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2017年5月13日 (土)

27年ぶりの23秒台

雨に煙る東京競馬場はレースが始まってもお客さんはまばら。馬場状態は芝が「重」でダートは「不良」。京王杯SCが道悪(重・不良)で行われるのはシンウインドが1分23秒3で勝った1990年以来のこと。以来26年間、このレースは1分19秒台~21秒台で決してきた。

Tokyo 

レースレコードは昨年のサトノアラジンが叩き出した1分19秒6。上がりは究極とも思える32秒4だった。だが、今年の馬場状態でそれを期待するのは難しい。レース史上2頭目の連覇を目指すサトノアラジンの前に、無情の雨が立ちはだかる。

京王杯SCは今年が数えて62回目。その長い歴史の中で、スティンガーが2000-01年に唯一の連覇を果たしている。01年といえば馬齢表記が国際基準に合わせて満年齢に変更となった年。ゆえにスティンガーは京王杯SCを「5歳」で二度勝っている。

Stinger 

そんなスティンガーの半弟・アーバニティが京王杯SCで3着となったのが2010年。そして今日、スティンガーの全妹ベルモットの息子・レッドファルクスが京王杯SCを完勝してみせた。ちなみにスティンガーの半兄・レガシーオブゼルダも、「京王杯」当時のオータムハンデで3着に入っている。この一族はなにかと京王にゆかりが深い。偉大な母・レガシーオブストレングスに、京王電鉄は無料パスでも贈ったらどうか。

Keio 

勝ち時計は1分23秒2。27年ぶりに23秒台の遅い決着となった。これでは究極の時計勝負を好むサトノアラジンは勝負にならない。

逆にレッドファルクスは芝もダートもこなす二刀流。芝のGⅡを1分23秒2で勝ったかと思えば、ダートの1400mでも1分22秒6の勝ち時計を持つ。昨年スプリンターズSを勝った直後に、陣営がJBCスプリント出走をほのめかしたのは有名な話。その一方で芝1200mのCBC賞を1分7秒2で勝つスピードも備えている。

GⅠ級の力を持っていながら、その一方でいろいろと注文が付く馬も少なくない中で、馬場もペースも問わないレッドファルクスの能力は大きな強み。マイルは2歳未勝利で一度だけ走って大敗だったが、中山の15番枠を思えば度外視もできる。時計が時計だけに今年の京王杯は評価されにくいだろうが、意外と安田記念もあっさりクリアしてしまうかもしれない。

 

***** 2017/05/13 *****

 

 

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