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2017年4月21日 (金)

日本で2番目に早い新馬戦

火曜の道営門別に続き、日本で2番目に早い新馬戦が間もなくここ大井で行われる。

昨年は取消などもあって4頭立て。今年はこれまでに二度に渡って行われた能験の合格馬がすべて出走してきた。とはいえ、それでも7頭でしかない。しかも馬主単位で数えれば4馬主であり、厩舎単位で数えても4厩舎のみ。2歳競馬のスタートがこの時季に前倒しされて3年目だが、南関東の関係者の間では、早過ぎるデビューに慎重な声がなお根強い。

そうこうするうちにファンファーレが鳴った。私はゴール前のラチ下にしゃがんでスタンバイ。大型ビジョンには最初にゲートに誘導される3号馬が映し出されている。

ところが、その馬がなかなかゲートに入ろうとしない。勢いをつけてもう一度。やはりダメ。今度は後ろ向きにゲートに近づけて、クルリと反転。しかしゲートを見ると途端に後ずさり。あとはその繰り返し。3分が経ち、4分が過ぎた。当然ながらまだゲートは空っぽ。

「曇ってはいますが、にわかに雨が降りそうな空ではありません」

「父はロージズインメイ、母の父はリンカーンです」

実況アナも必死に繋ぐが、それでも5分は長い。そんな時、不意にスタンドから歓声が挙がった。3号馬がゲートに収まったのである。よし! あとは残る6頭をさっさと入れてしまおう。でないと私の膝が限界。これ以上しゃがんでられない。

しかし、それが入らないのである。5号馬はすんなり入ったが、あとは全滅。こういうのは伝染するもの。みんなイヤイヤして入らない。ようやくゲートインが完了した頃には、ファンファーレから10分が過ぎていた。あぁ……、もう両足が痺れて立ち上がれそうもない。

最初にゲートインした3号馬は自業自得だからまだいい。気の毒なのは、おとなしくゲートに入ったのに、5分以上待たされた5号馬である。果たしてこれを「真正な発走」と言い切れるのか。2歳のデビュー戦だからと笑って済ますわけにはいくまい。

大井が新馬戦の開始時期を4月にしたのは、むろん道営を意識してのこと。しかし、その道営では既に240頭もの2歳馬が能検に合格している。先日の門別の新馬戦は8頭立てだったが、大井とは母数が違う。選りすぐりの8頭である。しかも道営は能検を受ける前に、「ゲート練習」と呼ばれるゲート試験を二度合格しなければならない。それぐらい徹底しているのである。道営の関係者は、今日の大井の新馬戦をどう見ただろうか。

大井で4月に新馬戦が行われるようになって2年。そこでデビューした11頭のうち7頭が、実は1年以内に引退に追い込まれている事実がある。4月の新馬戦は機能しているのか。今日のゲートの一件も検討材料に加えたい。

Kurosuke 

ところで今日のレースを勝ったのは、すんなりとゲートに入ったのに、ずーっと待たされた5号馬・クロスケ。ゲートに5分間も押し込められていたのに、直線だけで5馬身差だから凄い。それがせめてもの救いだった。

 

***** 2017/04/21 *****

 

 

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