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2017年5月20日 (土)

鬱になったら

昨日の夕方、とある社台の会員さんと久しぶりに会ったので、その流れで酒を飲んだ。「ふんじゃ軽く飲む?」。そう言って、馴染みのうどん屋の暖簾をくぐったのだが、なんだかんだでハイボール10杯ずつ。泥酔のあまりシメのうどんなんて食べられる状況ではない。久しぶりのせいかちょいと盛り上がり過ぎた。

もともとは週イチで飲んでいた相手。それが久しぶりになったのは事情がある。年明けくらいからメールの返信が来なくなった。携帯に電話しても繋がらない。これはヤバいかな……と思っていたから、「実は鬱になっていた」と切り出されてもさして驚くこともなかった。

なにせ私も鬱の症状に悩まされた身。だから相手の行動や言うこともよく理解できる。私はちょうど去年の今頃。競馬場の仕事をやめた直後だった。それで競馬への興味が薄れるのは仕方ない。だが驚いたことに、自分自身のことを含めたあらゆる興味も一緒に失われていくのである。そこには当然メールも含まれる。興味が起きないからいっさいの行動をしない。結果、昼夜となく寝て過ごすことになる。

馬券仲間に誘われても「負けるに決まってるから」と断ってしまう。北海道のセールに行くことになっていたのも、「どうせ売れない」と思い始めたらもうダメ。帰りの飛行機で疲れ果てている自分を思い浮かべる。無理だ。行けない。結果キャンセル。そんな日々が夏まで続いた。

鬱には競馬が有効だとする説があるらしい。まあ、競馬が気晴らしになることは周知の事実。当たり外れは関係ない。馬を見るだけで癒されることもあろう。だが、もともと競馬にどっぷり浸かっているような人には、逆に競馬がストレスになり得る。だから私は競馬を遠ざけるように心がけた。代わりに目を向けたのは馬術競技。昨年のブログを読み返すと、たしかに馬術競技に関する記述が多い。

件の会員氏も似たような対処をしているという。馬券は買わない。社台の1歳馬も今年は買わないし、募集馬のカタログもいっさい見ない。まあ、そのおかげで、こうして飲んで話せるようになっているのだとすれば、それもヨシとすべきであろう。

Faron 

6度の英チャンピオンジョッキーと3度のダービー制覇を誇り、短期免許で来日したこともあるキーレン・ファロン騎手の引退の理由は、重度の鬱病だった。たかが心の問題―――。そうも簡単に言えない時代である。

 

***** 2017/05/20 *****

 

 

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