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2017年4月 6日 (木)

トレーニングセールシーズン到来

今年も社台さんから千葉ゼリのお知らせが届いた。本格的な春の到来を実感しますな。

Catalog 

HBAトレーニングセールの上場馬も発表されたし、来週は佐賀競馬場で九州トレーニングセールが開催される。さらに道営門別では今日も能検が行われ、これまでに二百頭を超す2歳馬が競走馬への関門をクリアした。巷は桜花賞で盛り上がっているかもしれないが、私の心はすっかり2歳馬に向いてしまっている。

かつて千葉県富里市で行われていた「両国セリ」が、船橋競馬場で行われるトレーニングセールに姿を変えて15年。都心に近く、社台ファームの良血馬が多く上場されることで、年を追うごとに参加者も増加している。頭数規模ではHBAトレーニングセールにこそ及ばないものの、選抜的な意味合いを持つトレーニングセールとしてすっかり定着した感が強い。いっそのこと「トレーニングセール千葉セレクション」などと名称変更してはどうか。

今年の上場頭数は78頭。キングカメハメハやダイワメジャーといったリーディング上位の種牡馬の産駒が揃う一方で、オルフェーヴル、ロードカナロア、エイシンフラッシュ、そしてノヴェリストといった社台スタリオンが誇る新種牡馬の名が目を引く。むろん母系も良血揃い。毎年のことだが、トレーニングセールだということを忘れてしまいそうだ。

中でも上場番号#20・コイウタの15は、父がロードカナロア、母がヴィクトリアマイルの勝ち馬ということで注目せぬわけにはいかない。トレーニングセールは仕上がり具合や時計を見るものだとは分かっていても、血統に目が行ってしまうのは、千葉ゼリではある程度やむを得ないところがある。上場番号#39・ニフティーハートの15(メス・父ハービンジャー)はシンゲンやヤングアットハートの下。普通に社台RHで募集されても3000万円は下るまい。果たしてどれだけの評価を受けるか……。その鍵を握るのは、言うまでもなく公開調教の走破時計だ。

我が国で本格的なトレーニングセールが初めて行われたのは1997年。当初は手探り感も、そして手作り感も満載だった。なにせ私がカタログ作成や告知を手伝っていたほど。上場馬の大半は売れ残りの2歳馬で、目立つ血統でもなく、公開調教でもハロン13秒なんて時計ばかりが並んでいた。むろん取引成績も芳しくない。それでも日本にトレーニングセールを根付かせようという思いは、関係者の心から消えることはなかった。

あれから20年が経ち、今では公開調教で10秒台連発も珍しくない。HBAトレーニングセールで「メジロフランシスの11」という2歳馬が、21秒80-10秒93という猛時計を叩き出したのは4年前のこと。1000万円で落札されたその馬は、のちに「モーリス」と名付けられ、世界をまたにかけて活躍した。20年前を知るひとりとして、隔世の感を禁じ得ない。

Yasuda 

もちろん今年のHBAトレーニングセールも見どころたっぷりの予感が漂う。なにせ230余頭が上場を予定。こちらにもロジユニヴァースやエスポワールシチーといった新種牡馬の産駒が登場する。ちなみに私の注目は、上場番号#36・ホワイトハートの15。額のハートマークで船橋のアイドル的存在だったホワイトハートと、同じく船橋が誇る名馬フリオーソとの間に生まれた一頭と思えば、ぜひとも船橋で走る姿を見てみたい。そんなわけで船橋の調教師の方におかれましては、先を争ってお声掛けをお願いいたします。

 

***** 2017/04/06 *****

 

 

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