気感”のようなものが、落札結果を左右しているように思えてならない。人間にしてみれば単に金の問題だが、馬にとっては一生の問題でもある。誰もがモーリスになれるわけではない。

White2 

おかげさまで、ホワイトハートの2015は520万円で落札していただいた。ご購入いただいたのは岩手県馬主会様。ありがたい。ありがたいが、岩手は遠いなぁ。

……なんて思いながらパドックに出ると、船橋の某調教師にばったり遭遇。「なぜ買わない!この血統はアンタの血統だろ!」と怒鳴りたくなる気持ちをグッと堪えて、「良い馬はいますか?」とにこやかに声をかけた。どうやら、欲しい馬は後半らしく、前半は模様眺めに徹しているらしい。

つまり、そういう事情も含めて「セリ」なんですよね。208頭もいれば、つぶさに全頭見て回るのはどだい無理な話。誰もがジャガーメイルになれるわけではない。

それでふと思い立って、無理矢理時間を作ってジャガーメイルを見にノーザンホースパークに立ち寄った。滞在できる時間は15分。そんな私の事情を察してか、厩舎の窓から彼だけが顔を出してくれたのである。これが今回いちばんの奇跡に違いない。

Jagur 

今年のHBAトレーニングセールでは155頭がめでたく落札。その中から、第二のモーリスやジャガーメイルが登場することを願ってやまない。

 

***** 2017/05/23 *****

 

 

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